「オフトゥンのようせいがあらわれた!」

本日も4時過ぎに起床。

早起きは三文の徳を、絶賛実践中のつくね。

6時過ぎにかっちゃんが起き
次いで息子も起き出す……

がしかし。
起きはするものの


「お母さ〜ん、こっちおいでよ〜」

あったか~いオフトゥンの中から息子が手招きする。

オフトゥンのようせいがあらわれた!

「え……せっかく爽やかな目覚めで活動的になってるのに……やだわ」
「あったかいよ〜」
「そんな所に入ったら、もう終わりやん……」「おいでよ〜」
「えぇ……」
「来てよ〜」


そして、茶番劇が始まる。

「ああああ……吸い寄せられるううう〜」
「ふっふっふ。出られまい……」
「あったけぇ〜。悪魔的だ……
 
駄目だ!寝るんじゃない!

目を閉じたら……終わ……り……だ……

フンガっ」


「ふふっ。こと切れた」
「こと切れた……すげぇ言葉使うな。違うけど。母はマジでこれ以上ここにいるとヤバいので……出ます」
「一緒にゴロゴロしようよ〜」
「むむぅ……」

これは……
アレだな。
逆をいった方がすんなり事が運ぶな。

「や、もう、ダメだわ。無理。寝る。ギリッギリまで……はなかっぱの二本目が始まるまで寝る。あったか~い……何も……何も……したくない……」


「起きようっと」

駄目な母親を目にして

(これはマズイ)

と思ったのか……

俄然シャキっとして、テキパキと用意をし始める息子。

(何て分かりやすいの……)

「えぇ……起きるん?」
「お母さんも、いつまでもゴロゴロしない」

「ふぇ〜い。あ!

体操服を持ち帰るので、金曜日は運動しやすい服を持たせてくださいって書いとるよ!」

「うん。だから、体操服と両方持って行っとる」
「あんた……スゲーな」
「シュウイヨウトウ」
「……フツーに間違ったん?」
「用意周到を敢えて言ってんの」


敢えて!


わぁ……
スゴい私の息子っぽいなぁ……

分かりやすく天の邪鬼な所とか
敢えて変な言い方する所とか。

特に、こと睡眠に関しては息子はサラブレッドになった。

私は寝起きはいいが
寝付きはそんなには良くない。
眠りが浅めでちょっとした音でおきる。
(前世多分くの一だったんだ)
環境が変わると、ビビる程に眠れない。

かっちゃんは寝起きはムニャムニャする。
いくらでも寝てしまう。
すごーく深く眠る。
いつでも何処でもすぐ寝る。

息子は寝起きはめちゃくちゃ良く
寝付きもめちゃくちゃ良い。
何処でもいつでも深く眠る。
睡眠時間が少なくても全然平気。

いいなあ……
羨ましいわ……

明日は息子の小学校最後の運動会ならぬスポーツフェスティバル。

ソーラン節を踊るんだそうで、毎日腰が痛くなるほど練習を頑張っていたのだ。
 
さて。
明日のつくねの起床はいかに?

明日遅起きなら
見事な【三日坊主】の栄誉が与えられる。  
そして……

明日、オフトゥンのようせいは再び姿を見せるのか……






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