見出し画像

学び舎の新しい分水嶺を。『SPEC』を創った理由(共育モデルの拡充)②/3 中編

こんにちは!23年5月にスタートした新型選抜コミュニティSPECの紹介noteです。中編では、分析、実績をなぜつくれるのかの基盤についてnoteします。SPECにご興味をお持ち頂けた方は、お時間許す際に一読ください。

▼前編はこちら▼


各世代共通!?「将来への不安感」

本プロジェクトの始まる原点には、弊社メンバーの実績、実体験が多分に反映されております。

完全個人別で成長ファクターを分析し続けているので、仕組みの改善にも継続的に貢献してくれています。在籍した方との関係が長続きし、いまでも定期的に話す関係の方が多いのも特長です。

◆既存のサービスの型:人を集め、先方ニーズで数名が精査されていくモデル(選ばれようとモリモリ、背伸びしてしまう傾向が増える)

→なんか、違和感がある。そして弊社の事業でも、人材会社の紹介を受けて失敗することが多い

当社の型:来る人一人一人の実体験をベースの強みとその強化し、他己紹介をベースにするモデル(自然とその人を紹介したくなる人間になる)

→人間、そんなもんだと思う

過去200人の優秀学生のケースで培ったTSUKURUの知見をベースに、一人一人の実力強化にフィットする方策検討に力を注ぎます。ポイントは、

・当社は、目利きのセンスが問われる
・生徒は、カルチャーフィットが重視される

なお、生徒には、内発的動機がどこにあるか、デプス調査の結果やメンバーのその後の方向性や過去の事例も共有し、比較できる環境を準備します。

比較しないと『自分の特長』もわからないものですよね。

SPECの仕組みにフィットする学生の特長

現代社会の抱える『言葉にならない将来の不安感』の原因を掴むべく、弊社1年以上在籍者と幾度もブレストを重ねました。その中で、SPECの仕組みにフィットする学生の特長が見つけました。基本的に「人のことが好き」に加え、

・学生生活が物足りなく、将来に不安感がある
 →こうした方は、時間をつくる能力あります
・高い成長意欲を満たせる環境とその場の安心感を求める
 →一度入ると、じっくりと腰を据えて頑張る傾向があります
・心地よい人間関係を重視する
 →きちんと頑張ってもなかなかうまく行かない人がいたら自然と助けるような環境

上記を満たす場を欲していたことでした。

当たり前に見えますよね。



ですが、見つけるのにそこそこ苦労してます(^^;



なお最近の学生の特長で多いのは、以下の傾向です。

・基本、我慢できない(情報過多・目移り現象。何か成し遂げた経験がない。エピソードは弱い)
・『考える』機会がない(情報過多・目移り現象。決断できない。決めないから前に進まない、深まらない)
・『学生だから』という理由で『考える』機会に対し、遠慮、機会損失
・手取り足取り教えて欲しい(解決策の本質はつかない、論点ずらしがち)
・上記の不足はあるが、とにかく褒められたい(叱られたくない)

デプス調査の声(一部抜粋)

ちなみに、SPEC生に「自分自身」についてはどう思ってるの?と聞くと、

・周りに自分と似たような人がいない
・●●は、変わっている方!?といわれている
・自分の興味が前に出る。他人に興味があまりない

デプス調査の声(一部抜粋)

という回答が戻ってきました。なにかの参考になればと思います。

事業構想を設計するにあたり

これまで培ってきた200件のストック、ノウハウがあったので、モデリングはすぐにできました。一人一人が違う性質なので、少しでも当社で把握している傾向も活用しながら、生徒にあう成長機会を設けたいなぁという想いが原点にあります。

こうした方が全国で1,000人ほどはいらっしゃるだろうと仮説立案しており、その仮説の検証を進めているのが現状です。

SPECクオリティ

(学校側)SPECの2年目に入る頃から『第二新卒』レベルの実力にする
(生徒側)社外の方々から、その評価を受けられるようになる

と設定しています。

就活・新卒での成功は当然で、キャリアアップも見据えていて欲しいからです。

なお、なぜ人材が育つのかのプログラム(仕組み)は、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。育成の成功理由は数点あると思うのですが、当社の場合は以下がエッセンスです。

・プロセス設計(個人別)
・己の在り方の設定(マインドアップ)
・共有する時間の量(単純な積み重ね)

うち、己の在り方の設定(マインドアップ)については、以下で大事な部分でもあるので公開します。

己の在り方について

・やりたいことをやる(こちらは引き出すサポート)
・目の前のことを一生懸命やる(自然と人に伝わります)
・『人に伝える』力を鍛える(論理的思考力が最低限必要とされ、人により重めの訓練にはなります)

上記を定めるために必要な時間は人それぞれです。共有する時間の量が短くて急激に伸びるタイプも、量が多くても歩留まりの悪いケースもあります。

双方の事例が重要で、これから3年先を見据えた活動と腹をくくっています。一定程度の効果確認は既にできていますが、じっくり進めます。

ゆるゆるながらも着実に一歩ずつ前進すればいい。

企業の事業開発人材への研修もしている都合上、活躍してくれる人が増えていくことが心から喜ばしく思っています(先日も、ガイアの夜明けに出てくれた社会人の生徒がいて嬉しかった)。

人生の通過点の迎え方

各メンバー様々な「人生の通過点」を通過するわけですが、TSUKURUで培ったものを世の中に還元し、大事な学びのエッセンスを次の世代につないでもらおう。そんな前提を話ししながら、事業も拡張していきます。

人生の数ある通過点のなかで大きな分水嶺となる「就活」も、前向きかつ社会を幅広く知る経験値を獲得できる機会にしたいと思っています。

なお、就活は入念に準備する時間を取れたら、100%自分の行きたい業界、業種、会社に行けますよ。

結果は必然です。

就活塾も上辺でない実力がつけば、いいと思います。
就活塾の先生には、カネというより、一人一人を見てあげて欲しいなと思います。

行く会社は1社(のはず)

最近、気になることがあります。

行く会社は1社なのに本命内定を受けた後も内定を獲得し、あげく、その選択を悩んでいる様相があることです(内定出した側に対する迷惑行為であるけど、気にしない時代?なのか)。

本命が短時間で遷ろうということなのか・・・(;^_^A

学生と会社の間の信頼関係がいまの就活では崩れている状態を伺うと悲しくなります。器の小さな自分のプライドの保全活動に必死な社会かと。

なお、私は2004年に新卒でサントリーに入社しました。私も当時、数社並行して第一志望群の選考が進み、悩んでいました。そこは一緒ですが、人との向き合い方は『誠実』であったと思います(当時と比較すると時代も違うので参考にならないけど)。

あと「就活」自体が、小さなプライドのマウント合戦という印象もあります。働く前の企業ののれんでの鍔迫り合いに消耗せず、自分の力を磨き、仕事で成果を出してほしいです。

大事なのは『個』の力で変わらないですが、色んな働き方が増えていく時代です。人が傷つく言動した場合、そういう人とのレッテルもつくので、もし人が傷つくことを言ってしまったと思ったら、きちんと謝れる人がいいと思います。

当社も数名、問題だなぁという垢の方は見ていますし、なにかあれば「何が問題か」もニーズがあれば、公開もします。正直、大変な方もいました。

各世代の「就職」「労働」視点

【20-25歳】1998-2003年生まれ

・カッコいい仕事のイメージ(戦コン、外銀など)の大人たちは忙しそうだ
・社会人って全体的に忙しそうだな(余裕なさそうだな)
・そうした人、身近にいないな。本当はどうなんだろう
・将来不安だな。年金はもらえないだろうな、団塊世代はいいな、せこいな
・高齢社会って、とにかく不公平だ。きついよな

TSUKURU社未来研究調査

【35-45歳】1978-1988年生まれ

・若者との接点が限られるな
・高齢社会で今後どうなるんだろうか、漠然と不安だ。
・年金どうしようもないな、自分の身を守らないといけないな
・会社の閉塞感デカいよな、私は社会に対し何かできるのだろうか
・家庭と仕事で余裕ない、視野を広げようとしてもなかなかできないな

TSUKURU社未来研究調査

双方、目の前(長くて1カ月先くらい)のことしか見えない状態にいることがわかりました。

皆さんならどう対応しますか?

TSUKURUでは、この結果から、まずは時間の尺度を

『2年先』まで見てみよう

と時間尺度を引き延ばすところから、取り組みへの理解調整を始めました。

いまでは、これが参画の必要条件になっています。

さぁ、未来を一緒に設計しよう

社会に対する課題意識

現在の社会に対し、私たちは以下のような課題意識を持っています。これらは、未来を考えるうえで解決したい課題研究題材。

我々の「未来研究テーマ」です。

・いまの教育システムには目の前のことで目一杯で余裕がない(アカデミアと民間企業、お互いの立場が社会に向き切らない/牽制が効きすぎている!?)
・学生の社会参加(企業やインターン、起業)がある時代に進化したが、それは本当に学生にとって有用なものになっているか
・企業が目標となる人材、会いたい人材と出会える可能性は未だに低い

TSUKURU社未来研究調査

新たな未来の設計に必要なのはなんだろう

フワッと課題が思い浮かべば、あとは具体的な話しを考えていくしかありません。これらの課題感を精査するため、学生たちに話を聞いてみました。

学生にヒアリングしてみたら…?

①『イケてる大人(※)』がいない。そもそもの母集団が少ない!
 ※そもそも『イケてる大人』とは?:
 ・夢に向かって歩んでいる
 ・保身せずリスクを取れる
 ・単純にお金を稼いでいる
②ダサい大人が多い!?
 ・電車で目が死んでいるサラリーマン
 ・揚げ足取りになると急に活き活きする
 ・頑張っている人の背中から刺す行為(裏切り、忖度、保身)
③自分の人生で精いっぱい(親、家族、学業、私欲、その他)
 ・どれも大事ですよね
④本音には、反対勢力がいる理由で黙って過ごしているという処世術

TSUKURU未来研究所

私も40代になり、残りの人生を考え、胸に手を当てて考えたいなと思うことが多かったです(-_-;)

SNSでの活動

X(Twitter)ワールドは掴みきれない。SNS社会は、掴みどころが難しい

社会課題の現状把握を終え、「一緒に未来設計する仲間を見つけるには、どこにいくといいかなぁ」と考えていたところ「Twitterがいいよ!」とアドバイスをいただきました。現状把握終了から、Twitterスタートまでのスピードはベンチャーとは思えないくらい遅かったです(;^_^A

当社も3年前くらいから弊社事業活動(ESG・SDGs・環境問題等を事業活動で解決する:Twitterはこれらテーマと相性が悪い)に沿う課題に対してゆるゆるTwitterをしていたことはありました。

「ESG・SDGs・環境問題は、誰も興味がない」が現実だったのでしょう。その理由は「自分事としての距離が遠い物事」であることと理解しています。

それでもSPECでX(Twitter)ワールドに入ってみた

この苦い経験に懲りることなく、SPECは主にX(Twitter)ワールドに生息しています。無骨なツイートがいいなと一定程度のスタンスで、ゆるゆると発信しています。

そもそものTwitterワールドの言語やキャラについては、全く馴染めなかったのですが、田端慎太郎さんというインフルエンサーのTwitter講座に参加しました(※22年5月頃だから、いまの値段でないです)。

SNS社会の考え方のポイントを教わりました。当時の田端大学のSNS講座は、マーケの基礎的なお話しと実践中心の内容でした。

炎上系と嫌われているようですが、皆さんどう感じていますか?
私は、無骨な内容を発信している方と思ってみてます。

なお、田端さんがリポストしただけで、余裕で私の有益でもない情報のインプレッションが万を超えるのには驚きました。

広くまくインパクトすごいですよね。日常生活の中にXがあるくらい田端さんは愛好家の力です。

そんな背景もあり、ゆるゆる動いているSPECのX(旧Twitter)。

・コンサルバドール・ダリさん(@TSUKURU_future
・ミレニアム・シェイク・スピアさん(@mil_shakespeare

12月に入り、

・SPEC生のつぶやき(@SPEC_chitchat

もスタート。

自社内のお友達。それ以外のお友達になる方も、少しずつ増えていけばいいなと思ってます。

なおSPECメンバー間は、CAMPFIRE(会員限定情報の発信)やその他のツール(Slack、LINE)で繋がっています。

さあ、このように外部向け・内部向けともにコミュニケーション量を増やしているSPECですが、プログラムの内容はどうなっているのか

いまでは、共育プログラムは、企業側の育成に対しても還元すべき。
人材育成の再現性あるモデルの一つとして、事例を多く残すべき。
と考えています。

後編に続きます!

▼後編はこちら▼


このプログラムの独自性は『目利き』『集合体』『実績』を持ってできることであり、詳細については、ご興味ある方はお気軽に、お問い合わせください。なお、地方学生には情報格差があると認識しています。

もし我々の場を選ばれる場合、頑張りましょう。学びの環境がなく困っているという方も所属しているので、切磋琢磨していきましょう!

***

【新型選抜コミュニティSPECの最新情報もチェック】

✔ 好奇心高め&自分で足を踏み出す優秀学生向けに
✔ 実践的な価値やノウハウ、ネットワークを提供

興味ある方は、SPEC公式Twitterをチェック!

有益情報に自分の意見つきコメント、リポストをすると、
100%リプされます😊

***

【 インターン/副業 お仲間募集 】
職歴や学歴、性別は不問です。
「まずは週末だけのコミットから...」
柔軟に参加したい!というのも大歓迎

ご興味ある方は、
ぜひ下記のアンケートフォームから
ご応募いただければ幸いです。
TSUKURUお仲間募集アンケート
頂いた情報は、当社プライバシーポリシーに準じ
取扱いさせていただきます。

* * *
この記事を書いた人は
辻吉彦

TSUKURU株式会社 代表
伝承とは、
事業づくりより、ヒトづくり!?
ヒトづくりより、事業づくり!?
を一緒に考えよう

もしよろしければ、サポートも宜しくお願い申し上げます。 この記事を通して、貴方とご縁を頂けたことに感謝です(^^)/ 頂いたサポートは、発信させて頂くコンテンツの改善に活かさせて頂きますm(__)m