産業ケアマネだからできる!!
株式会社介護屋宮﨑 取締役
ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長
山﨑 理央
介護不幸ゼロを目指す取り組みをしています。
介護を受ける人も、介護をする人も、
幸せになる介護の形を作るために産業ケアマネだからできることを一緒に考えましょう。
仕事と介護の両立を当たり前の選択肢にするために
皆さん、こんにちは。
ケアマネジャーを紡ぐ会 奈良支部長の山﨑みちおと申します。
今日は日頃活動している仕事と介護の両立支援について考えていることをお伝えしたいと思います。
皆さんは【介護離職】という言葉を聞いたことありますでしょうか。令和5年7月に総務省が公表した「就業構造基本調査」では年間10万6千人が介護を理由に仕事を辞める選択肢を選んだ現実が分かりました。毎年約10万人の方が介護を理由に仕事を辞めているんです。
超少子高齢化・人口が減少していく日本に於いて、これから労働者人口の低下、つまり働き手が少なくなる切実な問題を迎えます。そして介護問題は労働者人口の減少に直結する問題ですが、実は介護離職よりも大変な介護の社会問題には隠れています。
それは【仕事と介護の両立】です。
経済産業省は介護により年間9兆円にのぼる経済損失がでると試算しています。
その内訳は、
介護離職により約1兆円。
仕事と介護の両立によるパフォーマンスの低下等により約8兆円。
つまり、
望まない介護離職を防ぐことだけでなく、いかに介護を抱えていてもパフォーマンスを落とさずに仕事と介護の両立ができるのか、この視点が大切になります。
産業ケアマネだからできる
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