続IT書紀 基礎資料(1)

拙著『日本IT書紀』執筆開始から20年。その続編(1981〜1990年)の基礎資料として保管していたのですが、そろそろ整理するかな。

ということで、その一部を。

情報サービス産業協会の図書だったので、背表紙にラベルが貼られています。判型はB5サイズ(現在はA4サイズが主流)、和文タイプの輪転印刷(現在はワープロ/DTPによるレーザープリンター出力)、レザック紙やコットン紙による簡易製本が基本でした。
詳細は「IT図書館」( https://itlibrary.hatenablog.jp/ )を参照してください。

報告書1981-03

1981年3月発行。八木富士雄(両備システムズ専務取締役)を座長とする技術委員会がまとめたもの。日本情報センター協会が実施した「ソフトウェア・メンテナンスに関する実態調査(1980年)」の分析と、情報サービス業におけるソフトウェア・メンテナンス管理方式についてレポートしている。 

報告書1982-03

1982年3月発行。会長は桑江和夫氏(日本ビジネスコンサルタント)、オンライン委員会の委員長は林基次氏(開発計算センター)、調査研究会の座長は大阪大学の西田俊夫氏。このほかに名和小太郎(旭リサーチセンター)、浜口友一(日本電信電話)、青井浩也(インテック)、市村高平(野村コンピュータシステム)、鈴木啓市(日本電子計算)……と、懐かしい名前が散見されます。

報告書1983-05

1983年5月発行。1982年、ベネズエラのカラカスで行われた第11回比較法国際会議におけるドイツ連邦共和国報告書を翻訳したもの。

報告書1984-03

1984年3月発行。ソフトウェア開発におけるツールの活用、ネットワーク/LANによる分散開発、ワークステーションの利用など、1985年から通商産業省の主導でスタートした「ソフトウェア生産工業化システム(シグマプロジェクト)」の予兆を示す報告書。

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