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TSUKURU presents!!老舗企業のイノベーション会議〜第2回〜

1.第2回オンラインディスカッション無事終了しました

こんにちは!TSUKURUブランド開発部の池田です。

先日5月9日に、我々ブランド開発部が企画させていただいた「第2回オンラインディスカッションイベント」を開催いたしました!

第一弾はこちら!


今回のディスカッションでは、第1回に続いて10名以上の参加者の方にご参加いただき、ZOOMのブレイクアウトルームを活用した参加者同士での意見交換会という初の試み。

そして終了後にはオンライン飲み会付きというスペシャルプラン。

本当にてんこ盛りの2時間でした。

参加者の方への事後満足度アンケートでも、「大変満足」「満足」との声をいただき嬉しい限りです!!

今回の記事では、第2回オンラインディスカッションイベントの内容について振り返っていきます。

2.イノベーションに必要な「起承転結」人材

最初の30分間は、司会である弊社代表の辻吉彦とコクヨにて働き方改革を推進されている坂本崇博さんのディスカッションです。

テーマは「イノベーションを起こす人材」。

坂本さん曰く、「イノベーションはイノベーターしか起こせない。でも、イノベーターだけでイノベーションを起こすのも不可能。イノベーションは”人と人との繋がり”が起こす」とのこと。

では、どんな”人と人との繋がり”が大企業にイノベーションを起こすのか。

答えとして必要だと言われているのが、「起承転結」人材なんだとか。

「起」人材とは、誰も課題に思わないようなことを「課題だ!」と言える人

「承」人材とは、「起」人材の話に耳を傾けて、タッグを組んで一緒に事業を立ち上げる人材のこと。

「転」人材とは、「起」人材と「承」人材の提案を大企業の本体の論理に転じてくれる人材で、経営層と仲が良いタイプ。この人がいないと、新しく立ち上げた事業も跳ねることができません。

「結」人材は、立ち上げた新しい事業を回し続ける担い手の人材のこと。「起」人材は継続が苦手なので、こういった人材が集まらないと事業はスケールしません。

とはいえ実際の大企業の現状としては、これらの人材が揃っていてもうまく行かずイノベーションに繋がることは稀な印象。

原因として坂本さんがおっしゃっていたのは、「起」人材と「転」人材の仲の悪さ。

「転」人材はリスクマネジメントがしっかりしているタイプの方なので、リスクを恐れずチャレンジ精神旺盛な「起」人材や「承」人材とは本質的に馬が合わないんだとか...

本当は、「起」人材と「転」人材が相補的な役割を持つからこそ、互いにリスペクトできる関係でいるのが重要ですよね。。。

皆さんは、「何」人材でしょうか(^^;!?

3.消極的なムードと他人事意識を壊したい

辻さんと坂本さんのお話が終了したあとの40分間は、参加者の方を3人ごとのグループに分けて、ブレイクアウトルームを活用したディスカッションを行いました。

私も大学生インターンながら沈黙を破ってディスカッションに参加させていただきました(笑)

私たちのグループで話題として出たのが、「日本人会社員の消極性」

会社にイノベーションを起こすためには、社員一人一人が主体性と課題意識を持って、普段から外部の様々な人と意見交換したり、すでに出来ているコミュニティに積極的に乗り込んでいったりする必要があります。

しかし、ある参加者さんの会社のお話を聞くと社員の多くは、
「え、その外部イベント参加って業務命令ですか...?」
「仲良しグループができてるコミュニティに途中から参加するのは無理...」
なんてひよりがちなんだとか。。。

これは意外と、どの組織にも共通の問題のようで、別の参加者さんの会社でも新規事業部が「こんな企画をやるぞ!!!」って立ち上げても周囲の部署は見て見ぬ振り。「熱量が伝わらない問題」があるという意見も出ました。

ここで海外経験のある坂本さんから、

「この消極性って日本の”模範解答型”教育の弊害なんじゃないか」

というご指摘。

確かに僕の大学でも海外のハイスクールで時間を過ごした帰国子女たちは、小さい頃から論理的な考え方やディスカッションについての授業を受けてますから、皆主体的で自分の軸を持って行動してる印象です。

一方、日本人は小さい頃から「周りから求められる役割」を察して行動している感じがしますよね。組織や学校の肩書きがないと、イベントに行ってもどんな役割を演じていいかわからなくなってしまいます。

日本の”周りに合わせられる”人材を育てる”模範解答型”教育は、高度経済成長期には抜群な威力を発揮しましたが、経済成長が打ち止めになってイノベーションが必要とされている現代では、むしろ悪影響かもしれませんね。

4.第3回ディスカッションのご案内

最後の20分間は、本日のまとめと次回のディスカッションのご案内でした。

どのグループもディスカッションでは、参加者の方が勤める企業の実情や体験をもとにした赤裸々トークが展開され、非常に濃い意見交換会となったようです。

次回のディスカッションは、さらに刺激的なものになりそうです。

TSUKURUでは、今回のグループディスカッションの内容をもとに
5月30日18時より最終回となる「老舗企業のイノベーション会議〜第3回〜」を実施します)。

新規事業やイノベーションに悩みを持つ方には刺激的で解決のヒントを得られるような2時間になるはずです。

ご興味ある方は、こちらのアンケートフォームからぜひご応募ください
(ご応募頂いた方々の中から、ニーズとテーマに合わせて、ご招待させて頂けることがあれば幸いです)。

また、6月3日(水)には、参加者もディスカッションテーマも一新したオンラインディスカッション企画第2弾「TSUKURU SDGsナイト」をお送りする予定です。

こちらも合わせて、ご参加検討いただければ幸いです。


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この記事を書いた人は
tetsu

人生当たって砕けて21年目。
旅とお酒と音楽が好きです。




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