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シェアキッチンは建築です

つむぐ設計では今シェアキッチンを計画しています。
「設計事務所がシェアキッチンって異業種への事業展開?」と思われそうですが、私はそのようには思っていません。

シェアキッチン計画になったいきさつ

ある印刷会社の新本社ビルの設計監理に携わったことがきっかけです。
雑談的な会話のときに

「この地域に貢献できることはないだろうか」
「社員のランチ調達できる場所が少ないんだよね」
「社員同士のコミュニケーションの場もあると良いな」

というような話題が出ていました。

建物の1階を飲食店に貸してしまえばある程度の問題は解決するかもしれません。「でもそれではつまらない、もっと人とのつながりを感じられるような居場所づくりにしたいよね」という話からトントンと(でもないけど)シェアキッチンの計画へと続いていったのです。

みんながハッピーになれそう

通常、飲食店を始めるのは準備のための時間と多額の資金が必要です。

それなのに変化のスピードが速くなった今、全てを準備してからスタートしようと思っても「準備が整ったときにはもう時代が変わっている」そんなときもあります。

最近なんて費用も時間もかけて準備してきたのにOPENさせたとたんにコロナ禍にあってしまったなんていう方もいたかもしれません。

シェアキッチンを作ることによって

お店をスタートさせる方には

多額の初期費用をつぎ込まず、思った時にできるだけ早く飲食店をスタートさせられることができます。

お客さんは

人が集まる場所になります。そしていくつかのお店でシェアしているお店は日替わりのランチが楽しめる場所になります。

オーナーの印刷会社さんは

社員はもちろん、近隣で働く方々にも楽しんでもらえる。という思いを叶えることができます。

そう思って色々な方に話してみたら、この建物のオーナーの印刷会社さんを始め、地元の設計事務所さん、起業を応援しているコンサルタントさん・・・とたくさんの方が応援してくれることになったのです。
「これはやるしかないでしょう」

シェアキッチンも私たちにとっては建築なのです

つむぐ設計は作品としての建築を作るタイプの設計事務所ではなく、人のくらしやまち、そしてみらいをまもるために建築があると考えています。
建物を作ることは目的ではなく手段なのです。

なので、このプロジェクトも私たちにとっては建築なのです。
これに関わらせていただける私たちもハッピーです。

とはいえまだまだ始まったばかり
様子こちら→Instagramでもお知らせしていこうと思います。

よろしくおねがいします!


いただいたサポートは建築士として、また、シェアキッチンオーナーとして未来に 向かう人を応援する活動費に使わせていただきます!