1手詰から始めるフェアリー超入門 Koko編3
前回出題した Koko協力詰3手 5題 の解答です。
No.1
12歩成、23飛、22金 迄3手
1手詰のNo.4とほぼ同じ詰みの形。と金と金の両王手になっています。22金を同飛と取っても、と金の王手が継続します。
2手目、Koko特有の応手によって玉の周囲に攻駒を残すのがポイント。
No.2
55角成、69香成、57桂 迄3手
最終手は馬の王手をアクティブにする桂打。宙ぶらりんですが、玉は馬も桂も取れません。また、どこに逃げても玉が取られてしまうことを確認しましょう。
2手目はNo.1と同様の王手の外し方ですが、最遠移動が必要です。2手目68香成は、57桂を同玉と取られてしまいます。
No.3
17銀、34銀、15銀 迄3手
No.2と同じく、玉を攻駒で上下に挟む詰みの形です。
2手目34銀ではなく14銀と引くのは、15銀を同玉と取られて失敗です。
No.4
65龍、同銀、16飛 迄3手
初手16飛には、57馬の受けがあります(下図)。
66龍がいるため57馬が着手可能になっています。そこで、「65龍、同銀」の2手で龍を消します。66龍は邪魔駒でした。
なお、「55龍、同銀、16飛」では46馬の受けが発生します。また、「65龍、35合、16飛」には34馬で王手を外すことができます。
No.5
解1:63桂、43角、41王 迄3手
解2:43桂、63角、42龍 迄3手
まず解1、63桂に43角が見た目でドキッとするかもしれません。63桂が王手なのは52角のせいなので、角を玉から離して王手を外しています。53龍の利きが玉に直通しますが、問題ありません。最終手41王の突進で龍と桂の王手を発生させて詰みとなります。
次に解2、43桂と打ち、ちょうど解1とは反対に63角と上がります。最後は龍の力で詰まします。
最後に紛れを確認しましょう。
まず、最終手を解1・解2で交換するのは、下記の通りです。
63桂、43角、42龍(左下図):
42龍は43角の王手に自玉をさらす禁手のため指せない43桂、63角、41王(右下図):
41玉は63角の王手に自玉をさらす禁手のため指せない
初手の桂を同角とした場合、下記の通り詰みません。
43桂、同角、41王(左下図):
62玉で詰まない63桂、同角、42龍(左下図):
同玉で詰まない
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