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大手シンクタンク勤務の会社員にSDGs事業開発屋「TSUKURU」での副業について「10の質問」をしてみた

こんにちは!約2か月前にTSUKURU(以下略:TKR)にジョインしました、
学生インターンのkaneです。

今回は、約1年前からTKRに副業として参加されている
Bさんに直接インタビュー企画!

普段は民間シンクタンクに務めており、
環境問題に関わる新規事業開発やコンサルティングをされているBさん。TKRで副業するに至った背景や実際の業務、現在の想い等
「10の質問」を軸にじっくりお話させて頂きました!

是非是非、最後までご覧下さい~!!!​

Bさんについては、こちらの記事も読んでからだとより楽しめると思います!


1.TKRを知ったきっかけ

kane) 本日はどうぞよろしくお願いします!
早速ですが、TKRを知ったきっかけを教えて下さい。

Bさん)TKRの存在を知ったのは、
「サンカク」にてTKRの新里さんに出会ったことがきっかけです。
30歳の頃に転職を考えはじめ、本職以外の会社を色々と探していた中で、ベンチャーでありながら事業として環境問題に取り組んでいるTKRに興味を持ちました。

サンカクの情報はコチラ ↓


2.なぜTKRに決めたのか

kane) やはり環境問題に関わりたいとの思いがあったんですね。

Bさん)そうですね。転職活動していたのは3年ほど前ですが、企業の採用担当と面談しても、環境問題はCSRの位置づけが強く、事業として本気で取り組んでいる企業はまだあまり見つかりませんでした。そんな中で知ったTKRは、ベンチャー企業とはいえ「SDGs事業開発」を謳っており、珍しかったですね。新里さんにオススメされて社長の辻さんと話す中で、副業としてやってみようという話になりました。

3.本業以外の会社を探していた理由

kane) なるほど。そもそも、どうして転職を考えていたのですか?

Bさん) 4年間、政策コンサルティングに従事した結果、なぜ環境問題の解決がこんなにも進まないのか、理由の1つが見えた気がしたんです。

それは、国ですら限界を感じているということ。
特に気候変動対策は、日本は1980年代の石油ショックのころから取り組んでいるので、対策の余地のあるところがほとんどなくなってきているんです。それでも、削減目標達成には不十分なことはわかっているので、
”まだ見ぬイノベーション”に期待するしかない。

今まで通りのやり方じゃ、この先に進まないのは明らかです

こんな状況なら、コンサルタントという第三者の視点で支援するよりも、
自分で手を動かして環境分野の事業開発に関わる方が面白そうだと。
それが自分のやりたい事に繋がるのでは、と思ったのです。

結局、本業と副業の両方でやりたいことができる見通しが立ったので、転職することはなかったのですが。笑

4.実際に参画してみて感じた本業との違い

kane) 実際にTKRに参画してみて、本業と比較するとどのような違いがありましたか?

Bさん)違いだらけですね(笑)
大手企業だと、どうしても収益性の面で事業規模が小さいものは扱えないことが多く、動きづらいところがあります。
そういったものでも、TKRならトライ&エラーができる。これが魅力です。

実際に辻さん(TKR代表)が「まずは行動する」スタンスですよね。

本業とは異なるやり方に慣れない、やりにくい場面ももちろんあるけど、
それも楽しんでやれています。

5.TKRでの実際の取り組み

kane) 楽しんでやられているなら何よりです!
現在はTKRでどのようなことに取り組まれているのですか?

Bさん)一つは、伝承組(インターン生の次の段階)のメンターです。
インターン生の指導をしながら実際に一緒に事業に関わることで、学生や学生卒業したての人たちが社会人と関わる場を提供しつつ、自分もフレッシュな意見から学びを得ています。

もう一つは、地域価値創発事業におけるプロジェクトマネジメントをしています。具体的には、地域資源を拠点に価値を創出する取り組みを提案したり、地元農家の方とコラボして、農業を起点に地域循環の形を創る企画などを行っています。

6.実際の業務から得たものとは

kane) とても面白そう…!そのような業務の中で学んだこと、感じたことはありますか?

Bさん)一つは、個人的にはちょっと悲しいけれど、改めて本業のブランドの大きさを感じました。TKRだと「辻さんの知り合いだから」という理由でやっと話を聞いてもらえるみたいな時はありますが、そうでないと話を聞いてもらうことすら難しいんです。自分のネームバリューのなさを痛感しましたね。だからこそ、(自分自身の成長という意味でも)TKRでの副業はまだ続ける必要があると感じています。

もう一つ、自分の視点が凝り固まっていることがよく分かってきました(笑)普段は会社内の人としか話さないので、「そんなアイデアないだろ、実現は無理でしょ」って端から思ってしまいます。でも実際に話を聞いてみると、砂金を見つけたようなアイデアがたまに出てくることもあります。

色々な背景を持つメンバーとの対話を通じて、常に新しい視点を取り入れるようにすることはすごく重要に感じます

また、他の会社の社員さん(副業メンバー)と、会社という枠組みを超えてSDGsについてフラットに議論することはかなり大きな刺激になっています。

7.TSUKURUの課題とは

kane)ではBさんが考えるTKRの課題とはなんでしょうか?

Bさん)正直結構ありますね(笑) どこから話そうか…。

まず、組織しての未成熟さです。
収益性ももちろんだけど、お互いフォローし合う体制がまだまだ足りないかな。一人の意欲を尊重するのは良いけれど、それに依存して、担当の熱意に任せ切ってしまうから負担が大きい。
もっと皆で協働して取り組めるシステムが必要だと思います。

もう一つは、具体的なゴールの言語化が必要だと考えています。
例えば、kaneさん、SDGsとは何だと思う?

kane) SDGsとは…難しいですね。言葉通りだと、社会や環境問題に対する世界共通の目標、みたいな感じですかね。

Bさん)うんうん。結局、すごくフワッとしてるんです。
だから、人によってゴールの姿が異なる。
この状態では、ゴールの達成は困難です。
みんな違う方向に全力疾走すれば、一人にとっては理想形でも、
ある人にとっては理想とはかけ離れた姿になってしまう。

SDGsを扱っているTKRも同じ状態だと思います。
TKRのビジョン、「人と地球が1000年続く仕組みづくり」はとても素敵な言葉だけど、このビジョンから想像する姿、大事にしたい価値観はTKRメンバーによってもバラバラです。

ゴールイメージを共有して、共通の目標に向かって共創するためには、
僕等はどこに行き着けばハッピーになれるんだろう?と問い続け、
メンバーで会話し続ける以外に方法はありません。

「環境によさそうだから」って理由だけで走ってると、本来の目的から外れてしまう可能性があります。
今後のためにも、人数が少ないうちからもっとSDGsについて皆で話し合い、目指すものを言語化していく必要があると思います。

8.これから取り組みたいこと

kane)とても納得です…。では、TKRでの活動を経て、今後取り組みたいことはありますか?

Bさん)地域単位の資源循環のように、小さくとも価値ある取り組みをどんどん増やしていくことで気候変動の解決に貢献したいです。
現状、本業では自治体との連携は機会がないですが、TKRでなら出来る。

これはTKRのような小回りの利く企業の良いところで、収益性だけに捉われて付き合う相手を限定する必要がないからこそできることです。

kane)TKRだからこそ出来ることですね。本業についてはいかがでしょう?

Bさん)もちろん本業も離れるつもりはありません。今の職場は環境分野に意欲的になれる場があるし、パワフルな規模で事業開発に取り組むチャンスもある。
こんな感じで本業とTKR、上手く住み分けていけば、複業サラリーマンの新しい持続可能な働き方になるんじゃないかなと考えています。

9.TSUKURUで印象的だったこと

kane)ここまでお話してきましたが、TKRで印象的なことというと、やはり多様な人と関われることでしょうか…?

Bさん)そうですね、それで言えば、「多様な人と関わることの重要性」を特に感じた出来事がありました。前にTKRの合宿に参加した際、学生インターンのTetsuさんの秀逸なアイデアに衝撃を受けたんです。
そのアイデアとは、北海道釧路市の特産品を3つ組み合わせて新たな商品を開発しようというもの。地域の全く異なる特色を引っこ抜いてきて汲み上げる、とても面白いと思いました。
きっと本業ではこのような柔軟な出てこないでしょうね、
若いっていいなあ、そんな頭の柔らかさを見習いたいなって思いました(笑)

10.TKRのオススメ度は★5つ中…??

kane)それでは、TKRのオススメ度はズバリ、星5つ中いくつでしょう!?

Bさん)「★★★★☆」星4つ!厳しめな視点で(笑)
可能性やチャンスを広げるっていう意味ではすごく良い場です。
一方で、課題としてもお話したように、せっかく良いアイデアが出ても、それを実行にまで持って行けず、アイデアの屍となってしまっている
みんなでフォローし合って形にするところまで取り組める体制を実現していきたいですね。

kane) 今日は貴重なお話をありがとうございました!「どこに行き着いたらハッピー?」に対する言語化は難しく、改めて考えていきたいと思います。今後とも、より良いTKRを一緒につくれればと思います^^

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回のインタビューで、
TSUKURUでの副業だから出来ること、広がるチャンスや可能性
が伝われば幸いです。

まだまだ発展途上、TSUKURUとともに環境問題に貢献したい方、
新たな仕組みづくりに関わりたい方、いつでもお待ちしております~^^

最後までご愛読いただきありがとうございました!

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この記事を書いた人は
kane
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