言葉の裏の虚しさを読み取っている

ハナ2020-03-26

#コロナ禍
いましがた買い物を兼ねて6800歩ほど、立ち寄った1軒目のスーパーは納豆、練り物、お米、パン(食パンも菓子パンも調理パンも)、冷凍うどん、冷凍そば、スパゲティー、ミルクのコーナーが空っぽ、2軒目は精肉がすっからかん。写真を載せるとそれが買いだめ、買い漁りを煽るかもしれないから載せずにおくのだが、東日本大震災直後だってこんなじゃぁなかった、お米は店頭から消えたけれどすぐ元に戻ったんじゃなかったか。買いだめ、買い漁りがこんなに激しいのは生産者に不安があるためでもなければ物流を懸念しているからでもない、いや確かにジャストインタイムの名の下で物流在庫を圧縮した弱点がこういうとき端的に出るのは否定できないけれど、なによりも政府、知事、政治家が信頼されていない、というより庶民は彼らの言葉の裏の虚しさを読み取っているからに他ならない。私の責任で、一気呵成に、重大局面と勢いのいい言葉だけが踊り、あまつさえオリパラ延期が決まった途端にCPR検査件数が跳ね上がり陽性判定が急増する。まして「コロナファイターズ」とはなんぞや、具体性はほとんど感じられずこんなときに言葉遊びはいい加減にしろ、「国民に自粛を要請していながら奥さんはお友だちとお花見ですか」「いや公園じゃなくレストランの庭でして」相変わらずのご飯論法と揚げ足取り言葉尻捉えて言いがかりを「論戦」と称するアホらしさよ。といいつつ、吾とても庶民のはしくれ、ふとわが家の米びつは大丈夫かのフレーズが頭の隅を過ぎらなかったといえばウソになる。実はわが家では毎日が日曜日の主夫が料理を司っているわけなので、今夜のポトフに使うジャガイモ、ちょうど昨日のハンバーグで無くなった玉ねぎ、毎日のミルク、豚レバー(昨日ニラを買ったので)と買い進めて、思わず缶詰めに手を伸ばしたところをグッとこらえ、ハナ(わが家の愛猫22歳)のドライフードだけ1つ余計に買って帰ってきた。

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