年をとっても、三尾でお喋りしながら生き生きと暮らしたい。
海に面した小さな静かな村に、たくさんの笑い声が響く。
何か特別なことがあったわけではない。
それは、彼女たちにとってはいつものこと。
日本海の山陰海岸国立公園に面した、兵庫県の新温泉町『御火浦海岸(みほのうらかいがん)』に、三尾(みお)という村がある。
廃園になった保育所を拠点に、名産の天然ワカメと、郷土料理のイカのなれ寿司を残していこうと活動している「御火浦村おこしグループ」のお母さんたちが居た。
そんなお母さんたちが、守りたいもの、大切にしているものは何か。