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Thanatology (死生学)

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母の死後、私の人生のテーマとなった「死」や「生」、「医療」、「ホスピス」、「グリーフケア」、「スピリチュアルケア」、「パストラルケア」などに関する記事を集めます。
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記事一覧

医療雑観-1

久しぶりに大学病院に通院した。東京のメジャーな鉄道沿線の大きな病院で、1日の来院患者数は5…

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お坊さんによる死生学講座

私の古いブログ記事(2007-2008年ごろ)からの「死生学講座」のレポート転載はこれで終わりに…

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医療を選ぶ権利がある医療消費者という考え方

下記は2008年に受けた「生と死を考える講座」の第4回目の感想をブログに残していた文章の加筆…

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生と死を考える講座 (講師:元日航職員で墜落事故遺族担当をされていた方)

2007年12月の私のブログ記事からの転載(加筆修正あり)です。深く考えさせられ、関連図書をい…

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尊厳死について

2007年11月にブログに書いた記事の転載(加筆修正あり)です。 ~~~~~~ 昨晩、市民講座…

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故デーケン先生の授業

先日「死、というもの」と題した投稿をしました。2007年6月に母を天に見送り、「死」について…

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死、というもの、について

2007年6月、私は母を亡くした。 2006年の7月にすい臓がんが分かり、8月から抗がん剤を開始した。手術ができる状態ではなかった。抗がん剤をしなければ余命半年と言われていたが、抗がん剤をしても10か月で命尽きた。 苦しい思いをして抗がん剤をしたことが正しかったのか、抗がん剤の副作用に苦しまずに、QOLを保ちながら余命半年を全うしたほうが良かったのかもしれない、といろいろと考えてしまう。 父は、母に抗がん剤治療をさせなければよかったとずっと言っていたし、自分が大腸がんに