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鈍感系主人公は二次元産物に限定されるのか、若さゆえの過ちなのか。

このタイトルからするといつものアニメレビューっぽいですが、今回はちょっと違った方向性のコラムというか思い出話というか。どっちかというと恋愛系コラムになるのでしょうか。頭の中できっちり整理できている話ではないので行き当たりばったり感が出てくるかもしれませんがお付き合いください。

まず”鈍感系主人公”というワードに疎い人のために簡単に説明からしておきましょう。
これは漫画やアニメやラノベなどの二次元的創作物において度々出てくるワードというかキャラクター設定の1つなのですが、主人公(だいたい男)が割とモテていたりして、異性からアプローチであったりそれに準ずる行動やセリフが多々あるにも関わらず、それにあり得ないくらい気付かないというのが鈍感系主人公と言われています。
そのあり得なさ具合はとにかく凄いので、基本的に読者はそれを”二次元独特の世界観”として捉えていることが多いかと思います。
本当なら具体例やシーンをここで上げたいところなのですが、意外と難しいです。それまでの流れとか文脈とか設定とかがあったりするので一部分だけを抜き出して説明し辛いですね。

まぁいずれにしても簡単に言ってしまうと「自分自身のモテに対して鈍感」ということですね。
で、今回お話したいのは、それって作り話とでも言いますか、要するに現実であり得るのかどうかっていうところです。
鈍感系主人公に詳しい…って言うのも変ですが、ハーレム系だったりそういう二次元創作物を好む人達は、おそらく一度は「そんなのありえねー」と思ったことがあるのではないでしょうか。でも「そんなのありえねー」と思うのには一つ理由があります。それは、そのシーンを自分が客観的立場で見ているからです。

一つ例え話をしましょう。
あなたは特に手先が器用とかプロとかではないですが、余興で覚えたての手品を披露したとしましょう。そこまで完璧に練習しまくってとかじゃないですよ、ごく普通くらいの感じで。それを披露している時、あなたは何を思いますか?きっと、「あぁ、バレてないかな、うまく言ってるかな」と思うでしょう。もっと心配性な方なら「うわーこれわかっちゃうよなー」とか思うことだってあるかもしれません。
つまり、答えを知っている側は、相手も答えがすぐわかってしまうんじゃないかという錯覚に落ちるということです。さらに言うと、答えを知っているからこそ、それはすぐに答えを導き出せるものであるように思えるのです。

ここで先程の話に戻しますと、鈍感系主人公は手品を披露されているお客さんであり、その作品の読者であるあなたは手品師なのです。傍からみていると主人公はモテているという答えに辿り着きそうなもんですが、手品師であるあなたがそう感じるのは答えを知っているからなのです。
いくら感情移入して作品を見ているような気になっていても、残念ながら「そんなのありえねー」と思った時点で、その部分に関してだけは感情移入しきれていないのかもしれませんね。ん?例えがわかりにくい?
まぁそこはよしとしましょうや。深く突っ込まずに。

もうね、この辺りまでを下書きで数年前に書いて放置してたもんだからこの先どう話を進めていくのかわからなくなってるっていうお決まりパターンなので、そろそろ本題というか思い出話に入ろうと思いますよ。

それは私が高校生の頃のお話。当時の私は恋愛経験も非常に浅くウブなねんねでした。そんな中バンド活動をしようとして色々人を集めたり交流したりしてたのですが、女性ボーカルがみつかり、その方の作詞したものに曲をつけたりとかしてました。
中々他のメンバーが揃わず、そのボーカルとの交流だけが深まっていき、普通に友達のような感じになっており仲良くしていましたが、ある時にそのボーカルと電話をしていたら話の流れで「嫁にもらって」と言ってきました。冗談ぽい感じだったので、その時は普通に冗談を言われたていで軽く返したと思います。ちなみに私はそのボーカルを女性としてどう見ていたかというと、1つ年上で綺麗で仲良かったわけですから当然良い印象でしたし魅力的だと思っていましたが、ボーカルになる予定だったこともあったからなのかなかったのか、恋愛感情まではいっていませんでした。ただ、「アリ寄りのアリ」だったとは思うので万一コクられたりしてたら付き合っていたかもしれません。

さて、そんな昔話で何が言いたかったか、と言いますと、これをみている読者は先の文章だけでは感じなかったかもしれませんが、客観視すると二次元でそういう場面いやという程見てきたんじゃ?ということです。
先の「嫁にもらって」だけだとアレなんですが、実はそれ以外も含めて好意的ではあり、それが親愛なのか恋愛なのかはさておき、特別視はされていたと思います(特別視されている自覚にたいしては決定的なこともあったんですがここでは割愛)。
ですので諸々あってこそのその台詞。たいてい鈍感主人公はそこで、「また冗談で言ってんだろ」ってなっちゃうわけです。で、実際言ってる側が冗談ぽく言うのって二つパターンあるわけですよ。

1つは本当に冗談のケース。

もう1つは、照れくさいので"冗談ぽくすることで予防線を張る"です。

ね?同士はそういうの何度となく見てきたでしょ?
でもウブなねんねはこう思うわけです。

「自分なんかが、こんな人から好かれるわけがないし、まぁ冗談だよな」と。

そう。鈍感系主人公は決して完全に鈍感なのではなく、自分の力量等を考えた上で卑屈になってるか遠慮がちになってるか臆病になってるかなんですよ。
ですから特に若い時分であれば十分に起こり得ることであり、なにも二次元特有の現象というわけではないのです。
これもピュアな心を失ってしまった大人の弊害かもしれませんね!

さあ、3年以上前に書き始めたコラムが、よーーーーやく!終わりましたwww
長い期間あけちゃうとどう書こうと思ってたか忘れちゃったりしてダメですね。今回もグダグダなコラムになった気がしますが大目に見てやってください。それでは!

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優しいだけの男にならないで!

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