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1手詰から始めるフェアリー超入門 Lortap編3

前回出題した Lortap協力詰 5題 の解答です。

No.1

16銀、同角成、25と 迄3手

16銀、同角成の2手で玉を取禁状態にしながら16の地点を塞ぎます。2手目同角生では25とを同玉と取られてしまいます。

No.2

22歩生、12玉、13歩生 迄3手

初手の不成は2手目12玉を指せるようにするためです。最終手の不成がLortap特有の手で、22歩に利きを与えないようにしています。実際、13歩とすると21玉と逃げられてしまいます。

No.3

12銀、13飛、21銀成 迄3手

初手12銀に対する13飛がLortap特有の受け。34角の利きを通して12銀の王手を無効化しています。34角の利きを通すだけなら24飛などでもよいですが、13飛とする理由は詰め上がり図を見ると分かります。13飛の利きで11玉に紐が付いているので、21の成銀を取ることができず詰みになっています。

No.4

37桂、45と、35飛 迄3手

37桂に対する45とは、前問の13飛と同様の受けです。34飛の利きを37まで通して桂の王手を外しています。最終手は、と金がいた地点に飛車を引く35飛。と金で35飛を取ると37桂の王手が復活するので取れません。玉は取禁状態であり、2枚の飛車がよく利いていて確かに詰んでいます。

2手目は37桂の王手を外すだけなら46とや26ともありますが、56飛の横利きを止めてしまうので詰まなくなります。

No.5

82龍、13飛、32龍 迄3手

詰め上がりはいわゆる疑似透かし詰。合駒ができそうですが、22合は11馬の王手が復活するので自玉を王手にさらす禁手です。

初手にいきなり32龍は13玉で詰んでいません。82龍、13飛の2手で13の地点を塞ぐ必要があります。

なお、初形は飛角図式になっています。

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