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「海洋汚染問題研究家のジュエリー職人」になりたいのだろうか?

こんにちは。オカヤマカナエです。

先日、自分の設定した肩書きのせいで、「なるべき理想像」がどんどん膨らんでいって、身動きが取れなくなる話をしました。

最初は心からやりたいなぁという気持ちだったのに、なぜ他の人の基準に合わせようとしたんでしょう?

 例えるなら、こんな思考のプロセスでした。

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広い砂浜で素敵な貝殻を見つけるのが好きで、それを誰かにプレゼントするのが生きがいの人がいます。

素敵な貝殻を見つけるのは楽しいし、プレゼントした人には予想以上に喜んでもらえるので、大きなやりがいを感じました。

もっともっとたくさんの人に喜んでもらいたい!

本や雑誌、SNS、いろんなところで情報収集してみる

お、ジュエリーにすると素敵かも!ふむふむ、へぇー人気あるんやなぁ!

よし、じゃあ「貝殻集めの得意なジュエリーをつくる人」になろう!

それなら、まずジュエリーの作り方をマスターしなきゃ!

ジュエリーをつくると言ってるんだから、スキルを磨こう!

参考程度に情報収集すると…
他のジュエリー職人のレベルの高さに圧倒される。これじゃお話にならないわね…と、落ちこむ

そもそも…貝殻の素材としての学びは足りているのか?研究しなければ…。

自分はまだまだ半人前にも満たないジュエリー職人だ…独学では限界、、、どこかの工房で何年間か修行しようかな…。
素材のこともだけど、もっと海のことを深く知らなくては…海洋汚染問題についても知見を広げないと…学会いってみようかな…。

あれ!?....私、つらくない……???
楽しくない、しんどい!!

自分で仕掛けた「なんかしんどいトラップ」にはまってしまいました。

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この人の本来の得意な部分は、「素敵な貝殻を見つけること」です。

「ジュエリーをつくる人」は、あくまでもプラスαで出てきたものです。

それが、あらら…???

いつのまにやら、【海洋汚染問題研究家のジュエリー職人】を目指してますね!?!?

シンプルに【他の人に喜ばれる貝殻集めの人】になれば良かったのに、なぜトラップにはまっていったのでしょう?

ポイントは、おそらく"情報収集"

たくさんの情報は、選択肢をたくさん与えてくれて豊かになる提案をしてくれますが、ありすぎると迷うんですよね。

そもそも、何のために、元々情報を集めたのでしょう?
人と比べて落ち込むためでしょうか?集めた情報をどう使うんでしょう?

ここに気づけると、「あ!」と引き返すのことができるのですが、気づけないとどんどん自信がなくなっていきます。

私の場合だと、「キャリアカウンセラー」という職人の道です。
たくさんのキャリアカウンセラー像の情報に溺れた結果、本来の自分とは遠い人を目指しておりました。そして、発信するなら、何か立派なことを書かなければと「noteの更新が億劫」という結果に陥りました。

この人はもちろん、ジュエリー作りにも海洋汚染問題についても興味はあるんです。おそらく、他の人よりも関心が高かったから、追求しようとしました。
でも、その道のプロフェッショナルになるとは話が別ですね。

この自分の大きい理想トラップにはまる人は、
・やる気があって探究心が強い人
・がんばり屋さんの人
・他の人のことを大事に想う気持ちが強い人

が陥りやすいかもしれないと思っています。
もっと辛い結果に、自分自身で追い込んでしまうかもしれません。

もし、今、物事がうまく進まなくて悩んでる方がいらっしゃったら、ご自分の心に問いかけてみてください。

『しんどくない?もしかして私、"海洋汚染問題研究家のジュエリー職人"になろうとしてない?』

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