なんでもない話
生きることにはカロリーが要る、動くこと、知ること、見ること、考えること、怒ること、悲しむこと、歌うこと、話すこと、全部自分の体力を燃やしてなにかを得たり失ったりする
たまに、燃え続ける自分の火を見つめたままの自分に気づいて驚いて火を消してしまう、いったい何日間このままだった?出たすすを愛おしく思うときもあればただの汚れとしか見れないときもある
多分、私は燃え続けるのが苦手だ。
水に漂うように生きる人になりたい、自由で、いつでもそこにいて、他の誰でもない、明日にはいなくなってしまいそうな人、冷たさが心地よくて、身を溶け込ませるように日々の変化に馴染む人
自分の根っこを可視化させればさせるほど、私はクラゲに憧れた気がする
根を広げていくこと、汗をかくこと、本当に素敵なことだと思う、尊いものだと思う、でもどこかで自分はそんなんじゃいけないと思う、いつどこでかけられた呪いなんだ、飄々とした顔で生まれ持ったもので何かを成す人でありたかった、みんなが憧れる架空のキャラクターにもいるでしょそういう人、簡単な話
でも私が元から持ってるものなんて本当にちっぽけで、私は多分それを少しずつ広げてきたんだと思う、ゆっくりだし寄り道もたくさんしたけど、まだまだ小さいけど、認めなきゃいけない、私は今までみっともなく走ってきたし、これからも燃やして生きていかなきゃいけない、その道の途中だからで会えた人も沢山いる、みっともない私を愛してくれる人たちを本当に幸せにしたいと思う
できたすすをたくさん集めて真っ黒な絵画でも描けたらいい、描くことにもカロリーが要る、調節が下手だからたまに全てを断たないと生きていけなくなるけど、うまいことやれない自分も愛せたらいいな
本当に特になんでもない話
かき氷食べたいね〜
2021.07.22
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