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あたたかな手

先日ご紹介させて頂いた本が、まさかの作者ご本人様に見つけて頂けてとても嬉しかったです。

もう世間は年末に向けて慌ただしいですね。
テレビドラマ「きのう何食べた?」も最終回を迎えてしまいました…。連載初期、地元の古本屋さんのお兄さんが、私の母が手に取り迷っている所をお薦めしてくださったのがきっかけでした。
それからもう10年は経っているでしょうか…本当に大好きで、よく母とシロさん役は誰がいいケンジは?思い付かない!とか妄想しては楽しんでいたのが実現化され…漫画もさることながら、ドラマ版もとても素敵です。
season1のオープニング、エンディング
とっても好きでした。

台所に立つ人は、寒い時期は皆手が冷たくなるかと思います。今どき食洗機もありますが、お野菜を洗ったりなんだりで、「手」がとても冷たくなるんですよね。私も離婚する前のアパートはお風呂以外ガスが通っておらず、いつも冷たくて痛いなぁと思っていました。
けれど自分の作ったご飯を食べてくれる人がいる、一緒に食べられる幸せが、冷たい手をあたたかくしてくれる。私はそんな感覚でした。

今私には色んなことがおきていて、心がとても硬く硬く強張っていて…うまく表現出来ませんが、とても辛い気持ちでした。そんな中、昨日の記事を先生ご本人に見付けて頂き、尚且つ沢山のいいねがついているのをみて少し強張りが解けたように思えました。冷たくなっている私に、沢山のあたたかな手が差し出された様に感じられました。

「あたたかな手」は、ハンバートハンバートさんの曲のタイトルでもあります。お勧めです…。

嬉しい気持ちと、寂しい悲しい悔しい気持ちが混在しています。その気持ちを和らげてくれるのは、文化であり、音楽であり、本でもあります。

あたたかな手をありがとうございます。

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