【Maya】PYTHONPATHを通すバッチファイルの作成

Maya2024でスクリプトを管理するためにバッチファイルを使用してPYTHONPATHを通す方法をまとめました。


フォルダの作成

まずはスクリプトを管理するディレクトリを作成します。
ここで作成する階層は好きなように作成してください。

今回は以下のような階層を作りました。
D:\MayaPy\2024\scripts


バッチファイルの作成

エクスプローラーでMayaPyフォルダにメモ帳を作成して、拡張子txtをbatに変えてバッチファイルに変換します。


バッチファイルの編集

作成したバッチファイルを右クリックして編集でメモ帳で開きます。
以下の内容を書いて保存します。
SETでPYTHONPATHを通すパスを書き、STARTでMayaのアプリケーションを起動してEXITでバッチを終了させます。

SET PYTHONPATH=%PYTHONPATH%;D:\MayaPy\2024\scripts;
START "" "C:\Program Files\Autodesk\Maya2024\bin\maya.exe"
EXIT


バッチファイルでMayaを起動

保存したバッチファイルをダブルクリックして起動してください。
Mayaが起動できれば成功です。
PYTHONPATHが通っているか確認するには以下のコマンドをスクリプトエディタで実行してください。バッチファイルに登録したパスが出力されていれば問題ありません。

import maya.mel as mel
for i in mel.eval('getenv "PYTHONPATH"').split(';'):
    print(i)

バッチファイルはデスクトップにショートカットを作成しておくと起動しやすいのでおすすめです。


おまけ

バッチファイルにはPYTHONPATH以外にプラグインパスを追加したり言語を変える設定も存在します。

〇プラグインパスを通すコマンド

SET MAYA_PLUG_IN_PATH=D:\MayaPy\2024\plug-ins;

〇言語を日本語にするコマンド

SET MAYA_UI_LANGUAGE=ja_JP

〇言語を英語にするコマンド

SET MAYA_UI_LANGUAGE=en_US


参考URL

問題が発生してもこちらでは責任を負いかねますのでご了承ください。
自己責任でお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?