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看護師だからできること

看護師として働いているとき
どうしても物足りないものがあった。
「文章力を発揮する場所」だ。

患者さんの日報を書く仕事がある。
でも、簡潔に事実を淡々と書く。
どんなにいい文章を書いていても
それで時間外となっていれば
「そんなに詳しく書かなくてもいいから
早く帰りなさい」
と言われてしまう。

でも、インターネットで
記事を書くことを見つけたとき
すべてが解決された。
職場で自分の「得意」が発揮されなくても
私にはこんな素敵な場所があるのだと感じた。

そして、今は「看護師」として
出版を目指すまで成長した。

勇気をいただいた著者さんがいる。
すでに2冊出版している
養護教諭の渡邊真亀子さん。
渡邊さんも同じ看護関係の資格を持つ。

渡邊さんの著書を読み
「看護師でも出版できる」
「看護師だからこそ、伝えられるものがある」
のだと、胸が高鳴った。

今回の出版企画書も
著書を参考にさせてただいている。

看護師の私にしか書けないものがある。

「自分じゃ決められない、看護師さんが決めて」
と患者さんに言われることがあった。

「あなた看護師でしょう、ワクチンって効果あるの?」
と周りに聞かれることもある。

以前なら、自分の意見が正しいと
率直に答えを述べていただろう。

今なら、濁すかな。
でも、冷たいようだけど、本心は
「自分で調べて、家族と相談して
最終的には自分で決めるしかありません」

だから、本を読んで情報を集め
感想を書いて自分の意見を持ってほしい。
だって、自分の人生だから。

看護師として
読書感想文コラムニストとして
そう思っている。

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