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「ドラクエⅢそして伝説へ……に辿り着く事すら出来ずに」の話

初めてのドラクエは

「ドラクエⅢそして伝説へ……」

小5の時だ。

弟がドラクエをしていて、

「ドラクエ……おもろい?」

「おもろい。ねーちゃんもしてみる?」

「うん」

そして、弟は友達と遊びに出かけた。


「なまえをきめてください」

はいよ。

迷わず、当時の名字

「はった」

と入力した。


そして、物語が始まる……

「起きなさい、起きなさい。わたしの可愛いはったや……」

あ?

このお母さん、私を名字で呼んどる……

あ!

なまえって、名字でなくて、下の名前?

ちょ……もー。


「勇者はった」

幾度となく呼ばれる……

イヤじゃわ、すっごい違和感……


まあ、いっかー。

やり直すの面倒くせえわ。

と思い、そのままプレイした。


しばらくすると、弟が帰ってきた。

「どう?」

「楽しい」

「あれ?名前、名字?何で?(笑)」

「何でって……知らんよ。下の名前って言ってくれんとさ」

そして……

一ヶ月程前。

夫と息子とおしゃべりしていた。


息子「じゃあ、Ⅱのボスは?」

夫「シドー」

私「私、Ⅲからじゃからなー」

息子「じゃあ、Ⅲのボスは?」

私「バラモス」

夫「バラモスはラスボスじゃないよー。ゾーマがラスボス!」

私「えっ!?嘘じゃ!」

夫「嘘じゃないよー」

私「ヒドい!そんな、30年も経って……私のドラクエⅢの旅はまだ終わってなかったなんて……」


そして、今調べたら、

ラスボス「しんりゅう」

って書いてある!

し、し、し、しんりゅう!?

何それ?

夫も全クリしてないではないか!!


まるで金栗四三みたい……

(マラソン選手で、ストックホルムオリンピックに参加。

しかし、途中で意識を失い、棄権。その旨が伝わっておらず、大会記録は行方不明。

その後50年以上経って、ストックホルムでオリンピックの式典が開催された。

その際、不思議な記録に注目した関係者が金栗選手を式に招待。ゴールするイベントを考える。

金栗選手が競技場を走り、ゴールテープを切るとアナウンスが……

「日本の金栗、ゴールイン!これをもってストックホルムオリンピックの全日程を終了します」

タイムは54年8ヶ月6日5時間32分20秒3)


えぇ話〜

もう流石にいいか。

夫も今更しんりゅうを倒そうとは思うまいよ……


私は割と途中で投げ出す。

ゲームもマンガも……


ドラクエⅧは怪鳥レティスでつまづいた。

操作と視界がグルグルするのがダメだった……


デスノートも

「エルが死んで、後継者はニアです」

ってなった瞬間に私のデスノートは終わった。

未だにデスノートがどんな結末を迎えるか知らない。


ゴールデンウィークにギターを買った。

二週間くらいで、

(もう、全然上手に弾けん!)

飽きてしまった。


たまに、このnoteの様に続く事もある。

「奇跡じゃ……」

と心底思う。


まだ二ヶ月半だけれど。

密かにとても嬉しいのだ。


これ……本当に孫正義が言ってたヤツだったん?……

笑いのレベル……すご。


よし。

孫正義を、見習って……


飽き性なのではない。

興味の対象が、次から次に変わり、少ししたら満足して、また次の物に移り行くだけなのである。

…………くっ。


「飽き性やないかい」


ミルクボーイにツッコまれるぜ。












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