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#土地から学ぶ

【レポート】わら靴をつくる技術を継承しよう~草履・わらじ・雪靴づくり~

藁(わら)で編み上げた草履や雪ぐつなどの民具。かつてはごくあたりまえだった農閑期の手仕事も、現在ではその技術を持った人は少なくなっています。 遠野市宮守町在住の佐々木俊一さんはその技術を持つ一人で、16歳の頃から、炭焼きの仕事に履いていくため、草履やつまごと呼ばれるわら靴を自分で作っていました。 「つくる大学」では、草履をはじめとする藁(わら)の履き物の作り手を増やしていこうと、俊一さんから技術を継承する連続講座を、2021年にスタートしました。この記事では、2021年度

【イベントレポート】「妖怪と神々の里 ようこそ遠野物語の舞台へ」

『遠野物語』の名前を聞いたこと、読んだこと、ありますか? 「民俗学って、難しそう。」と思った方にも、少し身近に感じられる 新しい楽しみ方を知っていただききたいと思い、この講座を実施しました。 5月27日(水)に開催された講座 「妖怪と神々の里 ようこそ遠野物語の舞台へ」 当日は、遠野市内に住んでいる人も住んでいない人も、『遠野物語』初心者から、語りだすと止まらない上級者まで、老若男女問わず様々な人にご参加いただきました。この記事では、そんな参加者のみなさんと講師を務めた富

イベント「小出集落なたね油づくりの日々」レポート

遠野市附馬牛町の北、早池峰山の麓に位置する小出集落では地域の人々が集まって、菜の花を育て、収穫した菜種からなたね油を製造しています。2019年10月7日(月)から10月20日(日)まで開催した「小出集落なたね油づくりの日々」は小出集落の方々が気持ちを込めて作ったなたね油を「多くの人に知ってもらいたい、味わってほしい」という想いから企画したイベントです。この記事では、イベントの様子をご紹介します。 小出集落のなたね油とは? 「なたね油」は、おもにセイヨウアブラナから採取した