ド近眼がピンホールメガネをかけたら裸眼でも人の顔を認識できた

小さい頃からド近眼で、矯正しないととにかく何も見えない眼を持っています。視力検査のランドルト環の一番上も見えません。どんなふうに見えないのかというと、Photoshopで思いっきりボカシをかけたような感じで、モノの輪郭がはっきりしないのです。

高校生の頃から10年ぐらいソフトコンタクトを使っていましたが、26歳の頃からアレルギーを発症したらしくコンタクトレンズを長時間入れられなくなりまして、それ以来メガネに戻しました。が、ここ数年の間で、メガネをかけているときに眼の負担をかなり感じるようになりました。

そんなわけでなるべくメガネを外していたいけど、裸眼になるとマジで外を出歩くのにも気を使うレベルなので、なかなか外すタイミングがないのが悩み。そんな折、友人がピンホールメガネというものを勧めてくれました。

ざっくり言えば「眼を細めたときの効果が得られるメガネ」です(詳しい理屈は本稿では省略します)。

いいところ

ぼくの裸眼視力はたぶん0.1未満ですが、かなり見えます。どう見えるかというと、冒頭で述べた「輪郭がはっきりしない」のが解決されました。

この輪郭がはっきりしないというのは深刻で、人の貌もよく認識できないので、たとえば誰かと温泉に行ったりすると一緒に来た人がどこにいるのか全然わからなくなるんですね。

ピンホールメガネをかけたら、貌の各部品の輪郭がしっかり取れるようになって、人を特定できるレベルになりました。大画面のテレビを見ると違いがわかりやすかったです。バラエティのテロップぐらい大きい文字なら判別もできました。不思議です。

悪いところ

めちゃくちゃひどい乱視みたいな見え方をするので、あまり集中はできないです。本やパソコン画面など、細かい文字を読むのは向いてません。でも慣れようはありそう。

そして視界がかなり暗く感じます。あとなぜか天井が低く感じられて、意識しないとうつむきがちになる。

気づいたこと

特に視線が正面や下方を向いているときにはひどい乱視のような見え方がいちばんひどくなるんですが、思いっきり上目遣いにしてみたり、左右の端に振ってみると、乱れが少し治まります。こういう視点での眼球運動を普段からしていないために、正面視より機能が劣化していないのかもしれない。

とりあえずKindleの文章モノをiPad mini + ピンホールメガネで読む訓練をしています。視力回復効果は賛否ある(否定寄り)らしいけど、裸眼で一定離れた距離からモノが認識できるだけでも個人的には革新的な出来事でした。近視でメガネが手放せないけど少しの間でも手放せるようになりたい人は使ってみてもよいかもしれません。安いし。


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