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障害者歯科へ行ってみたよ!(後編)


みなさん、こんにちは。月子です。
障害者歯科へ行ってみたよ!(後編)
はじまるよったらはじまるよ〜



まずは、前回のおさらい


改めまして。
前回のおさらいからです。
歯科受診の経緯をよーく思い出してください。


学校歯科健診→歯石沈着 (虫歯の指摘なし
受診結果→6本治療虫歯軽度3本+シーラントなど処置3本)


ちょ・・
え? 虫歯あったの・・・?



所要時間と次回受診までの間隔


海月くん。目視できる虫歯の治療と予防歯科は通院4回で終了でした。各回所要時間は30分〜1時間くらい。初回は1時間くらいかな? あとは30分程度。受診の間隔は、最初のうちは1週間〜10日間隔で、大きく間を空けず受診しました(1〜4回目)。

その次は1ヶ月後で、歯磨き指導+歯のお掃除(5回目)。更にその次も1ヶ月後で、フッ素塗り(歯医者さんで塗る高濃度のもの)+歯のお掃除など(6回目)。徐々に間隔をあけ、次回は2ヶ月後となりました。



処置、歯磨き、フッ素、やり取り


初回、2回目、3回目は・・・月子は診察台のすぐ横に椅子置いて座って様子を見たり、落ち着くようトントンしたり、声をかけたりしていました。

医師は、どこの歯を治療するかとか私にも説明しながら見せてくれました。虫歯になっている所も見せてくれたり、ラバーダム(ゴム製のシート)かけてる様子も見たし、虫歯になりやすい歯の溝部分を埋めるシーラントの処置(虫歯の予防目的)とか、色々見られて面白かった・・・。


歯磨きの仕方やフロスのやり方も詳しく教えてもらいました! 歯磨きしたくても口を開けてくれない・・・とか、脱走される・・・って話をしたら、磨く箇所の優先順位とか、ここに指を置くと口が開きやすいとか実際にやってみせてくれて・・・(涙)

「お母さん、海月くんのために頑張って磨いてくださいね」

って笑顔で(母親の頑張りにかかってるというような)悪魔の言葉囁かれるかと思ってたから、寄り添った対応をしていただいて、障害者歯科サイコーとなりました。


歯医者さんで塗るフッ素の話も聞きました。歯磨き粉に入っているフッ素とは違い高濃度のフッ素を塗るとのことで、3-4ヶ月に一度程度しか塗れないらしいです。(これ、多分小児の歯科でもやるやつだよね。行ってなかったから知らなかったけど・・・必要だねぇ・・・)


再診の時には、前回の帰宅後の様子とか、気になる様子なかったかをお医者様の方から確認してくれたりもしました。その場の処置だけでなく、その後のことも丁寧に確認してくれるってのは、すごく安心感に繋がったし、障害をもった患者のことを配慮してくださる場所なんだなと思えました。

ちなみに海月くんは、感覚に違和感があるのか、何度か指で歯を触ってました。


初回〜6回目までの様子と変化


海月くん、初回や2回目などは診察台を嫌がってゴロンが出来ず、月子や先生や歯科衛生士さんで押さえ、バスタオル巻きにして、ネットで固定してしまいました・・・。スモールステップが良いのは分かってるけど、1時間かけて受診のため来たし、そんな頻繁に来れないもんなぁ・・ってと思ってしまって。

お医者さまや歯科衛生士さんが丁寧に関わってくださったおかげか、あるいは本人が観念したのか。5回目の受診時には、診察台に横になるのは多少嫌がったけど、横になった後は落ち着いて機械の歯磨きができました。

歯の治療時は動くと危険なため身体を固定されますが、機械の歯磨きの時は、様子見つつ巻いてたバスタオルもネットも少しずつ外していきます。そして、最終的には何も巻かずにゴロン出来ました!(5回目だったか6回目だったかあたり) 月子が想定していたより相当早いタイミングでした。月子は、そこに至るまでに1年くらいはかかると覚悟していたので・・・すごいビックリ。




障害者歯科について思うこと


学校の歯科健診で、受診のお手紙もらわなければ歯科へ行ってないし、虫歯発覚しなかったな・・・と背筋が凍っています。このnoteを読んで、ドキドキしている保護者の方もいるのでは・・・。

進行した虫歯の治療となると、時間もかかるし本人への負担も大きくなるので、今回受診できて虫歯を早期発覚できてよかったなとカナリ思っています。大きい虫歯だと、麻酔も必要になったりして、本人も家族も大変ですよね。

なので、学校の健診で虫歯なしだったとしても、スモールステップで慣らすチャンス! と思って、歯科に通うことを月子はオススメしたいです。歯科は、予防に重点を置いて定期的に付き合う場所かなぁと感じました。それこそ、一生通うような場所。だから、痛みで辛い思いをして切羽詰まった状態ではなく、本人も親も、心に余裕のある時に通い始めるといいなって思います!



歯科、そして他科も想像して


ここからは、月子が考えてることをダラダラと書いているので、読むの面倒だったら飛ばしてください(笑)障害者歯科については、ここまでの内容で終わっていますので。


我が子の場合、重度知的障害(発語がない)なので、歯の不調を伝えることができません。虫歯になって歯が痛かったとしても、最初の不機嫌な様子から「歯」というパーツの異常に親が気づくまでに、どれだけ時間がかかるのだろう? と思います。本人の様子を見つつ推測するにも、「歯」ってなかなか難しい部位ですよねぇ。例えば「足が腫れて」「熱が高い」などと比べてわかりにくい。

だから、本人が伝える手段の獲得や伝えやすい方法も、セットで考えていかなくちゃなぁ・・・と思っています。「他者に気づいてもらう」ではなくて「自分から他者に伝える」ことを知って欲しい。


それと、病院って楽しいことがある場所じゃないから。なぜ行く必要があるのか・・・ってことを、今は理解できなくても伝えるは大切だよなぁ。。。って思って、本を一緒に読んでみたり、動画を探してみたりしています。(良いサイトや本あればぜひ教えてください〜)


他には。「この日にココの病院へ行くよ」ってことを、本人は知りたいよね。行き先が、本人にとって好ましくない場所だったとしても。だから事前の予告も必要だと思う。
そして当日の流れを伝えておくことも必要だよね。我が家はその日の流れを伝える際には、コレ(視覚支援アプリ)使っています。ちなみに・・・受診後のご褒美として病院近くの「コンビニでジュースを選ぶ」を伝えていたのですが・・・・

フッ素を塗った後
30分は飲食しないでくださいね
と言われてしまい、焦りました。
歯医者の場合、飲食のご褒美は要注意で(T_T)

何に変更しよう・・。
買うタイミング変えるかな・・・


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