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7/16 妖精と妖怪@オンライン アイスランド妖精伝承と遠野物語

遠野とアイスランド?

日本から遠く離れた北欧の小さな島国・アイスランド。”妖精”の存在が広く信じられており、”妖精”にまつわる事件や目撃談が今でも多数存在するという未知の国です。その未知なる文化への興味から、単独で取材へ行き、アイスランドの妖精文化を探求し続ける日本人がいます。写真家でありライターの小川周佑さん。世界を旅しながら歴史的事件・辺境・各国の文化や民俗を取材しています。小川さんは2018年からアイスランドへ通い、30本以上現地インタビューを重ね、写真集も発表しました。

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そんな小川さんが同年から日本で足を運ぶようになった地域が、岩手県遠野市。民俗学の先駆けとも称される『遠野物語』の舞台であり、数多くの民話が残る地域です。遠野に伝わるカッパや座敷わらしの話は、小川さんにとってアイスランドの妖精などにまつわる民話と通じるところがあり、遠野物語を軸に調査・研究・ツアー等を行うto knowの活動に参加するようになります。


妖精と妖怪を通じて民話そのものを掘り下げる

『遠野物語』がかつての遠野の人々の口承や神話等が記された記録だとすれば、アイスランドの妖精文化というのは妖精の見える人が実在し、妖精と共存して生活している、現在進行形の物語。

今回つくる大学では、そのアイスランドの妖精文化と遠野物語との関連性について知っていただく講座「妖精と妖怪オンライン アイスランド妖精伝承と遠野物語」を開催します。

本講座は今年の2月に遠野市のCommons Space(現在つくる大学のキャンパス)にて行われたトークイベント(to know主催・ゲスト小川周佑さん)をベースに、新たな知見や考察を加えたものになります。

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実は5/27に開催した「妖怪と神々の里 ようこそ遠野物語へ」の講座に小川さんも参加され、他の参加者と遠野物語や妖怪への話が盛り上がったことをきっかけに、この企画が発足しました。

この講座では、『遠野物語』と妖精文化の比較について、深く掘り下げ、小川さんが今関心を強くもっている民話の”移動”についてもお伝えします。遠野物語でいえば、遠野物語が記される前の民話や、日本の民間伝承の”移動”について考察します。

2月のイベントに参加出来なかった方も、今回新たに興味を持たれた方も、ぜひこの機会にご参加ください。

 <こんなことに興味がある方はぜひ>
 ・アイスランドの謎の妖精「Huldufólk」とは
 ・そもそも妖精とは、妖怪とは。それぞれのイメージの違い
 ・アイスランドの妖精事件、妖精が見える人の話、妖精の岩
 ・『遠野物語』とアイスランド。その共通点と相違点の比較
 ・アイスランド移民と民話や妖精の話の伝播
 ・民話はどのようにやってきたか?似たような話がなぜ全国であるのか

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講座「妖精と妖怪@オンライン アイスランド妖精伝承と遠野物語」

<講座詳細>
日時:2020年7月16日(木)19:30~21:30
場所:オンライン配信(zoomのURLを参加者にメールにてご連絡します。ご利用前にアプリ「Zoom」をダウンロードください。)
参加費:1,500円 ※つくる大学生は無料
必要なもの:パソコンもしくはスマートフォンなどオンライン配信を閲覧できる機材・環境

※この夏、クリエイターインレジデンスで遠野に滞在することが決まっている小川さん。これから予定している活動についてもぜひお楽しみに!

講師プロフィール

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小川周佑
1985年生まれ。大学在学中にバックパッカーとして南米・中東・アフリカなどを旅し、卒業後は各国の歴史的事件・文化・民族を取材する写真家・ライターに。2015年インドーバングラデシュの国境線変更と、それに伴い消滅した「謎の飛び地地帯」を日本人として唯一取材。2018年謎の妖精「Huldufólk」にまつわる事件、信仰の現状を取材にアイスランドへ。 同年から日本における民俗学において重要な場所である遠野を度々訪問している。雑誌『旅行人』『LOCKET』に寄稿、スペイン雑誌『 Año Cero』に写真掲載、写真集『Huldufólk íslands Ⅰ』を2019年に発表。2020年2月、遠野Commons Spaceにてイベント『妖精と妖怪』を開催。

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聞き手:多田 陽香
岩手県遠野市宮守町出身。Next Commons Lab遠野 コーディネーター。高校卒業後上京。大学では文化人類学を専攻し、豊かさへの疑問と文化への興味から中南米のキューバへ留学。キューバの日系移民や若者の生活について現地インタビューを重ねる。帰国後はインカレ団体の発足・企画運営を行い、都内でITベンダーのSEとして勤務。2018年8月にUターンしNCL遠野に参画。​

申し込み方法

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