安心できるくらしを、シングルマザーに。〜シングルマザー特化型/インサイドセールス支援事業リリース〜
こんにちは。小原です!
Tsumugu Works株式会社(つむぐワークス)という会社を設立しました。
「安心できるくらしを、シングルマザーに。」というミッションを掲げ、
シングルマザー特化型・インサイドセールス代行事業を運営しています。
「子育て」と「収入」を両立できる働き方で、
日本のシングルマザーのワーキングプアを改善することを目指して、
事業を運営しています。
法人登記自体は2021年3月30日で1年半前になりますが、
事業の方向性が固まってきたため、報告です。
現在、数名のシングルマザーの方に社員として入社いただき、
新規事業の立ち上げフェーズの商材を中心に、インサイドセールスの仕事を請け負っております。
本事業を立ち上げるまでには、
認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむさん、
認定NPO法人フローレンスさん、
に大変お世話になり、現場の第一線で「シングルマザーの就労支援」や「母子世帯特化の精神科訪問看護」の立ち上げに関わらせていただきました。
全くの素人を受け入れてくださったこと、感謝です。
現場に触れることで、
「第三者が積極的に介在する価値」と「社会が生み出す皺寄せの意味」を
強く感じることができました。
学んだことを存分に活かして、Tsumgu Worksでは、
「シングルマザー、ひいては子育て世帯全体の働き方」という切り口から、社会問題に真正面から向き合っていきます。
何を目指すのか?
Tsumugu Works(つむぐワークス)は、Visionである、
「子育て」と「収入」を両立できる働き方で、
日本のシングルマザーのワーキングプアを改善する を目指します。
上記の図の通り、
「ひとり親世帯」×「相対的貧困層」に該当する、約62.5万世帯を最優先対象世帯としています。
生活困窮度が相対的に高い「ひとり親世帯」の方が活躍できる社会は、子育て世帯全体、ひいては女性が活躍しやすい社会であると仮定し、対象を捉えています。
日本のひとり親世帯の状況は悲惨です。OECDで比較すると、就労率が1番高いにも関わらず、相対的貧困率がワースト1位という結果です。離婚や死別でひとり親になる可能性が誰にしもある中で、その2人に1人は貧困に陥るのが現実です。他人事では決してありません。
上記のように、日本のひとり親世帯の貧困の原因は、複合的要素が絡み合っていますが、センターピンは労働問題だと捉えています。
この労働問題は収入だけが増えれば良いという問題ではなく、
「子どもと過ごす時間を大切にしながら」という大前提が重要だと捉えています。(ダブルワーク、トリプルワークで身体を壊してしまう方も少なくありません)
そのため、Tsumugu Worksでは「子育て」と「収入」の両立ができる働き方を生み出し、広げていきます。
完全在宅勤務、完全週休二日制(土日祝)、時短勤務可能、フレキシブルな勤務時間、を絶対条件としながら、収入を増やしていきます。
そして、このような安定した働き方が、
安心できる生活の土台を築き、ポジティブな心の変化を促進して、
親、子、社会に好循環を生み出していくと考えています。
どうやるのか?
ビジネスモデルはシンプルです。
シングルマザー専門のtoB向けインサイドセールス支援事業を通じて、
「働きやすい雇用の創出」と「企業に対する利益貢献」を両立させるビジネスモデルです。
企業側のニーズに合わせて、数名のプロジェクトチームを構築して、営業課題を解決しています。主に新規顧客の開拓と、休眠顧客の掘り起こしでバリューを発揮しています。
ビジネスモデルのポイントは二点です。
またTsumugu Worksは、シングルマザーが培っている「コミュニケーション能力」、困難を乗り越えてきた「ストレス耐性」、守るべきものがある「責任感」がインサイドセールスで成果を残せる人物像と重なることに着目しています。これらの土台となる「ポータブルスキル」に加えて、インサイドセールスのトレーニングで「専門性」を身に付けることで、社会性だけでは終わらない、成果主義のインサイドセールス支援事業を運営しています。
一方、企業は、「営業の人材」に課題を抱えています。
「営業職」は他の職種と比較しても、圧倒的に人員が足りない職種ですが、
離職率が一番高く、コストをかけて採用しても無駄になってしまう可能性が高い職種です。
そのため、営業リソースを採用ではなく、アウトソーシングで補うという選択は合理的で、自然な成り行きです。
最近では、これまで営業が一人で担当してきた工程を、インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスと分業化する動きが増えてきています。Tsumugu Worksでは、営業の方がコア業務に集中できるように、アウトソーシングしたい工程を切り分けて、仕事を請け負っています。
やってみてどうか?
現在は、AIの受託開発、プロジェクト管理ツール、サイバーセキュリティ商材、Webマーケ商材など、無形商材に特化して幅広い業界のインサイドセールス支援をしています。
Tsumugu Worksの社員は、
など、本人の働きたい意欲に反して、シングルマザーの状況を受け入れてくれる職場が少なく、やむを得ない職場環境で働いていた方が多くいらっしゃいます。
転職意欲があったとしても、条件が合う職場を見つけることは容易ではありませんでした。
このような方々が、インサイドセールスを学び、完全在宅で働いていますが、結果としては、掲げたKPIを着実に達成している状況です。
インサイドセールスにおいて重要指標になる、アクション数、アポイント取得数、有効商談数は、経験者と遜色ない数値が出ており、企業の利益に貢献できています。(長く継続できるかどうかは今後の重要指標)
メンバーの活躍を目前で見ていると、
採用に対する固定概念が、人の可能性を狭めてしまっていることを痛感します。
「ハードワーク・正社員」と「ソフトワーク・非正規」で大きく二分されている日本の雇用システムに、グラデーションを加え、可能性を解放していきます。
歴史を遡ると、toC向けの営業職は、生保レディやヤクルトレディなど、
シングルマザーが働きやすい条件を提示して、雇用を多く生み出してきています。
toB向けの営業職においても必ず可能性があるはずです。
我々は、その道を開拓していきます。
なぜ私がやるのか?
何を隠そう私小原は、母子世帯の当事者でなく、貧困世帯で育ったわけでもなく、子育て経験も一切ない人間です。綺麗な創業ストーリーは、ないのかもしれません。
そんな私が関心を持ったきっかけは、NHKで放送されていた、
「見えない“貧困” ~未来を奪われる子どもたち~」という番組です。
母子世帯の社会的剥奪を中心に取り上げており、経済的理由で将来の夢を諦めざるを得なかった、少年のドキュメンタリーが放送されていました。
生活費のためには、部活動を辞めさせるしかないと決断した親の心情が、
何より心苦しく、いたたまれませんでした。
親は子の幸せを、子は親の幸せを願っているにも関わらず、
社会が作り出す問題が足枷となり、
親子の間に大きな哀しみが生まれる。
そんな瞬間がなくなってほしい。
そして、親子の大切な時間がより幸せに溢れていてほしい。
このような想いが、私の原動力の一つです。
何か微力でも役に立てることはないかと模索した結果、母子世帯支援をしているNPO法人で、働かせていただいたという経緯になります。
現場に触れると、ドキュメンタリーの内容は、
お涙頂戴のストーリーではなく、身近に存在するリアルであることを知り、
強く関心を抱くようになりました。
原体験が乏しい私が、本当の意味で当事者の方々の気持ちを理解することは難しいのかもしれません。おこがましさもあると思います。
しかし、当事者の方々と一緒に仕事をすると、家庭を守ることで手一杯で、余裕がないことを知ります。
マジョリティが寄り添わないと、問題はいつまで経っても解決しないのではないでしょうか。
第三者が、客観性を保ちつつ、当事者の方々の声を代弁していくことが、大きな社会的インパクトに繋がることを信じたいと思います。
最後に
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
Tsumugu Works(つむぐワークス)では、新しいメンバーを募集しています。
<採用情報>
https://tsumugu-works.co.jp/recruit/
経営メンバーとして事業運営に関わりたい方、
インサイドセールスの実務に関わりたい方、
絶賛募集中です。
ご興味ある方いれば、HPのお問い合わせもしくはDMからご連絡ください!
また、営業のアウトソーシングを考えている場合も、
お声がけいただけると嬉しいです!
アウトバウンド、インバウンド両方の支援ができるので、
ご検討いただけますと幸いです。(未接点顧客の新規開拓が一番得意です)
<お問合せ先>
https://tsumugu-works.co.jp/contact/
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