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なるかみの

今日は全国的に雨。

こんな日にいつもある和歌を思い出します
新海誠作品の中で一番好きな
言の葉の庭、の作中に登場する和歌です

雷神の 少し響みて さし曇り 
雨もふらぬか 君を留めむ
雷神の 少し響みて ふらずとも 
吾は留らむ 妹し留めば

雷がなって、空が曇り、雨でも降らないかな。あなたをここに留めておきたいから。

雨が降らなくても、あなたが望むのなら私はここにいる。

という意味の和歌です。

当時高校生の私は言の葉の庭を読んでまさに雷に打たれたような衝撃を受けました
物語はもちろんですが、言葉の端々に美しさが宿っていました。
特に雷神の(なるかみの)の一句を心で読むと
あたりはたちまち雨音で包まれたかのように
言の葉の庭の世界に引き戻されます。
だから雨の日は、きらいじゃないです

失敗や困難は切れないハサミと同じように
扱う人のちょっとした工夫が必要です
いつだって失敗を失敗として終わらせるのはあなたです。

雨が上がったらきっと虹がかかります。
それまでどうか上を向いていたいですね。

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