人の爪を笑うな
20210906
5年以上に前に「フツウ?」というエッセイを書いた。https://note.com/tsunagaru0607/n/n75e690b9782c
皆当たり前みたいな顔して暮らしているけれど何も問題を抱えていない人など誰もいない。(中略)人はその基準すら曖昧な「普通」という言葉を測りに、自分が幸せかどうかまで確認しようとする。「世間並」「平凡」などと言葉を変えて、自分が異常でないことに安心し、一方で特別な才能がないことに落胆し、「普通でもいい」と呟く。
こんなことを書いたのは、こんな概念なくなればどんなに自由に生きられるかという自分への救済でもあり、また、普通の生活をしているだけですごいことなのだぞと伝えたい気持ちもあった。
眠い目をこすりながら朝起きて、ご飯食べて、マスクして学校行って、帰ってきたら宿題して、ゲームしていても寝る前には翌日の準備して、眠り、また次の日起きて……8才の息子の生活をそばで見ていると、本当にえらいなと思う。思わず「今日はもう休んだら?」なんて言いそうになる時があるほど子どもは懸命に社会に添おうとしている。
コロナ禍で以前にも増して「スタンダード」のハードルが上がっている今、これを機に社会全体が「毎日生活しててえらいぞ」と互いの頑張りをほめ合ったり、自分に甘くしたって許される世界にもっとなればいいと思う。
今、たくさん我慢している子どもたちや若者世代には特にね。
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