死、というもの、について
2007年6月、私は母を亡くした。
2006年の7月にすい臓がんが分かり、8月から抗がん剤を開始した。手術ができる状態ではなかった。抗がん剤をしなければ余命半年と言われていたが、抗がん剤をしても10か月で命尽きた。
苦しい思いをして抗がん剤をしたことが正しかったのか、抗がん剤の副作用に苦しまずに、QOLを保ちながら余命半年を全うしたほうが良かったのかもしれない、といろいろと考えてしまう。
父は、母に抗がん剤治療をさせなければよかったとずっと言っていたし、自分が大腸がんに