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家族みんなで幸せになりたい

家族について

我が家は、夫が会社員で毎日多忙です。
子供は中学生1人、小学生2人で、男の子3兄弟です。

私は現在、夫の駐在に帯同していて、アメリカに住んでいます。
日本にいる時は、飲食店でパートとして働いてました。

その前は、長男を出産する前から働いてた会社で育休を挟んで復帰したものの、近くに頼れる人がいなかったため、早々に家事・育児と仕事の両立を断念し、専業主婦になりました。

その2年後に次男、翌年に三男を出産し、6〜7年専業主婦の期間がありました。
当時は社宅に住んでいたのですが、子供3人でかなり手狭になり、家を建てることになりました。

違和感を感じ始めた「幸せ」

本来なら、家を建てるって、とっても幸せなことだと思うのですが、当時の私は不安しかありませんでした。

元々、片付け・掃除・整理整頓、といったところが大の苦手で、恥ずかしながら、掃除をしていないのが原因だったのか、子供達が喘息などのアレルギーになってしまいました。

そのこともあって、今より広い家に住んでも自分には到底管理できない、と思ってました。
(今にして思えば、家中、不要なモノで溢れていたので、モノを減らせばなんとかなったのかも知れませんが、その時の私は子育てに精一杯で全く気がついておりませんでした。)

そんな私の不安とは裏腹に、とんとん拍子に土地が決まり、順調に家が完成しました。
もちろん35年という長いローンを組み、夫は私に「パートで働いてくれない?」と言いました。
引っ越しにあたり、長男は小学校を転校、次男と三男は幼稚園から保育園に変わりました。
夫は、通勤ルートが変わり、満員電車に揺られる時間が増えました。

たったひとつ、「大きな幸せ」である持ち家を手に入れた代わりに、家族それぞれが大きなストレスを抱えるようになりました。

みんな頑張っているのになんか幸せじゃない

夫はローンと、仕事のプレッシャーが半端じゃなかったのでしょうが、私には家庭を顧みない夫に見え、不満が募っていきました。

家事と育児を一人でこなさないとならないこと、パートとはいえ、急な遅刻や早退、欠勤で迷惑をかけてしまうことにもすごくストレスを感じていました。

それでも仕事仲間はみんな仲良くて、店長も他のパートさんも子供の体調に理解があり、仕事にもやり甲斐を感じていました。そんな矢先、夫のアメリカ転勤の話が出ました。

家を建てて、やっと落ち着けると思ったのに、また引っ越しをしなければいけないのか!と不安もありましたが、家族一緒に過ごせること、子供の成長にもメリットがある、一度海外で暮らしてみたかった、そんな理由でなんとか自分自身を納得させて帯同する決心をしました。

モヤモヤも一緒に渡米

家を建てた時のモヤモヤの根源が解決しないまま、私は何事もなかったかのようにしばらく暮らしていました。
渡米した2020年3月上旬は、アメリカではまだパンデミックになっていませんでした。マスクをしている人はアジア系の人ばかり、といった状況でした。
その二週間後、現地の学校は閉鎖され、食料品を扱うお店意外が閉まってしまいました。

子供達の転校先が決まった矢先、一度も登校しないままオンライン授業になってしまったのです。
ノートパソコンは、市から支給されましたが、子供達もそもそもパソコンの使い方がわからない状況で、夫と私も日本の小学校とは勝手の違うカリキュラムに四苦八苦しました。
加えて、夫のミーティングがある時は私一人で子供を見なくてはならず、家の階段を何往復も登ったり降りたりしました。
授業が終わる頃には、みんなぐったり。夏休みを挟むものの、冬まで、暗く長い、出口の見えないトンネルを彷徨っているようでした。

会社にとって社員の家族って?

私はふと、「私たち家族って、なんのためにここにいるんだっけ?」と思うようになりました。
日本にあのままいれば、大変な状況は変わりませんが、一人10万円をもらえたり(我が家の場合は50万円!)、マスクが手に入らなかったので、なんでもいいからマスクが手に入るのが羨ましかった。

会社は電話での通訳サービスを開始、$200のAmazonギフト券を支給してくれましたが、なんだかな〜という気持ちになってしまいました。

「夫があなた方の会社で仕事できてるのって、私たちが一緒に生活してるお陰もあるんじゃないの?」と。
目には見えない恩恵もあったのかも知れませんが、会社への不信感が募っていきました。

ワクチン接種が普及し、パンデミックが落ち着き、学校など公共機関や屋内でのマスク着用が任意になってきた頃、夫の会社では、アメリカ国内の酋長が解禁になっていきました。

私も初めのうちは「まあ、そういう仕事もあるんだろう」とは思っていたのですが、これが月に一度くらいの頻度であるのです。
しかも、土日を挟んだり、アメリカ国内でも時差があって、帰宅しても時差ボケで家族の時間が取れなかったり。

社員である夫ももちろん、私たち家族が蔑ろにされてるという感情がかなり高まってきました。

社員をなんだと思っているのか!

まず第一に、社員の健康を損ねるような働き方をさせてもいいのだろうか。
最近では従業員のことを「人材」ではなく「人財」と位置付ける企業も少なくないとか。
会社は株主のために利益を出している、という考え方はもちろん納得していますが、その会社は従業員の時間と労力を「給与」という方法で買ってい間ます。
いわば対等な関係であると言ってもいいはずです。

本来会社にとって、財産である従業員・社員の健康が第一ではないのでしょうか。いくらでも替えがきくと思ってますか?
いやいや、ここまでスキルを身につけるのに、会社だってそれなりに社員に投資してきたはずです。
であるならば、社員ひとりひとりを大切にするべきではないですか?
そして、その背景にある私たち家族。子供が体調を崩せば、もちろん専業主婦である私が看病すれば良いのですが、妻である私まで体調を崩し、家事育児が出来なくなったら、結局は夫が仕事の調整をしなければならないのです。
そうすると、他の従業員にも迷惑がかかるかも知れませんし、社外の取引先にも影響が出るかも知れません。

これはフィジカルなことばかりでなく、メンタルに支障をきたした場合も考えられますよね。

お金よりも大切なこと

私は、「働き方」がとても重要だと思っています。
お金があれば、人生の選択肢は増えますが、それも健康な体あってこそ。
残業が多く、家には寝に帰るだけ。ストレスも溜まり、夜遅くまでジュースとスナックを食べながらなんとなくスマホをいじる。
朝起きられないから、ダラダラ寝ていて妻は不満が募る。
朝から愚痴を聞かされて出社してもやる気が起きなくて非効率でまた残業。
夫にはこの負のスパイラルから抜け出してほしい!

こうして書き出すと、私にできることは「夫に不満を募らせるのではなく、感謝と労いの気持ちを持つこと」、そして「朝は愚痴ではなく感謝を伝えること」ですね。
書いている途中から夫がかわいそうになってしましました。反省です。

会社には、従業員とその家族を、もっと人として扱って欲しい、という思いがあります。特に子供達。父親と離れて暮らすにしても、一緒にアメリカに暮らすにしても、本当に頑張っているのは子供達です。
両親が仲良く家庭内が穏やかなことが、子供達にとっての最大の幸せなのではないでしょうか。

これから、子供達の教育費がかかってくる年頃ですが、正直私はお金より、家族で共有できる穏やかな時間が欲しいです。
「穏やかな」がポイントです!今は一緒にいても喧嘩ばかりしてしまいます。その姿を見てるので、子供達もなんだかギスギスしています。

自分自身を大切にして欲しい

まずは夫がもっと健康意識を高めてくれることが望みです。
私がいくら「睡眠が大事だよ」とか「水分をたくさんとって歩いたほうがいいよ」と言っても「わかってるけどできない」で一蹴されてしまいます。

健康に関する本とか、動画でもいいから見て欲しいのに、結局仕事で疲れてるからそんな余裕ないんですよね。(だから働き方!!)

少しずつ考え方も柔軟になってきてるみたいなので(「この会社にずっといるつもりはない」など)、あともうひと押しというところです。

これを読んでくださっているみなさんも健康第一で無理せず、本当に自分にとっての幸せのために日々暮らしていきましょう。

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