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五等分の花嫁最終総括(ネタバレ有)

皆さんこんにちは。なんでもつくるレイです。@reibodoge

これまで、今まで観て来たアニメレビューはやってきましたが
特定の作品で1から100まで書くってことはやってませんでしたので、
この企画は初になります。記念すべき最初の作品がこれになるとは嬉しいですね、ってまぁ自分で選んでるわけですけど、ちょうど先日最終巻が発売されましたのでね。

タイトルにもありますが、このコラムについては同じく五等分の花嫁を最後まで読んだ方向けになりますので、まだ読み終えていない方は回れ右してください。

「俺別に五等分の花嫁読む気ないから大丈夫」

大丈夫じゃねぇんだよ!読めよ!

というわけでレビューをやっていきたいと思いますが、特に書きたいことがまとまっていて「さぁ書こう!」っていう状態になってないんですよね。何日もかけながら色々思い出しながら(時にはもう1周読み直したりして)書くのだろうなぁと思ったりしてます。
今まで書いたアニメレビューの方には五等分の花嫁出てきてないですけど、mixi時代には書いてましてちゃんと好きキャラベストも書いてます。アニメレビューはまだ全部出し切ってるわけじゃなくてストックもまだあるのでお楽しみに。

漫画・アニメ[マガジン(なんでもつくるレイ)]
https://note.com/tsukurei/m/m49fe61032b52

さて、アニメレビューの方ではあらすじとか書いてますけど、ここをご覧の皆様は既に全部観終えているという前提なので割愛し、まずはレイがいったい誰を好きなのか聞かんことには話が始まらないでしょ?ってなもんで、発表したいと思います。


好きキャラベスト

1位 四葉

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五等分の花嫁に限らず全漫画・アニメキャラでも相当上位…ベスト3入るかもしれないくらい好きかも。まぁタイムリーだから気持ちが盛り上がってるだけかもしれませんがとにかく好み。
勘違いして欲しくないのはラストまで観てそうなったわけじゃなくて、もう最序盤から凄い好きで生粋の四葉推し。ショートボブ、うさみみリボン、天真爛漫、超性格良い。この辺りがもともとタイプなので決め手で、さらに言うならcv.佐倉綾音さんがハマり役過ぎてて…もともと佐倉綾音さんは1番か2番くらいに好きな声優さんなんですが、これを機に1位確定しました。
あと意外と盲点だと思うのが、作中で二乃がオシャレ番長という立ち位置になっていますが、よく見てください。

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四葉も相当オシャレですよ。
なんなら個人的には四葉が一番オシャレだと思っています(うさみみはそんなことないがw)。ちょっとドンピシャな画像がもってこれなかったですが、この時履いてる靴がめちゃくちゃオシャレだと思いました。
レイのファッションセンスがどうかはわかりませんケド。


2位 三玖

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三玖は作中で一番始めにデレを見せてくるので、ランク的に上位という人も多いのではないでしょうか。おそらく好きな理由も万人と大差ないかと思うのですが、まず格好が好きです。ヘッドフォンは別においといて(笑)服装とか万年パンストという辺りとか。ちなみに私は控えめ女子はあまり好みではないのですが、三玖は程よく積極性を持ち合わせているところが良いですね。ジト目クーデレキャラなのに意外と表情が一番コロコロ変わってたのも三玖かもしれません。
頬を膨らませた「ぷ~」は三玖か千秋の代名詞でしょう。

3位 二乃

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本来私が好きな系統の一つである”恋に積極的過ぎる”キャラ。ちなみに佐倉綾音さんと1、2を争っていたという好きな声優さんが二乃を演じた竹達彩奈さんです。序盤は可愛げのカケラもなかったわけですが、デレ出してからは急に可愛くなりましたよね。四葉は断トツですが、三玖とはそこまで大差はないです。

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四葉への愛が強くてアニメレビューの時からは考えられない長文になってますが(笑)まぁこんな感じです。まぁどのヒロインも可愛いところがありますから、この辺は人それぞれということで、推しが違ってもそこは大目に見てくださいね。

ではここからは場面であったり、伏線や全体構成などストーリー面での話に触れていきたいなと思っています。…まだ断片的にしかも超ぼんやりとしか思い付けてないのでかなり行き当たりばったりになりそうですが、そこは長年mixiで鍛え上げてきた文章能力でなんとかしていきたいところ。
まずはざっくりと総括というか、最終巻を読み終えた時の感想からお話しましょうか。


総括

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まぁこれについては読み終えた時にTwitterでは発信したんですよね。

五等分の花嫁最終巻、観了。
春場先生、本当にどうもありがとうございました!
ネタバレにならぬようにすると何も言えなくなっちゃうけど、とりあえず泣きませんでした、というか思ってたよりかなりあっさり味だったのとやって欲しい部分をやってくれなかったところもあり。でも綺麗に終われたかな!
https://twitter.com/reibodoge/status/1251442815927644166

そう、ここにレイが思ったことが凝縮されているというか、これをnoteで書こうと思った理由の一つでもあるというか。

最終巻14巻だけを100点満点で点数をつける…というのは無粋かもしれませんが、敢えてやるとすれば個人的には76点くらいかな、という感想でした。あくまで個人的にね!100点と思ってる方もいると思いますけどそれはそれで全然よいと思いますので!感じ方、考え方は自由です。
まぁとにかくそういう前提があって、愛を持って色々切り込んでいこうかなというのが今回の趣旨なわけです。この作品を愛したからこそ、敢えて足りなかった部分などをあげていき、今後の作品へも期待していきたいなと、そういうことであります。

一応言っておきますと最終巻だけを取り上げたら76点でも1~14巻だと94~95点だと思ってますよ?


13巻終了時点での推理・見解

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まずは最終巻の1つ前の13巻から触れていこうと思います。
私はマガジンで週ごとにリアルタイムで見ていたわけではなく単行本派なので、13巻が出てから3ヶ月は悶々してその間何度か読み返したりしてるわけでした。単行本派で且つまわりからのネタバレをシャットアウトしながら過ごしていた方は皆同じような気持ちだったのではないでしょうか。

特に私は激しく四葉推しだったので、最後のページで四葉に会いに行っているところで終わったのが「え?」「ぇ?」「E?」って感じで、この3ヶ月は例えるなら自分が好きな人に告って保留になってそれの返事を待ってる時かのような緊張感がありましたからね。
まぁ逆に四葉以外が推しだった方々はこの時どのような気持ち・見解になったのかというのもちょっと気にはなります。
というのも、私はこの時点で四葉と五月以外は可能性が消えたと思っていたからです。
「え、五月に可能性あるのか?」と思った方が多いかもしれませんし、もしかしたら「いや全員に可能性あっただろ」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
なんか書いてると国語の時間の”この時の主人公の気持ちを答えよ”問題にぶちあたったみたいに思えますね。いや、本当まさにそれ。言うならば私はこの3ヶ月ずっとその問題を解こうとしていたのかもしれません。皆さんはどうだったでしょうか。

一般的に、なんの先入観もなく純粋に、ピュアに、率直に読めばなんてことはない、四葉が選ばれたんだなっていうところで終わってるかのように見えます。うん、見えますよね?
私も最初そのシーン見た時、愛する四葉が選ばれたことに「やたっ…!」ってなったんですが、その後疑心暗鬼に陥りました。まるで14巻の四葉本人みたいですねw
というか、そのシーンの前からも伏線はちょいちょいあったのでおそらくこのままいけば四葉なんだろうなとは思ってました。ちなみにどこ辺りからそれが強くなったかと言いますと、第113話 最後の祭りが風太郎の場合①で武田が「一体彼女たちの誰から見分けられるようになったんだい?」のところです。遅い?遅いですかね??!w
いや、あくまで”強くなったのは”ですよ?実際四葉になるんじゃないかと思い始めたのはもっと前で、京都で会った子が四葉だったことが明かされた頃くらいからはそれを予想していました。

ではそこから進み、五つ子がそれぞれの教室で風太郎を待ち、そこで各々が意味深なセリフやシーンを演じて幕を閉じたわけですが、95~99%四葉だろうけど1~5%五月かもしれないという結論に至った理由について説明しましょう。
まず、”100%確定していないものはミスリードの恐れがある”です。
”ミスリード”というのは、読者に先入観を植え付けさせて勘違いさせる手法のことです。推理物のミステリーなどで日常茶飯事に使われるテクニックですが、ミステリーでなくても良作にはたいてい使われていたりします。
この場面で言うと、パっと見は四葉エンドに見えますが、この時点ではあくまで四葉に声をかけただけで告白をしたわけではありません。ということは、いかにも”この後告白するように見せ掛けてる”というミスリードにもとれるのです。

この話で風太郎は答えを聴かせる教室に行くということになっていますが、そもそも1つの教室に行ってそれで終わりという先入観を植え付けさせられている…!ってハッとなったんですね。
この時、二乃はセリフがありませんが、一花と三玖と五月にはセリフがあります。しかも五月に至っては独り言なのか風太郎に対して放っているのかが不明です。
さらに三玖の「終わったよ」発言は、何かのフラグで終わったことがわかっていることになります。そのフラグが何かが明かされていない。二乃にとってのフラグは三玖だけとは限りませんが三玖がフラグの1つですよね。三玖のセリフで終わったことを知ったわけです。じゃぁ三玖はどうやって終わりを知ったのでしょうか。
普通に考えて風太郎か他の姉妹か、はたまたその両方が伝えに来たという線が濃厚でしょう。ただ、「何時何分までに風太郎が来なければ終わり」という線も消えたわけではありません。そう、この時点ではあくまで全て推論の域を超えないのです。また、春場先生はそれを狙ってやっているであろう臭がプンプンしていたのです。

では一花、二乃、三玖が消えたという件につきまして。これは正直異論がある人はそんなにいないのではないかと思っています。ただ私がそういう見解だったことを述べた以上説明責任を果たしておこうかなと。意見が分かれるというか派閥としては、四葉確定派と四葉/五月の二択派のこの2つかなと思っているので。
端的に言うと、国語読解的にみて三人はないでしょって話です。
一花の「やるじゃん」発言、仮にこれが一花本人への告白があった後ならセリフが不自然過ぎます。国語のテストなら典型的な数合わせの答え。真っ先に消去法の対象となる答えです。
で、二乃と三玖ですがまぁ二乃泣いてますしね。明らかというか。仮にどっちかが告られてたらこのシーンが不自然。
これ言うと一花推しと二乃推しから怒りを買うかもしれませんが、二人は途中から完全に負け犬キャラオーラが出まくってましたからね…残念ながら。少年誌ラブコメはどうしても必要なんですよ、そういうキャラ達の存在が。そういう紆余曲折を経て一人と結ばれるわけですから。本当にごめんなさい、これがハーレム系で且つ最終的にゴールが決まる系の運命と書いてさだめなんです。

さて最後に残りました五月について。ここまでの理由だけですと、五月本人に対して可能性がある素養があるというものではなく、あくまで三人のような決定打がないという消去法的なものしかあげて来ていませんでした。しかし、実は五月にもちゃんとした理由があります。細かいのはいくつかあるかもしれませんが、一つだけ他のキャラにはないとても大きな理由があります。それは…

恋に落ちていない

そう、フォーリンラブしてないということなのです!時たまデレっぽいところを見せたり、風太郎との関係性が良化しているようなシーンはあるものの、五月本人は事あるごとにそれを否定しており、また明確に恋と確定できる程の感情には見受けられないという状態。
「え、恋に落ちていないんだったら可能性ないじゃない」って?いやいや。

不穏でしょーよ、不穏過ぎるよ!!

だって、この作品は五つ子ハーレムラブコメとして始まったんですよ?なのに最終巻を目前にしてまだフラグ折れてない娘がいるんですよ?!五月推しの方だってたくさんいるだろうに、その方達だって恐らく「いつ五月が落ちてくれるんだ、早く落ちてくれ、ガチデレする五月が見たーーい!!」って思ってたはずなんですよ。少年誌ラブコメでそこの層を無視して仲間外れで4人だけ落として1人落とさないなんて終わり方するだろうか、いやしない(反語)。
これが五月門外の変です。どう考えてもおかしい。

さらに言うと個人的にはもう一つ大きく引っ掛かってる理由もありまして、それは最初の巻の表紙で一番大きく取り上げられてる娘(もしくは背表紙の娘)はメインヒロインなんじゃないのかっていう、統計全くしてませんが統計的に少年誌ラブコメの法則であるこれが私を大きく惑わせました。他作品のネタバレになるから大きな声では言えませんが、この法則を唯一破ったのは、かの有名ななんちゃら100%くらいのものです(レイ調べ)。

もう一度話を戻してよく思い出してください。

誰が選ばれるか。

そう、この時点でヒロイン側が落ちているかどうか関係ないのです。
あくまで風太郎が誰を想っているか、それだけのことなので。


最終巻の感想(純粋な心で見た編)

なんかもったいつけたようなタイトルですが、まずは批評とか分析とかじゃなくて、もう待ちに待ちに待った最終巻を読んで、与えてもらったものというか、まぁ要するに良かったとこ中心で皆さんと一緒にもう一度幸せな気持ちを振り返ろうかなと思います。

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最終巻を見る前日、「よし、明日は泣くぞー!!」って意気込んでいました。で、実際なんですが先程も書いたように泣かなかったんですよね。ウルっとは来たんですけど。でもまだ1周目でして、今画像撮るために開いてこの近辺だけチラ見しちゃったけど1週目の時よりウッて来ました。あれかな、もしかしたら実感がまだ湧いてなかったのかな?本当この作品は中盤くらいまでは四葉絶対最後選ばれないだろうな残念だなぁって思いながら見てましたからね。それが選んでもらったことの嬉しさと言ったらないです。ここは四葉以外が推しの方には申し訳ないですが、っていうのも四葉と同じ気持ちかな。
このシーンですが、直前で四葉らしいと言えばそうなんですが即答で一回断るってのがありますよね。本当あれに「なんでや!!!!!」ってなりましたよ。「嫌いって言わなきゃ」も内心悲鳴でした。

ここが本当にハイライトというか、その結末を見るために3ヶ月、いやここ数か月首を長くして待っていたので、はっきり言ってここでもう感情がピークになってそこから先は凄く言い方が悪くなってしまうのですが、一種の消化試合じゃないけど落ち着いた感じで最後までスルスルっと見てました。そういう意味では1周目はまだ全然噛みしめることができていないのだと思います。なので(純粋な心で見た編)については余計なことを言わないうちにこの辺にしておこうかなと思います。


13巻終了時点の最終巻の展開予想/妄想

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では最終巻の感想(分析編)を行う前に、レイ自身がどんな展開を予想したり妄想したりしていたのかという話を先にしておこうかなと思います。
でね、最初も言った通りこのコラムはかなり行き当たりばったりで書いてまして、特にこの辺りからそろそろヤバイんですよ。全然考えまとまってないというか、妄想とか仮定も結構色々なのやったんですけど覚えてないのとかもそれなりにありまして。うまくまとめることができればいいですが…ここまでと同じく勢いで指を走らせます。

まず予想の方ですが、こっちは今までもある程度書いてますので端的に言いますと、四葉95~99%五月1~5%。これに尽きます。だって結ばれていずれ結婚するってのはもうわかってますからね。古畑任三郎と同じ方式なので。おまけにTwitterで春場先生が次の14巻が最終巻ですって言い切っちゃったもんだから、残りの話数考えてもこれからこねくり回すことは無理なんで、風太郎が告ったら返事はOKになるはずなんですよね。
となると、あとはその数%をどう埋めるのか、といったところをあれこれ妄想しました。それは14巻の結果だけというよりはこれまでの伏線やフラグなどを色々思い出しながら、あれはああいうことだったんじゃないのかとか。こっちは予想というより妄想。それも五月エンドの場合の妄想が多かったかもです。
だって四葉エンドだったら意外な展開にはならないだろうから。
この感情と心理はそう、例えて言うなら推理物とかで名探偵が絶対的に信頼をおける家族だったり恋人が容疑者濃厚ってなった際に、どうにかしてそいつの無実を証明しようと必死になってアリバイ探したりそれまでの推理のほころびを探したりする様に似てましたね。なんとか五月エンドの芽を潰せないか、そうすれば四葉エンド確定なのに、と。でもそういう時に限ってどんどん容疑者が怪しくなってくるんですよねw

五月エンドの妄想ですが、そうするとまず四葉のところに訪れたのは何だったのかって話なんですが、まぁそれはどうとでも。先程も述べたように、風太郎が決めたただ一人の部屋にだけ行っているとは限らないですよね。むしろこれは他の誰かに告る前、もしくは後だったことだって考えられますから。
で、じゃぁ風太郎が五月に告る、つまり五月のことをいつの間にか恋愛対象として見ていて恋愛的な意味で好きになっていたという場合どんな展開なのか。ちなみに、この時点で風太郎が五人のうち誰かに恋心を抱いているということは、直前の武田・前田との会話の中で確定しています。国語的にね。
まぁぶっちゃけ何故好きになったかとかの理由はあまり重要じゃないんですけど、まぁなんだかんだ最初仲が悪かったからこそ、色々乗り越えて良好な関係になってその距離感というか、一番フラットな関係でいれた五月を好きになったのかな、と。よくあるじゃないですか、最初犬猿の仲で結局好きになるパターン。好きと嫌いって表裏一体なんですよ、これは真剣と書いてマジで。

じゃぁその告った後の五月の反応と答え、なんですが、先程書いたことと矛盾するようですが、ここは当然一旦NGが出るでしょう。何故ならこの時点で五月は風太郎に対して恋愛感情を持っていない、と自分で思っているからです。それだけなら別にOKしてもいいんですけど、他の姉妹の手前そんな気持ちでOK出すわけがないですよね。ただ、それによって意識させられちゃうんですな。もともとこの近辺で五月は意識し始めてる風にも見えるしまんざらでもない感じ出してましたから、これは大きなフラグになります。で、五月もどうしようもなく好きになってしまい、それを姉妹達にも見抜かれ…後は春場先生のテクニックで帳尻合わせて最終的にくっつくというわけです。

うん、もうちょいうまいこと書きたかったんですが、色々考え過ぎてたのと今現在も書きながら色んな妄想が浮かんでしまって、どれが当時考えていた妄想かわからないレベルになってきてるので、こんな感じでまとめさせて頂きました。
後、過去絡みの妄想も書こうとしてましたが、それはこれより先の項にて出していきましょうか。


最終巻の感想(分析編)

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というわけでここまでやってきましたが…。実は色々昔のシーンとか振り返ったりしたくても、ちょうどタイムリーに5~12巻を友達に貸してましてw
覚えている範囲でやっていくので、ひょっとしたら何か間違いとかあるかもしれませんがご容赦ください。

最初に、思ってたよりあっさり味だった、やって欲しいところをやってくれなかったと述べました。あっさり味だったのはまだ1周目で、しかもハイライト後をスルスルっといってしまったからという可能性もあるのでさておき、私個人的にやって欲しいところをやってくれなかったことが、大きく言うと2つあります。

1つ目、これはちょっと傲慢な話なんですが、先程の四葉が「ずっと好きでした」と言ったシーンですが、これでこの回が終わりで次のページからはもう次の日になってるんですよ!
いやぁもうちょっと幸せの瞬間噛みしめさせて欲しかった!

すんませんね、以上が四葉推しのワガママです。

で、2つ目。こっちが本題ですが…
風太郎が四葉=京都で会った子であることに触れない。

風太郎が告ったセリフを見る限り、普通にとると家庭教師を始めてからのことしか触れられていないのです。そもそも同一人物であることがわかっているのかどうかすら描写がない。
多分なんですけど、四葉は過去を引きずっていた時期があったので、それと対比するような行動をとらせたかったんだろうなという作者の意図を感じるのですが、ちょっと弱かったんじゃないかな、と。
風太郎が四葉に対してそのように思っていて、実際13巻で疲れ果てて階段で半分眠った状態で「大事なのは過去じゃなくて今だろ」的なことを言ったのですが、それは14巻の四葉に対して掛けてあげて欲しい言葉なんですよ。しかもこの時風太郎は夢を見たと思っており、結局このシーンからだけでは、同一人物とわかっているかどうかが不明確であると言えるでしょう。
だからこそ、告白の最中でも後でもいいので、

京都で出会って惹かれて再会できて嬉しかったけれどそれは過去の話、一緒に過ごしてもっと好きになった、過去は過去、今は今なんだ
ということを強調して欲しかったんです。

なんか乙女みたいなこと言ってますかね?w
ニセコイとか他の作品でもそうですけど、過去に出会ったということは一つの話の鍵のはずなので、ちゃんとそこにケジメをつけて欲しかったんですね。告白よりも前ではなくて、クライマックスで。

ちなみに先程、後の項にて出しますって言ってたのがここに繋がってくるのですが、だからこそ四葉エンドでもそこに関してはかなり妄想した記憶があります。
私の妄想の中では、風太郎は大分前に正体に気付いている設定でした。
しかしそれを言わないのは、麗奈が出現した以上、四葉の方も気付いているはずなのに言わないということは言いたくない理由があるんだと気付いているから。そうすると一つの答えに辿り着きます。そう、あの時の約束ですね、一緒に勉強して一流目指すってことが全然出来ていないことに関しての負い目があるんだなっていうことに気付くでしょう。だから敢えて触れない。
そして、過去とは言え惹かれていた四葉に対して少なからず意識はしていたものの、肝心の四葉は三玖の応援をしていたので風太郎自身も気持ちが昂るわけでもなく、元々の恋愛不生さも手伝って恋愛感情を自覚するまでに時間がかかったのです。明確な四葉からのアプローチもなく、告白の時を迎えたので風太郎は正直自信は全くなかったと思います。

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ふぅ。14巻を1回しか読んでない身としてはこんなところですね。
いやぁ出し切れた感はないと言いながらここまで9425文字を要してしまいました。うん、なんか他にも色々考えてたはずなのにうまく言葉にできませんでした。あ、忘れただけかな?w
批評という意味では13巻以前にまだあるにはあるんですけれど、せっかくの最終回観て気持ち良く終わってる人ばかりでしょうからね。
もしやるとしたらまただいぶ時間をあけて、ですかね。
まぁでも1つの作品に特化したコラム書くのはこれが初なので、他の作品とかもやっていくかもしれませんし、10作品まとめ出しの恒例アニメレビューや、まだやってませんが漫画レビューとかもやっていくので、気が向いたらということで。

色んな作品やっていきますので、是非フォローを宜しくお願い致します♪
長文お付き合い頂きありがとうございました~!

漫画・アニメ[マガジン(なんでもつくるレイ)]
https://note.com/tsukurei/m/m49fe61032b52

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