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Der Plan『Geri Reig』

このコラムもなかなか計画通りに更新できている。
今までに投稿したゲルニカ、ボアダムス、アーント・サリーと言えば、僕にとっては懐かしい思い出の音楽。
勿論リアルタイムではなく、2010年辺りに勝手に出逢って夢中になった音楽。
誰とも共有できない思い出。
2010年ですから真っ当にAKB48とかにハマっていれば、板野友美がどうなり篠田麻里子がああなり言えたわけですがね。
『最近俺もボアダムスの「god from anal」聴いたんだけどさー』みたいな涙サプライズ発言をしてくれる友人はいなかったね。

今書いてて思い出しましたが、ボアダムスフォロワー的だった関西のゼロ世代に関してはリアムタイムで聴けたのでまだ話ができそう。
オシリペンペンズ、neco眠る、Doddodo、ズイノシン辺りね。
2010年代になると【アンチ・ゼロ世代】的なGezanとかが頑張ってましたが、その頃の僕は過去のロックとニューウェーブ系アイドルに傾倒してたので語ることは難しいです。

、、あまりの脱線ぶりに自ら困惑中。
でも、書いてしまったものは仕方無い。
計画していた内容に無理矢理話を持っていこうと思う。

今日の一枚はコレだ!

Der Plan(ザ・計画)『geri reig』

別コラムでノイズについて書いてますが、僕がノイズと同じぐらい探求している音楽がドイツのロックです。
僕が言うドイツロックとは70年代のドイツ産サイケ 【クラウト・ロック】、80年代のドイツ産ニューウェーブ 【NDW(ノイエ・ドイチェ・ヴェレ)】のことを指しています。
日本とドイツのロックは世界的観てもかなり異型なものでその沼の底は未だ見えません。
多少の持論が入りますが、この2つの国にはある共通点があり僕が惹きつけられる要因だと考えています。

それは敗戦国という点。

日本にもドイツにも歴史ある独自の音楽が存在していましたが、第二次世界大戦に敗れて半ば強制的にアメリカのジャズやロックが文化として参入。
憧れと反米意識が入り混じり、消化不良で生まれたアモン・デュールやグルグル、ファウスト等のクラウト・ロック。
日本で言えば裸のラリーズや灰野敬二、阿部薫と言ったところか。

この横道も逸れ過ぎるのでPlan通りの内容に話を戻そう。

Der Planはクラウト・ロック meets UKパンクで生まれたNDW(ノイエ・ドイチェ・ヴェレ)の代表的なバンド。
デュッセルドルフでアートギャラリー「art attack」を運営していたフランク・フェンスターマッハーとモーリッツ・ライヒェルトがDAFで活動していたクルト・ダールケ(別名 ピロレーター)と出逢い結成。
当時堅いイメージを持たれていたドイツロックに一石を投じるかの如く、思いっ切り幼児的でふざけきったポップスを展開しました。
職人的なKRAFTWERKのテクノポップとは違う、アート感覚のアマチュアぺらぺらのシンセ音で作られた電子音楽の歌謡曲。
「電子音楽の歌謡曲」とは彼らが自称しているもので、変な音に合わせてちゃんと歌ってるところからもその歌謡曲精神は伝わります。
デビューアルバムにあたる『Geri Reig』はローファイな音質故かやや不気味な印象を受けるので、2nd『Normalette Surprise』の方がDer Plan本来のキラキラ感を感じれるかも知れません。
でも、『Geri Reig』の着色料まみれの添加物満載キャンディのような毒々しさは僕が思うPOPの定義にそぐうのでこちらを選びました。

POPと言えばアンディ・ウォーホルなわけで、やっぱり毒々しいものなわけ。

Der Planの特徴は音楽性だけでなく、ライブにも顕著に表れます。
信じられないことに彼らはライブでは演奏をしません。
音源をテープで鳴らし、ステージ上では段ボールで作ったお面やヘンテコな着ぐるみを身に着けてヘラヘラ踊るのみ。
ロックに対するアンチテーゼと言うより、もっと卓越した赤ちゃん返りと呼びたい。

この精神は日本のユニット 電気グルーヴが受け継いでおり、前身バンドの人生の奇天烈なライブパフォーマンスはDer Planの影響と言われています。
その話を聞いてから逆に電気グルーヴを聴き出したのですが、石野卓球のドイツ愛は深くて面白い。
【Roots of 電気グルーヴ】と題してYouTube放送している彼らのラジオがあるんですが、これは必聴。

Der Planの功績はまだまだありますが、もう書ききれないし書く気力もないし、多分ここまで読んでくれる人もほぼいないでしょうから最後にさらっとね。
やっぱりata takについては語っておきたい。


ata takはDer Planが設立したNDWレーベル!
以上!
また今度話すわ!

あばよ!!

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