見出し画像

1手詰から始めるフェアリー超入門 禁欲編2

前回出題した禁欲協力詰3手の解答と、追加の5手詰5題です。

前回の記事はこちら。

3手 練習問題 解答

No.1

23金、同香、22馬 迄3手

駒を取らない王手が可能なので、駒取りの初手22馬は指せません。そこで、23金の捨駒で22香を移動させます。

初手24金は、12玉という禁欲手(駒を取らない着手)が可能なので、同香は指せず失敗です。

No.2

27角、17玉、18香 迄3手

初手は最も近づけて打つ27角が正解。対して王手の外し方は同飛成(生)と17玉の2通り。駒を取らない着手がないので、17玉という駒を取る手が指せます。18香と打って詰みとなります。

初手に36角のように離して角を打った場合、合駒する手が生じるので17玉を指せません。

No.3

11銀成、13玉、25桂 迄3手

11銀成とし、13玉に25桂の吊るし桂で詰み。初手21銀生とした場合、11玉という禁欲手があるので13玉とは指せません。11玉に23桂と打っても22玉が可能で詰んでいません。

No.4

23角成、同桂、11龍 迄3手

11龍と指したいですが、これは駒取り。23角成の捨駒で桂を移動させれば解決です。初手23角生は13玉が可能なので同桂が指せません。

No.5

22龍、同角、23金 迄3手

22龍の捨駒に同角として21香の利きを止めれば23金で詰みとなります。「24龍、同香、23金」という手順もありそうですが、24龍に12玉が可能なので同香と応じることはできません。

No.6

14馬、12玉、13金 迄3手

初手は馬で金を取るしかないですが、どちらの金を取るかが問題です。正解は14馬。32玉という禁欲手を消すことで2手目12玉が指せるようにします。初手24馬では32玉と指すしかありません。

No.7

12金、同金、22角成 迄3手

12金の捨駒で22金を移動させてから22角成とします。「21金、同金、22角成」という順もありそうですが、2手目は12玉という禁欲手が指せるので失敗です。12玉に対して攻方は11金とするしかありません。

No.8

18龍、同銀成、27馬 迄3手

龍の捨駒で27銀を移動させて27馬で詰み。初手28龍は16玉と指すしかなく詰みません。

No.9

14香、23玉、13金 迄3手

初手は14香と近づけて打つのがポイント。合駒する余地を消して2手目23玉を指せるようにしています。No.2の香バージョン。

No.10

31飛成、32金、22龍 迄3手

初手22飛成が指せれば詰みですが、22飛成は駒取りなので現状は指せません。一旦31飛成とし、32金の移動合で金を22から移動させてから22龍とすれば詰みとなります。

なお初手31飛成に対して合駒を打った場合、34角という禁欲手があるので依然として22龍は指せません。

5手詰に挑戦

ステップアップして、禁欲協力詰 5手 に挑戦してみましょう。No.4はツインです。a)とb)をそれぞれ解いてください。
この記事のコメントにヒントを記載します。解答は次の記事にします。

No.1

No.2

No.3

No.4

No.5

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?