頑固親父( ・᷄֊・᷅ )

こんばんは〜。日曜日ということもあって、いつもよりは忙しかったですが気持ちの良い疲れです!帰ってすぐ読んでくれたかな?おやすみ前に読んでくれたかな?って営業終わりに考える時間が楽しい( ¨̮ )

さて、今日は我が古書店の店主について少しお話を。

働くことになった日の話しにも書いたのですが、今時珍しい昭和の頑固親父。無口でぶっきらぼう。仕事は俺の背中で覚えろタイプです。なので「本を売る」ことに関して何かを教えてもらったということは、たぶん無い。決まっている事柄は意地でも曲げないので、柔軟性は皆無ですが、そうでなければ口出しもしない。なので割と好きなようにさせてもらっています。普段話しをすると言っても、私の質問に二つ返事なだけなのでそこも私としては楽だったり。

でも唯一困ることが!!それは売りに来て下さった本を必ず!買い取るということ。状態が悪く売れないような本までも買い取ってしまうものだから店頭には並ばず、在庫だけが溜まり続ける一方。私が担当させて頂いてる2階は二部屋あるのですが、その一部屋は在庫置き場になっていてもう今にも床が抜け落ちそう!私が働くことになったことで元々2階の全室が本で埋まっていたのをこれでもクリーニングや修繕したり、一部処分したりと減らしたのにも関わらずまた増えてきてしまっています。少しでも店頭に出すべく、お客様がいらっしゃらない間は毎日私がコツコツ修繕しているのですが、修繕出来たからといって売れるかというとまた別の話し。店の本棚もパンパンで困ったものです。

しかも店主は大のネット嫌い。この時代にスマホどころか携帯を持っていません。パソコンももちろんありませんし、インターネットというものがとことん信じられないようです。私としてはあの大量の本たちをネット販売でもしてみたらどうかなと思うんです。二束三文でも店の奥に眠っているより、誰かに読んでもらえた方がずっと本たちも幸せなんじゃないかな、なんて。でもねぇ、駄目なんですって。お客様の顔を見て、手か手へ。これが店主の「本を売る」において最重要なのです。先ほど、「本を売る」ことについては何も教えてもらっていないと書きましたが、あくまでもそれは「売り方」についです。ただお客様の顔を見る、目を見る、手から手に、というのは耳タコです(笑)それほどまでに一冊の本にたいしての思い入れが強いといいますか、本への愛情が強いんですよね。どこぞの誰か分からん奴にうちの本は売らん!と。「うちの本」を買ってくれるお客様に売りたい、読んでもらいたいんだと勝手に思っております。そんなところが私がここで働きたいなと思えたところでもあると思うので、これからも溜まっていく本の修繕に努めていこうと思います。

それでは、おやすみなさい!

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