守破離の「守」を徹底的に。
stay homeが定着して、
家で過ごす時間が圧倒的に増えた娘が
ちょくちょくご飯を作ってくれるようになった。
書棚の奥から、私が新婚当時に買い揃えていた料理本を引っ張り出して、あれこれ見繕っている。
今日はランチにカルボナーラを振舞ってくれた。いや、美味しくてびっくりした。味だけじゃなくて、見た目もとても美しくて、びっくりした。
元々手先が器用で、絵的センスのある娘。几帳面な性格が料理にも表れているように思う。
本をちゃんと読んで、きちんとマニュアルを守って作っていく。
私とは正反対。
大雑把で雑な私は、本も斜め読み。思い返せば、料理初心者のころから材料や調味料をきちんと測るなんてほとんどしていなかったことを思い出した。苦笑
娘は本当に忠実に計量をして、時間を測って。
鍋の前でひたむきに待っている姿を見ているだけに、出来上がった料理のクオリティの高さから、「守破離」という言葉を改めて思い出した。
まずは徹底的に「守」に徹すること。ここを蔑ろにして、自分を過信する方向に陥ることは多々あると思うけれど、何事もまずは「守」を完璧に身につけること。
料理に関していえば、どうやら私はこれを怠ったようだ。
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