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【JCS使用】ギラティナ入りロストバレットデッキ
1.はじめに
ツムギです。仙台のポケカプレーヤーです。(Xアカウント→ツムギ)
今回の記事の内容は6/1(土)に開催されたポケモンジャパンチャンピオン2024(JCS)で私が使ったロストバレットデッキの解説となります。
大会の結果は4-3でした。あと一勝でサンダーexプロモがゲットできていたので次は頑張りたいと思います。
https://x.com/Ck53OsibAxWMnNz/status/1796799111334867400?t=-0wWSyjf2OBqXIb-ObpUBg&s=19
JCS初参加でしたが、4月に開催されたCL愛知に運良く参加することができ、大きな会場でポケカをする経験を事前に積めたこと、当日はデッキがよく回ってくれたこと、普段は1試合に2~3回はプレミをしてしまうところ、本番では7戦を通して3回しか気になるミスを犯さなかったこと(ただし、最後のプレミが勝敗に直結して7回戦でドロップ…)といったプラス要素が重なった結果、何とか勝ち越しで大会を終えることができたのかなと思います。
2.デッキ選択
JCSで使用するデッキは、去年12月のシティリーグS2で優勝してJCSの出場権利を得たときから、余程のメタカードが出ない限りはロスト一択だと自分の中で決めていました。
理由は他のデッキを使おうにも周りにはもっと上手いプレイヤーさんがたくさんいて、その後追いにしかならないと思ったからです。
また、ロストはデッキ内の自由枠が多くカスタマイズ性に優れているため、ポケカを始めたばかりの私でも自身の個性が最大限に発揮できてかつ、今後環境が大きく変わっても後出しじゃんけんのようにメタカードを入れてることで大体の環境デッキと互角以上に戦っていけるだろうと思い、このデッキタイプを選択しました。
そのため、去年12月から今年6月までの半年間はひたすらはなえらびのスピード、キレ、精密性を磨き続けた修行期間ということになります。
(途中で滝壺ハピナスという謎デッキに可能性を感じて心を動かされましたが、一週間回しても全然勝てないので結局止めました)
最終的な使用デッキはCL愛知で使用したデッキを変幻の仮面の発売や、CL札幌の結果による環境の変化に合わせてカスタマイズしたものになります。
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以降では今回新たに採用したカードについて解説していきたいと思います。以前から使い続けているカードの解説については本記事では割愛します。
(過去の記事に他のカードの採用理由や使用感を記載しているため、そちらもご覧ください https://note.com/tsumgi_/n/nd39094201927)
3.カード解説
テツノカイナex×1
お祭り音頭、ドラパルト、ロストミラーで有利を取るために採用しました。これまで私はガチグマに一撃で倒されてしまうこのカードを過小評価していましたが、このポケモンはヤバいです。なんで今まで採用しなかったんだろう…。
テツノカイナの攻撃が2回通れば大体の試合は勝てます。大型ポケモン相手は分が悪いですが、テツノツツミ、ボスの司令と併用して相手のベンチポケモンを呼んで無理やりサイドを取り、そのまま勝利できたことも多々あったため、現環境のロスバレにおいてはほぼ必須のカードだと思っています。ダブルターボエネルギーを採用して対小型をさらに意識してよかったかなとも思います。
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ギラティナV×1、VSTAR×1
ギラティナをロストデッキに入れると強い。ロスギラ使いからすると何言ってんだこの人となるかもしれませんが、私はこの当たり前に気づくのにロストを使い始めてから約10ヶ月かかりました。
①アビスシーク→はなえらび×2
②ひきさく→ぶちかます
③ロストインパクト→かじばのいっぱつ
④スターレクイエム→くるいえぐる
一体で4つの技を撃ち分けられるこのポケモンこそが、私にとってのロスバレ最後のピースでした。
元々は大型ポケモンの相手は全てトドロクツキに任せてましたが、新環境ではドラパルトやマシマシラなどダメカンを乗せる技や特性を持つポケモンが環境に現れ始めたため、くるいえぐるを放った後のトドロクツキが簡単に倒されやすくなりました。
トドロクツキには頼りたくないけどドラパルト、リザードン、ハピナスなどを一撃で倒したい、はなえらびを封じられた時にロストを貯める手段を増やしたいため、今回白羽の矢が立ったポケモンこそがこのギラティナです。
サーナイトや古代に対しては、クレッフィ、ハバタクカミで特性をロックされた際の切り返し手段として、リザードン、ドラパルト、アルセウス、ミライドン、ライコポンなどの中型、大型ポケモンに対してはギラティナVSTARの2つの大技が有効打となります。
ハピナス、ヌメルゴンデッキについてはギラティナがいないとほぼ勝てないと思います。
また、カビゴンLO対面でもアビスシークを活用してサイドを取らずにロストを10枚溜めてから、ヤミラミでダメカンをばらまき続けたり、ひきさくでミミッキュ、カビゴンを倒したりとかなりの活躍が見込めます。
ギラティナVのSARは、私がまだポケカを始める前にたまたまコンビニで買ったパックで当てたカードです。ずっとコレクションにしていましたが、まさかJCSで使うとは思ってもみなかったです。
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カイ×1
ペパーとの入れ替えで採用しました。ペパーが緊急ボードを持ってこれるのに対して、こちらはかがゲコ、ウッウ、マナフィ、テツノツツミを持ってこれます。ペパーを使っていた時の使用感として、このデッキでは終盤に持ってきたいどうぐがあまりないことや、緊急ボードがサイド落ちしていたときや先に引いてしまったときにあまりハンドアドバンテージが取れないいう課題がありました。一方でカイはウッウやかがゲコなどのロストにおける重要カードを序盤に持ってきたり、釣り竿で山に戻したウッウとテツノツツミを終盤に再利用できることから、このデッキにおいてはペパーよりも汎用性が高いカードだと思います。
特にテツノツツミ&ミラージュゲートで相手のバトル場の大型ポケモンをどかしつつ、テツノカイナで小さいポケモンを取るコンボが決まると勝利に大きく近づきます。
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改造ハンマー×1
シンオウ神殿との入れ替えで採用しました。このデッキにはジェットエネルギーが3枚入っており、神殿の場合は自分のジェットの邪魔になると思い改造ハンマーを採用しましたが、JCSではルギアに2敗してしまったためより抑止力が高い神殿のままでもよかったかなと感じています。
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アンフェアスタンプ×1
プライムキャッチャーとの入れ替えで採用しました。呼び出し札が減った分、ボスの指令は1枚→2枚に増えました。ロストミラーやライコポン、古代のようなサポートカードに依存したデッキに先殴りされた際、手札干渉による時間稼ぎが序盤からできると思い採用しました。またツツジと似たような役割を持つため、スタンプとツツジのどちらかは気兼ねなくロストゾーンに送ってもよいといった安心感も生まれました。
結論から言うと、アンフェアスタンプを使って手札を混ぜたところで相手の手札が弱くならず、返しターンにサポートを使われて解決されるケースが大会中何度もあったため、エーススペック枠は能動的に攻めに使えるプライムキャッチャーでもよかったかなと思います。
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草エネルギー×1
ギラティナV、VSTARの技を使うために必要なカードです。
魂の1枚採用です。ミラージュゲートで持ってこれるため、そこまでエネ不足は感じませんでした。
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4.戦い方
基本的な戦い方はロストトドロクツキとほとんど同じです。
小さいポケモンはテツノカイナやウッウ、ヤミラミ、かがゲコで、中くらいの非進化exポケモンはガチグマで、大きい2進化ポケモンはギラティナVSTARで倒すことを意識しました。
ギラティナV、ギラティナVSTAR、草エネルギーは全て1枚採用のため、ギラティナVSTARの進化&技の発動が少し難しく、ギラティナが活躍出来そうな対面では、この3枚を安易にロストゾーンに送らないように心掛けました。
ベンチに出したギラティナを活躍させたい場合は、できるだけ育てずに敢えて放置していました。エネルギーを貼った時点で相手に警戒されて狙われて、盤面のロスが大きくなってしまうためです。『エネ加速は技を使いたいターンのみ行う』、『進化は手札にVSTARが来た時点で早急におこなう』この二つを意識することで各1枚採用ながら、多くの場面で活躍してくれたと感じています。
5.おわりに
従来の青ロストにギラティナを組み込むことで多くの対面に対して互角に戦えるようになりましたが、一方でデッキ内のカードがより細分化されたためプレイングの再現性が低い点、ロストゾーンに送るカードと手札&山札に残すカードの管理がよりシビアになってしまう点など、多くのデメリットも抱えたデッキに仕上がりました。サイドに落ちたカードによってはアドリブでプレイすることを常に強いられていた気がします。
しかし、序盤に敢えて草エネルギーを隠し札で切ったり、ロストゾーンに送ることでロスギラデッキだと相手に誤認させてテツノカイナへの警戒心を弱めさせたり、逆にロストにカードが溜まるまではギラティナが入っていないような立ち回りをするなど、デメリットを逆手に取り初見の相手の虚を突くこともできるので、プレイヤーの腕次第ではまだまだいろいろな戦い方ができるデッキだと思います。
自分が得意なデッキでやりたいことをしてあわよくば勝つ。今回のJCSではそれが実現できてよかったと思います。来期もJCSへの出場を目標に精進したいと思います。
最後までご愛読いただき、ありがとうございました。
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