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人生年表〜自戒を込めて〜

自戒6  日本鬼子?

中国の生活にも慣れて、徐々に身内以外ともコミュニケーションをとれるようになりました。
近所に住んでいる2〜3歳年上の男の子がいて、小学校でもよく見かけたのですが、見かけるたびに「日本鬼子」や「小日本」と声をかけられました。私はその意味がわからなかったのですが、日本人を珍しがってるだけだろうと思っていました。しかし、母に聞いてみると、「日本鬼子」は日清戦争時の日本兵に対する呼び方でした。
だからといって、危害を加えられたわけでもないですし、当時(8歳)の私は差別とかもよくわかりませんでした。
ですがある時、その男の子の家の前の道を歩いていた私に大声で「日本鬼子!」と叫んできました。それは流石に迷惑だと思い、「私の母は中国人だ!」と言い返しました。そしたらそれからは何も言って来なくなりました。おそらくそこまで悪意はなかったんだろうと思います。しかし、私は悪意を持って彼のことをキノコ頭と呼んでいました。私の方が悪かったと思います😅

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回は人種差別のお話と言うと物々しいですが、国籍の壁を若干8歳で体感したと言うお話でした。
これで危害を加えられていたら、私の人間性にも多大な影響を与える出来事になっただろうなぁとは思いますが、かわいいもので済んで良かったです。まぁ優しくしてくれる人がほとんどなので、「そう言う人もいるんだぁ」と思うだけだと思いますが(笑)
私はハーフ(今はダブルとも言われる)なので、自分の存在が、国籍が違くてもわかり合えることの証明になってると思っています。(思い上がってるかもしれませんw)
何の力もありませんが、世界平和を願う心だけは持っておこうと思います。
それでは次回、「自戒7   卓球との出会い」でお会いしましょう♪

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