見出し画像

「はじめてずかん1000」タッチペンの謎に迫る



はじめに

知育玩具の定番の一つとして、タッチペン式の物が挙げられます。
本をペンでタッチすると音声が流れるのは、よくよく考えると不思議ですよね。
今回は、そんなタッチペンの謎に迫りたいと思います。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、小学館の「はじめてずかん1000」。
息子も夢中になって遊んでいます。

この図鑑の肝になっているのがタッチペンです。
図鑑の絵や写真をペンでタッチすると、ペンから音声が流れるようになっています。
一体どのようなメカニズムになっているのでしょうか?
実験してみましょう。

実験

まず、タッチペン先端のドアップをスマホのカメラで撮影してみました。

すると、光っている様子が確認されました。
この光は肉眼では見えないため、赤外線の類いだろうと思われます。
この光が、本の何かしらを読み取っているのでしょう。

では、具体的に何を読み取っているのでしょうか?
息子がビリビリに破いて、印刷面と厚紙が分離してしまった箇所で実験してみました。

その結果、タッチペンは厚紙には反応せず、印刷面にのみ反応することが判明しました。

これらの情報を元にネットで検索したところ、ドットコードと呼ばれる技術が近しいのではないかと推察されました。

黒のインクで小さく印刷された識別コードを読み取る技術のようです。
肉眼では見えないサイズで識別コードが印刷されているとのことで、とても高度な印刷技術が使われているのですね。

ただ、教材ごとにタッチペンが違うので、場所を取ってしまうという欠点はありますよね。
因みに我が家にはタッチペンが5本あり、どれがどれだか分からなくなっています笑。
消費者として欲を言えば、どの教材にも使えるタッチペンが家に1本あり、識別コードを読み取ると、Web上の音声ライブラリから適切なものが流れるようなものがあれば良いなと思います。

最後に

というわけで、今回は「はじめてずかん1000」のタッチペンについて調べてみました。
メカニズムを知ると、また違った視点でモノを見ることができますよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?