むま

卑屈な理屈で生きてきた私の退屈な愛の巣窟。先走る感情、進まない筆、大切な記憶の宝庫。感情文ゆえパーソナルスペースです。

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最近の記事

君が歌うから、世界は輝くんだ!

「2024年10月9日」 今日が特別な日になるとは、およそ七ヶ月前までの私は想像だにしなかった。 私の人生を悪いほうに転がしてしまったロックンロールに、愛を込めて。 ↑クリックするだけであの日のあの曲の瞬間に戻れる、画期的だろ~ (私より) ・ 去年のグーパン野音公演、私は人生で二度目の大阪遠征を決めて一人で夜行バスに乗り込んだ。冷たい風が吹く秋の暮れに、大好きな曲たちを広がる芝生で堪能した。会場限定CDを買った。拳が握りしめられた未知のその曲は、初めて聞いたのに涙が溢

    • 大きくて小さいライブハウス

      文字通り殴り書きです。140字じゃ足らないよ〜〜〜〜!!となって。誰も読まないだろうけどネタバレあります、念の為。 ついさっき、Zepp HanedaでBUMP OF CHICKENに会ってきた。私は専門家ではないけれど、人並み以上には音楽が好きでバンドが好きで、ライブにもよく行っている方だと自分では思う。ゼップだって例外ではなくて、東京で、ダイバーシティで、羽田で、横浜で、たくさんたくさん色々な音楽を見てきた。「ゼップ羽田ってこんなに小さかったっけ?」それが会場に入って真

      • ちゃんと幸せになる準備もしてるよ。

        「君だけでいい 君だけでいいや こんな日を分かち合えるのは」 だから私は武道館に行く。 初めてUNISON SQUARE GARDENに触れた日からもうすぐで7年が経つ。20年の半分にも満たない、だけど私にとって大切な時間だ。そんな時間はこれからもきっと続いていく。 バンドから初めましてと言われる曲、所謂出会いの曲というのは誰彼にとっても特別なわけで、私にとってのそれは「10% roll, 10% romance」だった。当時通っていた中学のお昼の放送で突如流れたあのイ

        • 放課前

          2024年3月24日 大阪城ホール 「放課後Jタイム〜15th Special〜」 五ヶ月前の野音で大々的に発表されたそれは、当時から今の今まで私の「生きる」支柱となっていた。一切過言ではなく。 三ヶ月前、21歳になった。 一年前の20歳になった時は成人済というものに実感が沸かなかった。外でお酒が飲めるようになった。タバコを吸えるようになった。実情も大して知らない国民年金への加入を義務付ける紙の入った封筒が届いた。 お酒は苦手だしタバコは臭いし、年金は学生様だから免除して

          打ち上げてくれ、UNISON SQUARE GARDEN。

          nextのnoteを書いていたらなんてこった、困ったことになった。 ライブの日の夜スペースシャトル・ララバイで宇宙レベルの大きな感情を抱いてしまったのだけれど、それをあっちのnoteに書いたらまとまりが掻き消される気がして、、、いやはやどうしたものか。 悩みに悩んだ挙句、こうして別のnoteとして書き出すことにした。あくまであっちに書ききれずにはみ出した部分だけど、まあたまにはこういうのもいいでしょう。 「忘れられない今日になった」というフレーズボトル・バイバイに続いたのが

          打ち上げてくれ、UNISON SQUARE GARDEN。

          「ライブ」は間違いなく、生きている

          「セトリが同じなら何回もライブ行く意味なくない?」 その問いに対する答えが"いいえ"であることを、私は今日、この身を持って再度確信した。 ツアーへの参戦が初めてとなるライブと、セトリを知っている状態で向かうライブとでは心境が大きく異なるのは皆周知の事実だろう。やはり「初めて」を超える二度目というのはそうなかなか創り出すことができないのが現実である。音楽体験を"つくりだす側"は知らないが、"体験する側"の心情の練り出しには総じて超えることのできない壁があると私は思う。 た

          「ライブ」は間違いなく、生きている

          「ライブ」はきっと、生きている

          「セトリが同じなら何回もライブ行く意味なくない?」 その問いに対する答えが"いいえ"であることを、私は明日この身を持って再度確信することになるだろう。 11/6(月) TOUR 2023 "Ninth Peel" next @KT Zepp Yokohama 11/7(火) TOUR 2023 "Ninth Peel" next @KT Zepp Yokohjma 1ツアー内で複数公演行くことは今までもあったけれど、二夜連続で目撃できる貴重な経験はきっとそう多くない。せ

          「ライブ」はきっと、生きている

          私の光

          今日は、素晴らしい夜の話を書きに来た。 【ハンブレッダーズ秋のグーパンまつり2023 大阪城野外音楽堂ワンマン公演】 大阪は二度目だった。 去年の夏、吹田。あの時の纏わりつくような暑さはどこへ行ったのやら、涼しい風が肌を撫でた。夕方になると一気に肌寒さに襲われた。風をよく通す屋外会場の野音は、少し鳥肌が立つぐらいには涼しかった。 おはよう。をかき消すように早々に鳴らされたイントロ、逃飛行。私はもうこの瞬間、大阪まで来て本当に良かったと胸が熱くなった。 後方芝生席はすごく

          私の光

          重責

          「過去を大切にするために、愛しく思うために、今を大切にする」 私はずっとずっとこの呪縛に囚われていて、これから解放されることはもうこの先ないと思うの。思ってるから毎度毎度、このことばかり書いている。 ライブに行くことに良くも悪くも慣れてしまった。何色でもなかった私のパレットは沢山の音楽たちに少しずつその色をもらって、だから最初は鮮やかで綺麗だったのに、今では全てが混ざって汚くなってしまった。 『この曲は定番だしいつも聞いてるからな〜』 『"レア曲"が聞きたかったな〜』

          夜更け

          書き溜めているnoteを夜と共に銀河の果てまですっ飛ばす。 密度の薄い三度目の夏休み、無機質なカレンダーアプリには面白味の欠片もない黒い文字で「ES提出締切」「webセミナー」「企業説明会」と並んでいる。 8月という月はもっと瑞々しくてキラキラしていて、宝石みたいな日々が詰まった31日間だと思っていたのだけれど。 一昨年も去年も、振り返ってドキドキできるような素敵な思い出なんてものは探しても見つからない。 夏は嫌いだ。 纏わりつく熱気が大嫌いだ。 一歩踏み出したらそこは

          夜更け

          be there. 2

          BUMP OF CHICKENは私が私と向き合う機会を何度でもくれる。 それは今日だって、「俺は君を知っているし君のBirthは俺のHAPPYだ」と伝えてくれたから私は今日も私という存在を認めてあげられる。 4/9、宮城県、会うのは二度目、BUMP OF CHICKEN。 この間の名古屋は初日で5月のたまアリも初日だから、二日目の参戦は今日が最初で最後というわけだ。リスナーたちがこぞって「二日目は本当にやばい」と口を揃えるから期待値は雲の上まで跳ね上がっていた。名古屋初日

          be there. 2

          be there.

          「be there*」 測らずも生活をしていくうえで私の側に在り続けている「音楽」は、"私"という存在の一体どれ程を形作っているのだろう。 私たちリスナーは音楽を取捨選択することができる。どのアーティストの、どの曲を聞こうかなあ、と選ぶ。選んだ曲がイヤホンから流れる。CDとラジカセを持っていれば、又はサブスク付きのスマートフォンさえ持っていれば、私たちはいつでもどこでも音楽を聞くことができる。 音楽に、作業を共にするbgmとしての役割を求めるならば、私はどんな曲だってい

          be there.

          初めてライブを観たバンドで曲が始まる前に泣いた話

          私が思う程、私はきっと弱くない。 今日は LIVE HOLICK -ROCK BAND DREAM- に行ってきた。もともと行く予定はなくて、つい三日前のユニゾンのライブがあまりにも脳をぶち抜くほどのかっけぇ音で溢れていて気持ちが良かったから、目の前にライブ予定があり且つチケットも余っているのに行かないなんて選択肢をとる余地はないなとなり急遽行くことになった。もちろん一人で存分に音楽を浴びに行くつもりで。 Hump Backのライブを見るのは今日が初めてだった。曲もたいし

          初めてライブを観たバンドで曲が始まる前に泣いた話

          箱ゾン

          『どれだけ大型イベントが音楽の歴史に意義があって素敵だったとしてライブハウスのイベントが減っていいわけがない。 そこじゃないとわからないロックバンド体験があるのだ。』 (USG‐BLOG 小生田淵がよく喋る2023年1月) ユニゾンのライブはつい先週観たけれど何度足を運んでも愉しいものはそうなわけで、まさか当たるとは思ってもみなかったけれど今日のライブもワクワクソワソワとしながら待望していた。 昨日のバニラズのライブもそうだけど、ライブっていつも、自分が出演してステージに

          箱ゾン

          生きるということ、私のこと

          この地球に生きる全ての人、全ての動物それぞれに各々の生がある。 アインシュタインもパブロ・ピカソも、ジャンヌ・ダルクだって、彼らの人生とその偉大さは伝記として後世の人々へと長い間伝え続けられている。 私の祖母が亡くなっても、祖母の人生が伝記になったり歴史年表に生前の行動が記されたりすることはなかった。祖母がいなくなった世界では、祖母が生きていた頃と変わらずさも何事もなかったかのように今日まで時が流れ続けている。 だからといって私や妹、両親、おじ、祖父の心から祖母は跡形も

          生きるということ、私のこと

          混沌

          季節が夏から秋へと変わり、冬がもう顔を出している今日この頃 9月の下旬、『kaleido proud fiesta』へ足を運んでからまだ二ヶ月も経っていないことに、月日が流れるのは早いようで遅いようで驚きが隠せない。『fiesta in chaos』が発表された夏、私は将来について自分なりに真剣に、頭が捻じ曲がるほど悩み考えていた。つい三ヶ月前のことだけれど。「就活、将来に備えて」というのは一つのきっかけでもあったのだけれど言ってしまえば建前で、金欠であったこともあり"ライ