ジャパニーズウィスキーを世界へ!前人未到の挑戦を始める仲間にインタビュー(CLO馬場①/5)
こんにちは!TSUKURUと一緒に頑張っているお仲間にインタビューさせていただく企画。
皆様にもご好評いただいている本シリーズですが、今回のインタビューのお相手は、ジャパニーズウィスキーのブランディングと地域資源の創発を手掛ける新進気鋭のベンチャー企業"TisTa"にて法務・アライアンス関係を担当されている弁護士の馬場貞幸さんです。
インタビュアーは、TSUKURUでブランド開発を手掛けるインターン生のTetsuがお送りします。
1回目の今日は、”馬場さんの生い立ち”
弁護士になられたきっかけ、今までのお仕事のことなどをお話していただきました。
1.弁護士へのあこがれ
馬場貞幸さん
Tetsu) 今日はよろしくお願いいたします!
馬場さんは弁護士であられるんですよね。弁護士になろうと思ったきっかけは何かあったのですか?
馬場)はい。僕が高校生の頃、”酒鬼薔薇聖斗事件”という社会をゆるがすような事件がありました。中学生が複数の小学生を殺傷したという事件です。
それ自体許されるべき出来事では全くないですが、「今の子どもは何を考えているかわからない」と表層的に捉えられることには違和感を持ちました。また、自分の身近でもドロップアウトする人がいたり、学校生活に馴染めない友人がいたりもしました。僕自身も何か鬱々としていた時期もあって、、こういう社会と上手く接続できない子どものために仕事をしたいという思いをもっていました。
そんな中で、ある弁護士さんの本を読んだんですね。小さい子が犯罪を起こしたときに、社会復帰させるサポートをするような、少年弁護のお仕事をされている方でした。それで、自分もこんな大人になりたい、という憧れをもった、というのが最初のきっかけですね。
Tetsu) それで、慶応の法学部へご進学されたわけですね。
馬場) そうですね。
でも大学入ってからは、人間関係が広がって他のことにも興味が広がりました。大学時代はあまり司法試験の勉強はちゃんとやってなかったですね。
4年生になって再度、司法試験を意識し始めました。
このころは、少年事件にも興味をもっていたのですが、次第に憲法や著作権という法律、特にインターネット上で物事が進んでいくときのルールや法律といったところに興味を持ち始めました。
Tetsu) 興味の方向が変わったきっかけは何かあったのでしょうか。
馬場) 小さいころはあまり趣味というものがなかったんですが、高校、大学で映画、音楽とか、ファッションなどに興味が出てきて。
モノや新しいことをつくる、カルチャーなどに興味を持ち始めました。
また、ワクワクして毎日インターネットの掲示板を見たり、情報収集をしていたのを覚えています。ネットを介して友人もできましたね。
インターネットによって自分の世界は本当に広がりました。
大学卒業後司法浪人をし、その後ロースクールに通う過程で、尊敬している弁護士や友人たちの影響を受けて、仕事としてカルチャーをサポートし、またインターネット上での表現活動や事業のために仕事をしたいと思うようになりました。
2.馬場さんはインハウスローヤー?
Tetsu) 弁護士といえば裁判弁護士と企業弁護士がいると思いますが、馬場さんはどちらですか?
馬場) どちらかというと企業の弁護士ですね。
弁護士のタイプには大きく分けて2つあります。
一つは、一般民事、個人の問題(離婚、相続、etc)や刑事事件を扱う弁護士。もうひとつは企業弁護士で、会社の仕事で契約書を作ったり、株主総会の資料の作成やアドバイスをしたり、企業と顧客間の問題解決などをしたりします。
僕はどちらかといえば後者の仕事ですね。
企業弁護士のなかでも企業内部の手続関係というよりは、企業と企業間のアライアンスをサポートしたり、新規事業・新サービスに法規制がかからないようなやり方をアドバイスしていくといった役割ですね。
もちろん、トラブルが起こったら裁判にも携わることもあります。
Tetsu) 今まではどんな企業と組んでやってこられましたか?
馬場) 一番大きい企業としてはLINEですね。3年くらいお仕事をさせていただいていました。外部の弁護士という立場ですが、常勤のいわゆるインハウスローヤーという仕事に近いポジションで関わらせていただきました。
Tetsu)LINE社とやっていらしたんですね。
馬場) LINEは本来チャットメッセージサービスを提供している会社ですが、そのユーザーアカウントと新たなサービスを紐づけていくような事業展開を行っているんですね。
色々な新サービス、今ですとLINE Payなどの決済、金融等のサービスもありますね。こういった新規事業の内、エンターテインメント関連事業に関わってました。
Tetsu) LINE社のインハウスローヤーは何人くらいでやっていたのですか。
馬場) 大手法律事務所からの出向が主でしたが、5名くらいでしょうか?
僕は法務部に所属するというよりは、事業部の人たちの悩みを聞いて事業部と法務部の間に入るような役割でした。
3.今までのお仕事をふりかえって
Tetsu)今までで一番大変だった案件について、もし何かあれば教えていただけますか。
馬場) 独立前に勤めていた法律事務所で、大手インターネットインフラ企業が別の会社からクレジットカード事業を買うというM&A案件がありました。当時僕がいた事務所が、売却側のクレジットカード会社の代理人を担当してました。
これがけっこうタイトなスケジュールで、一週間ほぼ徹夜でやってましたね。
日経の一面に載るような仕事は初めてで充足感もありましたが、=やりがい
というところまでは感じられなかったのを覚えています。
それもあって当時の事務所では、経験できることはすべてやり切った感がありました。
裁判で大変だった案件でいうと、かなり複雑な人間関係の裁判に関わったことがありました。
企業と個人の裁判だったんですけど、企業と社長と担当者が訴えられてたんですね。僕は企業側の代理人でした。
一人で担当したということもあり、総勢7名の証人尋問など弁護士としての体力が試された案件でしたね。
Tetsu)すべてお一人で?
馬場) そうですね、やり始めて後悔しました(笑)
結果クライアントの望む結果がすべて得られたので、それはよかったですが。
Tetsu)すばらしい!
ちなみに現在はどれくらい働いておられるのですか?
馬場) 土日祝日もちょこちょこ仕事しているのですが、平日に均すと1日平均10時間くらいですかね。
最近はコロナ禍でフルリモートでやってることもあり、家だとはかどらなくて困ってます(笑)
Tetsu)本当、はかどらないですよね~(^^;)
4.まとめ
弁護士さんとして、さまざまな案件に幅広くかかわってこられた馬場さん。
身近に起きていたことに問題意識をもち、それを解決できる仕事に憧れをもった、というきっかけが素敵でした。
また、インハウスローヤーとしての企業でのお仕事事例、、
身近に弁護士さんがおらず、弁護士のお仕事について無知だった私にとっては、とても新鮮で、大変勉強になるお話でした。
次回は、馬場さんがTisTaに参画するに至ったきっかけについて、詳しく伺っていきます!
お楽しみに!!
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この記事を書いた人は
yuri
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