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賑やかしい食

月に1回「夕食会」を行なっています。
夕食会は、子どもたちと一緒に料理をして
みんなで一緒に食べるのですが、
もちろん出来上がった時間に来てもOK。

この会をするようになったのは
加工食品会社と自然食料理家の活動を通して
・伝わったら良いな
・これからも残していきたいな
というものを
食を作り食べることで共有したいからです。

「評価されている?」というストレス

「人前で料理をすることが恥ずかしい」は
開催する講座や料理教室に来た方々がよく口にする言葉です。
聞くと、料理を出し食べてもらう機会って
料理だけでなく自分自身を評価されているように感じてしまう。
その評価を受ける度に疲弊し、作ることが楽しくなくなってしまう。
それを見て感じ取る子どもたちも
料理は楽しいものではなく
面倒で嫌なものとなり、台所からどんどん離れていく。

この評価のストレスは料理自体だけでなく、
「作って当たり前」ってことにも向けられていている。
共働きの世帯が多くても
手料理をすることに良い評価はつきやすい。

一緒に料理をする

家庭科で調理実習しても
どうやって毎日のように作り続けるかは
教えてもらえません。
結局各お家での実践から学ぶことが大きい。
すると、お家で料理する人がいない環境だと
作ることから更に遠ざかってしまう。
みなさん忙しいので、短時間で効率よく料理したいから
子どもと一緒に作る時間もない。
実際後片付けが大変になることも
目に見えている。

食べる場所の選択

食と生活の抱えていることを
手放していく時
加工食品や外食じゃない選択肢って
周りにほとんどない。
毎日お家で料理しているけど
開けた台所で、お話ししながら
子どものお世話もみんなでしながら
料理ができたら、負担も減って
気づいたら料理も食べることも
スムーズに終わってる。
そんな場所があったら良いな。

孤食

共働きで、
朝は子どもを見送るより早く出勤
夜も夕ご飯時は子どもだけで食べる
または、
お母さんは忙しく食事の用意をして
子どもが食べている時間も
一緒に食べずに家事をする。
実はわたしの家もそんな食卓でした。
食べることや食材、いろいろな大切なこと
話す機会って食卓にあるんですよね。

雑音じゃなくて賑やかしさ

夕食会は交流も沢山あって
大人も子どもぐちゃぐちゃに入り乱れ
作って食べてすぐ帰る人も
ずっといる人も
お喋りする人も
色々で
一人で参加している子どもにも
話しかけたり
お小言言ってくれるママもいて(有難い❤️)
でも、そうやって目を向けられていることが
嬉しそうな子たちもいる。

多様性って
【賑やかしさが心地よい】
ってことなんだなって感じています。

長屋文化を食を中心に復活させたい

江戸時代、長屋暮らしの人たちが培ってきた
助け合い・支え合いの精神。
暮らしの一部を共有することで
時間とやらなきゃいけないことに追われる
わたしたちが、
快適に暮らすことができる。

長屋スピリットを仕事やコワーキングに
活用しているスペースはあります。
でも働くことと暮らしを分けてしまっているからこそ
暮らしにも効率や合理性を求め
文化やコミュニケーションなど大切なことが
疎かに、見えなくなっています。
食や食卓もまた同じです。

【賑やかしさが心地よい】
そんな場所がある安心感を
思い出し、つくり残していきたい。

メンバーにお礼

この活動は一人じゃできなくて
わたしの「やりたい!」を
直ぐに形にしてくれた
トーキョーコーヒー葛飾協会と
そこに集うメンバーさんのおかげでもあります。

子どもたちや周りの大人が参加して作る
コミュニティー
いつもありがとうございます☺︎


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