1手詰から始めるフェアリー超入門 安北編2

前回出題した安北協力詰1手の解答と、追加の3手詰5題です。
前回の記事はこちら。

1手 練習問題 解答

No.1

11金 迄1手

初形で12玉は銀の性能になっています。そのため、11金の尻金に応手がありません。

No.2

23桂生 迄1手

攻方の戦力は十分ですが、1手で詰まさないといけません。
正解は23桂生とする手。24歩の性能を桂に変えて王手を掛けています。

No.3

23銀成 迄1手

23銀成とすれば24歩が成銀の性能になり、詰みとなります。
23歩成では、14玉で詰んでいません。

No.4

38飛 迄1手

38飛と打てば39歩が飛車の性能になり、2枚の飛車で玉を詰ますような形になります。

No.5

13金 迄1手

頭金の13金が正解です。
13金に代えて22金は同歩と取られてしまいます。11歩が玉の性能になっていることに注意が必要です。

No.6

37馬 迄1手

初形で39飛は馬の性能になっています。よって、38馬が動けば39飛で王手が掛かります。例えば27馬は、29金合などが可能なので詰んでいません。
正解は37馬です。馬と飛車で両王手が掛かるので、合駒はできません。

No.7

15銀 迄1手

25銀と打つのは王手になっていません。24歩のせいで打った銀が歩の性能になってしまいます。

No.8

22香成 迄1手

23香が動けば24とで王手が掛かる形です。香の移動場所は21と22の二択ですが、正解は22香成。14玉が飛車の性能になっているので、11玉や12玉と逃げられないように11と12の地点に利かす必要があります。

No.9

13歩成 迄1手

本図は利き二歩無効の問題設定です。
29歩が金の性能になっていますが、14歩がいるので王手にはなっていません。13歩成とすれば29歩による王手が有効化され、詰みとなります。

No.10

22王 迄1手

本図も利き二歩無効の問題設定です。
攻方の駒が王しかありませんが、受方玉が歩の性能になっているので詰ますことができます。
正解は22王です。32歩が飛車の性能になっていますが、24歩があるので王は取られません。22王ではなく12王は、1筋に歩がないので32歩に王を取られてしまいます（つまり、12王は禁手）。

3手詰に挑戦

ステップアップして、安北協力詰 3手 に挑戦してみましょう。
No.5のみ、利き二歩無効です。
この記事のコメントにヒントを記載します。解答は次の記事にします。

No.1

No.2

No.3

No.4

No.5