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「TSUKUBA LIVE!」で踏み出す一歩

 みなさんこんにちは、筑波大学博士前期課程1年の菊池月です。
私は現在、筑波大学の人間総合科学研究群体育学学位プログラムに所属しています。長くて覚えにくい学部名ですが、要するに、体育・スポーツについて勉強をするところです。筑波大学の体育専門学群を卒業した後そのままこの大学院に進学したため、筑波の地で体育・スポーツを学んで今年で5年目になります。

TSUKUBA LIVE!には第一回から関わり、11月23日に向けては、企画マーケチーフを務めています。「企画マーケチーフってなんぞや?」というハテナが見えるような気もしますが、ざっくり言えばTSUKUBA LIVE!がより魅力的になるための中身を作る仕事です。広報チーム、演出チームと共に企画や内容を検討し、今回のテーマをいかに表現し、TSUKUBA LIVE!のビジョンをいかにして実現していくかを日々模索しています。

ツクリエイトの皆さんと会場装飾について会議中

「サメテタツ」ってなんだろうという話
 今回のTSUKUBA LIVE!のテーマは「サメテタテ」です。この言葉は、筑波大学宣揚歌「桐の葉」の一節にある「醒めて立て」という言葉から想起しています。宣揚歌は100年以上前に作られながら、今でも大会や試合の際には部員一同声を揃えて歌う、筑波大学のスポーツにとっては馴染み深い伝統的な歌です。しかし、当時のままの意味として用いるのではなく新たな時代に向けた革新を表現するため、カタカナ表記での「サメテタテ」をテーマとして掲げました。

と、少しかっちりとした話になりましたが、ここからは、TLクリエイターズの中で一番「サメテタテ」の持つ意味について考えていると自負する私が、なんだかこの少しわかりにくいテーマについてお話ししたいと思います。

人は誰しも、心に灯火を持っています。その大きさは人それぞれでも、なんかやってやろう成し遂げてやろう、あるいは、そこまで強くはなくとも、ちょっと変えたい変わりたい、そんな想いが心のどこかにあるのだと思います。だけど、その想いは自分には不釣り合いなんじゃないか、もし結果が出なかったら、上手くいかなかったら……そんな風にいろんなことを恐れて、その気持ちに蓋をしてしまう。蓋をしすぎて、そんな思いを持っていたことさえ、いつの日か忘れてしまう。でも、ふと他の誰かの灯火に触れた時に、自分の中の灯火がゆらゆらっと揺れてその存在に気づく。そして、自分よりもちょっと大きな灯火を持った人に出会うたびに、自分の中の灯火もちょっとずつ光を増していく。何かの拍子に小さな火種が薪に移り、小さな灯火が大きな炎となり、心の中に宿る。サメテタツ瞬間です。

今度は少し概念的な話になってしまいました。でも、「サメテタテ」って、そんな曖昧さを含んでいて、人それぞれ、いろんな解釈ができていいテーマなんじゃないかなと思っています。別に人生や価値観が180度変わる必要なんてなくて、けれど、TSUKUBA LIVE!が終わって、球技体育館から出る時に、来る前よりちょっとだけ前向きな気持ちになっているような、小さな声で「よしっ」と呟いてしまうような、そんな1日を作りたいという思いで、日々模索しています。

TSUKUBA LIVE! Summer Tuuune!を楽しむ観客の皆さん

私が想う「TSUKUBA LIVE!」の行く先
 TSUKUBA LIVE!は、筑波大学にとって、日本の大学スポーツにとって大きな挑戦です。日本ではまだ根付いていないホームゲームという文化を通して、大学と地域を盛り上げていこうとしています。同時に、私にとってもTSUKUBA LIVE!は挑戦の契機となる場でした。サークルにパフォーマンスの依頼を出すときや、自分たちで検討した企画を実行するときは断られてしまわないだろうか、企画がうまくいくだろうか、と非常にどきどきします。しかし、そんな小さな一歩を繰り返して時折感じる手応えを力に、再び挑戦する勇気を得ています。

TLクリエイターズは、まだまだ不完全で不十分な組織です。TSUKUBA LIVE!がこの先も続き、他の大学にとってのモデルケースとなっていくためには、やるべきことがたくさんあります。
TSUKUBA LIVE!はTLクリエイターズだけでは形にすることは出来ません。当日一緒に当日の運営を手伝ってくれるネセサリー(当日スタッフのことをこのように呼んでいます)、全力で戦ってくれるホームゲームの主役である選手たち、会場を彩ってくれるパフォーマー、楽しんでくれる観客の皆さんがいて、初めて開催することが出来ます。TSUKUBA LIVE!がそのビジョンを体現するためには、お客さんに楽しんでいただくことはもちろんですが、選手にとってもワクワクできる1日となり、ネセサリーにもまた関わりたいと思ってもらえるようなイベントになっていくことで、お客さんにとってもより充実した時間を作ることができるのだと感じています。
試行錯誤の日々ですが、「『TSUKUBA LIVE!』がより魅力的になるための中身を作る」という役職を担っている者として、当日までの残り3週間、小さな一歩を踏み出し続けて行きたいと思います。

TSUKUBA LIVE! Summer Tuuune!での運営の様子

開催概要

名称: 筑波大学ホームゲーム「TSUKUBA LIVE!」​
主催: 筑波大学アスレチックデパートメント​
日時:  11月23日(水・祝)15:00開演​
会場: 筑波大学球技体育館​
競技: バレーボール​(男子)
試合: 筑波大学 vs 東京学芸大学​
H P:  https://tsukubalive-volley2022.studio.site/

チケット:筑波大学生・教職員 500円
     一般 1,500円

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