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TSUKURU presents!!老舗企業のイノベーション会議〜第1回〜

1.オンラインディスカッションはじめました

5月末までとされていた緊急事態宣言も一部解除され、
昨今の状況もようやく出口が見えてきた感じになりましたが、
さまざまな対応を迫られていることかと思います。
皆様コロナの中をいかがお過ごしでしょうか?

TSUKURUでは、そんな”おうち時間”を少しでも意味のあるモノにしようとGW中の5月5日にオンラインディスカッションイベントを開催しました!

気になるディスカッションの内容は...「老舗企業✖️事業イノベーション」

司会には弊社代表の辻吉彦と、
コクヨにて働き方改革を推進され、現在はコクヨに在籍しながら、SSIN(Sakamoto Solution Innovation Nishinomiya)を経営されている
坂本崇博さんをお迎えして、

参加者の皆様のお悩みを共有して解決策を議論しました。

「外出自粛期間だしオンラインイベントとかやったら楽しそう!!!」なんて単純発想で始まったこの企画でしたが、

当日はなんと14人の参加者の方をお招きして大盛況に!

筆者である私、提案してすぐ実行できる環境があって、嬉しい限りです...!

今回のnoteでは、そんな先日行ったオンラインディスカッションイベントの様子と振り返りをざっくりとお伝えしていきます。

2.あらゆる業界から、悩みが...

まずは自己紹介。初お目見えの方々のご縁はじまり。

ご自身の所属企業や部署と自社の抱えている課題感をざっくりと3分程度で語っていただきました。

今回の参加者の方のご所属は、製薬企業、大手計器メーカー、老舗メーカー数社、大学発テクノロジーベンチャー、マーケティング法人などなど多くの業界からご参加いただきました。

そして聞いてびっくり。どの企業も

「自社のイノベーション環境」や「自社のスピード感」に関して多くの悩みともどかしさを抱えているようで...

「チャレンジするための部署なのに、ガチガチにマニュアルやプロトコルが決められていて、何もチャレンジさせてくれない

「経営層という”守られる立場”の方々が保守的な思考をしてしまうから”本当の意味でのイノベーション”をできない」

「張り切って社内ベンチャーに移動してみてはものの、達成不可能な目標と厳しい事業計画チェックを繰り返された結果、失敗してしまった

「なんでもできる部署って聞いていたのに、社内の人間関係もあって結局何にもできていない」

「出島制度も形上は作られているが、うまく機能せずに若手はすぐにやめていってしまう」

「アクセラレーションプログラム会社とお取り組みしたが、何も残らなかった。振り返ってみても、残念な祭りのようだった

などなど、現場の方々が実際に直面している生々しい声がたくさん聞こえてきました。


普段は、大企業に属しているとこういった悩みを共有・ディスカッションができる機会も無いので、かなり刺激的な時間になったのでは無いでしょうか。

3.解決策と思っていた、「出島」は機能しない!?

今回のディスカッションでは、参加者の方々のお悩みを深めたり答えたりする形で、様々な話題の議論が交わされました。

そんなディスカッションの中でも、筆者がとっても興味深いと思ったのが「『出島』が大企業では全く機能しなくなる」という課題の解決策についてのお話でした。

多くの大企業において「オープンイノベーション事業部」「新規事業部」という部署を立ち上げると、比較的フレキシブルな予算と権限のもと外のイノベーターと繋がりを持った「出島」の雰囲気が出来上がっていきます。

しかし、出島が出来上がると、多くの人が会社をやめてしまったり、事業拡大の際に資金繰りの関係で本社の方に吸収されてしまったり、半年後あたりから部署は重たい意思決定のもとに舞い戻ってしまいます。

これが、「出島問題」の現状です。本末転倒という感じですよね。
(こうした課題に対して、TSUKURUでは各社の状況に応じた解決策のご相談からハンズオンで実行サポートをしています。)

参加者の方からは、こういった問題が生じてしまうのは、「組織の制度設計」と「出島に行く人」の問題だという意見が出ました。

やはり大手重階層企業の特徴として、やはり大手重階層企業の特徴として、

「下の社員から知らない情報を言われると腹がたつ」という
稚拙な人間関係に関する問題(印象もあるかと思います。実態は、経営陣が任せられるほどしっかりした案になっていないことも多い)

「現場を知らない人間が出島にいってしまうから現場とのコミュニケーションが取れない」という難しい実情があるそうで。。。

そう考えると、徹底的な権限移譲を行ったり、資金繰りまで全て任せるような離れ小島を作ったり、独創的な事業部の人材の隣にモノづくりの現場を知った現実思考の人をつけたりという工夫の余地はありそうですよね。

また、「『失敗を想定して作る』というのも大事なポイントだ」という指摘もありました。

大手企業は「成功」にこだわるあまり、
失敗のケースを学べなくなってしまい、
挑戦的なイノベーションを起こすモチベーションが削がれてしまい

どんどん行動しなくなる雰囲気が出てきてしまいます。

損失額(リスク量)を決めて経験・ノウハウを獲得するためなら、積極的に失敗を取って行くようなチャレンジをするという選択肢もありそうですね!

最終局面に、辻から各社事情の違いがある中を前提にしながらも、
社内資料の一部ご紹介、、、参加者の方々の環境に合わせた!?持ち帰って頂けるような腹落ち感!?が生まれ、無事盛況で終えることができました。

キャプチャ2

社内資料抜粋(必要に応じDLください)

4.第3回ディスカッションのご案内

TSUKURUでは、コロナ期間の連続オンラインディスカッションイベントの
最終回となる「老舗企業のイノベーション会議〜第3回〜」を5月末日(セミクローズド)に行います。

多様な業界の方々が自社の成功例・失敗例をさらけ出せるよう、クローズド環境でディスカッションを行う予定です(状況見て、方法変更します汗)。

新規事業やイノベーションに悩みを持つ方には刺激的で解決のヒントを得られるような2時間になるはずです。

ご興味ある方は、こちらのアンケートフォームからぜひご応募ください
(ご応募頂いた方々の中から、ニーズとテーマに合わせて、ご招待させて頂けることがあれば幸いです)。


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この記事を書いた人は
tetsu

人生当たって砕けて21年目。
旅とお酒と音楽が好きです。


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