ふるさと納税をした年に結婚して名前と住所が変わったらどうなるのか
ふるさと納税は寄付した年の1月1日の住所と氏名でやるもの、と勝手に思い込んでいましたが、実はそうでないことがわかりました。
色々とオンラインでも調べたのですが、こういった情報がまとまっているものが見当たらず、もし私と同じくどうしたらいいんだろう?と思っている方がいらっしゃれば参考になればと思い、noteにまとめます。
ただしこちらに書く内容は、2024年7月時点で私が確認した内容ですので、あくまで参考程度にお読みいただき、詳細な確認は各自治体や国税庁へお問い合わせをお願いいたします。
結婚する前に申し込んでいた分のふるさと納税はどうなるの?
年度の途中で氏名や住所が変更となった場合は、すでにふるさと納税を行なっている場合もあるかと思います。その場合は、以下のように、その状況に応じて手続きが必要な場合があります。
1.ワンストップ特例申請を提出済みで、ワンストップ特例申請を利用する場合(確定申告しない場合)
確定申告の予定がない場合で、ワンストップ特例申請書を提出後に内容変更が生じた場合は、自治体へ住所変更届の提出が必要となります。
寄付金を支出した年の翌年1月1日までの間に変更があった場合、翌年1月1日時点の住所や氏名を記入して提出するようです。提出期限は翌年1月10日までと記載がありました。
こちらは、各問い合わせ窓口から問い合わせする必要があります。窓口は直接自治体になるのか、自治体との間に1社入っている場合もあるので、ふるさと納税をした後の履歴などの問い合わせ窓口から問い合わせするようになります。
該当するふるさと納税のお申し込み番号や寄付受付番号、ワンストップ特例申請を提出済みであること、氏名と住所(もしくはいずれか)に変更があり変更したいこと、変更前と変更後の情報をお伝えいただくのが良いかと思います。
2.ワンストップ特例申請を提出済みで確定申告をする場合
確定申告をすることが決まっている場合は、今まで提出したワンストップ特例申請の変更届の提出は不要とのことです。
(あくまでもワンストップ特例申請の内容変更で、確定申告する場合は確定申告の内容が反映されるため)
手元にある寄付金受領証明書の内容が正しい情報ではなくても問題ないのか?と気になり、国税庁の国税相談専用ダイヤルに問い合わせしたところ、マイナンバーカードで変更前の情報と変更後の情報が確認できるため、手元にある寄付金受領証明書が変更前のものでも問題ないとの回答でした。
また、寄付金受領証明書の提出は現在省略となっているようです。もし確定申告後に不備などで書類の確認が必要となった際も、手元のマイナンバーカードの情報と照合するので、問題ないそうです。
3.ワンストップ特例申請をまだ提出していないが、ワンストップ特例申請を利用する場合(確定申告しない場合)
この場合は、すでに提出しているワンストップ特例申請がないため、1のような住所変更届は必要ありません。
ただし、寄付金受領証明書の名前と住所の訂正は必要なため、各問い合わせ窓口より訂正の手続きが必要となります。
内容の訂正後にワンストップ特例申請の提出、という流れとなるようです。
4.ワンストップ特例申請を未提出で、確定申告をする場合
2と同様で、特別な変更手続きは不要です。
これから行うふるさと納税はどうしたらいいのか?
楽天市場やYahoo!ショッピングからふるさと納税をする場合、請求先の住所が寄付者の情報となります。
これからふるさと納税を行う場合は、忘れずに変更後の情報(翌年1月1日時点の住所と氏名)に修正を行うと良いかと思います。
そのほか、さとふる・ふるなびの場合も、基本情報(お届け先ではなく)の変更が必要です。忘れずに変更しておきましょう。
まとめ
ワンストップ特例申請を利用する場合、確定申告をしなくて良いのは便利ですが、自分で確定申告をしない代わりに、住所変更届や情報の修正が必要になるようです。
対して、自分で確定申告を行う場合は、寄付金受領証明書が古い情報でも、問題ないということがわかりました。
また、確定申告をするかどうかわからないけれど、とりあえずワンストップ特例申請を提出している、という方もいらっしゃると思いますが、ワンストップ特例申請を提出していても、確定申告をする場合、確定申告の情報で手続きが行われるため、この場合も特別な手続きは不要です。
ただし、これから行うふるさと納税に関しては、ワンストップ特例制度を使う・使わない、確定申告する・しないに関わらず、返礼品を選んで寄付する前に、情報を更新しておきましょう。
私は今回、寄付先の自治体が6以上となる見込みなので、確定申告をすることになるかと思います。確定申告をするのは来年ですが、直前になってバタバタ変更などしないためにも、各所確認してみました。
同じ状況で迷われている方に、少しでも参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。