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【中学受験】「公文」か「そろばん」か。回答記事と我が家の場合の考察

※AIにそろばんの画像の生成を頼んでいるのですが、なかなか日本のそろばんになりません。



 つい先日、「公文」か「そろばんか、についての安浪京子さんと矢萩邦彦さんの対談記事を読みました。私、そろばん関係には敏感です(理由は後述)。

「公文」か「そろばん」か、「そろばん」に関する記事

・大まかに言うと、公文は左脳が、そろばんは右脳が活性化する  
・受験算数だけだと思わないで、頭のトレーニングと考えればどちらにも利がある頭の使い方が違うから、それぞれ極めれば転用もできるし、応用もできる。
・どちらも受験算数と直結するとは考えないほうがいい 
・一言で言えば、公文は計算力で、そろばんは脳の活性化と暗算力
・どちらであっても、突き詰めてやっている子はその後塾中学受験塾に入っても、算数の計算は早い

上記サイトより

 以前(2021年)、安浪さんとおおたとしまささんの記事もありました。

 2019年には、「そろばんが習い事として優秀」、という記事も。「視覚優位なお子さんにおすすめ」だそうです。

【考察】両方「ワーキングメモリー」「処理速度」が向上する。

 参考までに、知能検査「WISCーV」で測定される5つの主要な認知領域は以下のとおりです。
(この検査で良い点を取る、という趣旨ではなく、認知領域の例として記載)

 🔸言語理解
 🔸流動性推理(抽象的思考や柔軟な問題解決能力)
 🔸視覚空間(視覚情報を解釈し、空間内で物体を認識し配置する能力)
 🔸ワーキングメモリー
 🔸処理速度(シンプルな課題をどれだけ迅速に処理できるか)

 私見ですが、公文も、そろばん(特に暗算)も、反復し訓練することで、ワーキングメモリーや処理速度というような能力は向上します。その上で、そろばん(の暗算)は、「あと○○で1000になる」というのがイメージしやすく、視覚空間も鍛えられます。
 そろばんは、「スイスイ身に付くタイミングや年齢」で始めて、更に暗算を極めると、かなり使えます。ただ、速さも正確性も不足している状態で、頭の中で考えながら延々と作業的に取り組むことが続くと、結構苦痛でもあります。

🔸個人的な体験の振り返り

 私、実はそろばん教室に通っていました。

 どうして私がいつもそろばん情報に注目してしまうのか。それは気になるから。
 私は、小学1年生のころからそろばんを近所の個人教室(というか母親のママ友宅)で習い始め、低学年の2年間で、有段になりました。特に暗算が得意で、当時ほどではないですが、今でも計算は早いですし、物覚えは良いです。
 そして、この教室では、お迎えまでの間に、みんなで百人一首やカードゲームをしたり、棚にたくさんある漫画を読んだりするのも楽しみで、2年後に転居するまでの間、心地よく学べる居場所でもありました。
 その後、教室が変わっても2年くらいは続けましたが、初めの2年ほどの急激な伸びはなく、緩やかな進度で上達しました。

 自分の子の育児で活用したことと、今後について思うこと。

 そういわけで、そろばんの恩恵を受けたと自負している私は、子どもが幼児〜低学年の頃に、ぜひ通わせたく、そろばん教室を探したのですが、距離や曜日の都合で通わせるに至りませんでした。
 そろばんの手法を学べるタブレットのアプリもしばらく試行しましたが、リアルで通っていた他の習い事ほどは長続きしませんでした。

 結局、通いやすい場所にあった公文にお世話になり、教科学習に加え、「物事には宿題(納期)がある」「先生とコミュニケーションを取る(自分で進度を相談する)」ということを未就学のうちから学ぶことができました。
 最近は、KUMONもタブレット学習が始まったようで(KUMON CONNECT 採点は手動の様子。タブレットを教室に持っていく必要があるため、学校から直行する小学生には難易度高し)、中学生の子どもは、学校の夏休みの宿題が少なかったら、家で英語か数学をタブレットでやりたい、と言っているので、試してみるのも良いかなと思っています。

 私が低学年の時に通っていたそろばん教室はもうないのですが、学びや好奇心のもととなった場所だったので、いずれ、そういう居場所的なところを作れるといいなと思っています(家の中には作っています)。
 
 

 

 

 


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