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『なぜ共働きも専業もしんどいのか』

共働きでしんどい人、専業主婦でしんどい人は、この本を読みましょう。


子どもを持つ女性がしんどいと感じるのは
日本の構造に問題があるということがわかります。

共働きがしんどいと感じる理由は
親の帰宅が子どもが寝る直前で、十分に関われない
保育園に長時間預けて、子どもにとって良いのだろうか
仕事も子育ても家事も、全て担わなければならない
という多重課題。

専業主婦がしんどいと感じる理由は
24時間子供の面倒を見ながら
専業主婦であるということで
家事育児を完璧にこなさなければならないというプレッシャー。
一番の問題は「無償」であるということ。

専業主婦というのは高度成長期に
「サラリーマン」という仕事ができたことにより生まれたものです。
サラリーマンは長時間の通勤時間
長時間労働が課せられました。
そのため妻は、 疲れた夫を癒し
子どもの面倒を見るという、仕組みになっていたそうなんですね。

そもそもそれ以前は
農業や自営業は家族ぐるみで働くというものでした。
確かに、私の祖父母は、酪農・漁業を営んでおり
父と母も小さい頃から家業を手伝っていたといいます。
ですから専業主婦という歴史はとても浅いんですね。

共働きが推奨されているけれども
今の日本は
まだまだ長時間労働をする夫、
そしてそれを支える妻という仕組みのため
保育施設の完備が不十分であるわけです。

さて、私の意見ですが
男性の長時間労働が、女性を苦しめているのではないかと感じます。

日本の男性の労働時間は世界で一番長い。
そして男性の育児時間も世界で一番短い。

OECD、2021働き方改革ラボより
男女共用参画局より


労働時間の比較的短いアメリカ、スウェーデンは
育児時間も長くなっています。
そのため夫婦で協力し合えるので
女性も男性と平等に働くことができているのです。

共働きでも、専業主婦でも
夫の帰りが遅ければ、家事育児の負担はすべて妻。
だから苦しいのです。

日本の保育や学校の仕組みも少しずつ変わり
家事代行サービスが充実してきている実情もあります。
しかしながら、変わっていくのを待っているよりも
まずやるべきことがあります。

それは個人の生産性を高めるということです。
ここでは、専業主婦のしんどさを和らげるため
私の考えを述べます。

夫はサラリーマンです。
会社は昭和色が濃く、長時間労働です。
おそらく定年までに制度が変わるということは望めません。

となると、我が家は昭和さながらのサラリーマン家庭で
私が専業主婦をするという形が
マッチしてるのではないでしょうか。
しんどさをなくすために
私が夫の生産性を高めます。

まずは早く寝てもらう。
樺沢紫苑氏の著書『毎日を楽しめる人の考え方』では
睡眠不足だからパフォーマンスが落ちて
毎日長時間労働になっているという見解があります。

ですから、 夫は帰ってきてご飯を食べてすぐ寝る
というスタイルが往々にしてあります。
家事や育児を手伝おうとしてくれています。
でも、それで体を壊してしまっては意味がありません。

家事は休日に手伝ってもらうことにして
子どもとは楽しく会話をしてもらえれば十分。
平日しっかり寝ているので、休日夫は早起きです。
たくさん遊んでくれるので、娘も私も満足しています。 

さらに、夫に「楽しんでもらう」取り組みもしています。
好物の料理を用意したり、一緒に晩酌してあげたり、一人の時間を作ってあげたり。
楽しい時間を作ると、かなり癒されているように思います。

「いつもありがとう、感謝している」
と言ってくれるようになりました。
夏休みには、私と娘のために
既に旅行を計画してくれてると言っています。
最近では会社でも評価されているようなので
私の専業主婦という仕事もやりがいを感じています。

ただ時代は令和ですので
昭和と同じようにやっていたら苦しくなるでしょう。
私は「副業」を組み込んでいくのが
令和のスタイルだと思うのです。

もちろん家事は「有償」という考えです。
『逃げるは恥だが役に立つ』では
主人公みくりの主婦としての給料は
19.4万円であると言われています。
私はそれくらいの価値があると思って家事をしています。

だけど、もらえないんですよね実際には。
「収入がある」という感覚を得ることが
充足感に繋がると実感しています。

100円でも1000円でもいいから自分で稼ぐということ。
メルカリで中古品を売る。
ブログ記事に Amazon アソシエイトを貼る。
文章の添削、アドバイスをする。
現在はこれで、少額ですが収入を得ています。

全くないのとあるのとでは、雲泥の差です。
「自分の力で稼ぐことができる」という感覚は
専業主婦にやりがいをもたらします。

夫がサラリーマンを辞めない限り
私がフルタイムで働くことはないでしょう。
両親のサポートが受けられないので
子どもが小さいうちは、外に出て働くこと自体困難かな。

だから私は「在宅で働きたい」って思っています。
無理かもしれないって思う時もあるんだけど
今からできることをやっていこうと思い
こうやって発信しています。

発信を見た人が、記事を書いて欲しいって思うかもしれないし
取材をしたいって思うかもしれない。
いつかは出版もしたい。
そうやって働いていきたいって思うんです。

だから私、専業主婦だけどしんどくない。
もっとお金が欲しいという欲にかられたり
もっと成功したいと思うこともある。
でも、一旦立ち止まって、また戻る。
自分はいったい何がしたいのって。

子どもが大きくなって教育費用がかかるようになっても
本業は専業主婦でいたいです。
副業でコラムニスト、さらに看護師を追加する
それくらいのスタンスが
私にはちょうどいい生き方だと思っています。 

参考図書


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