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アメリカ5ドルミールセット③ 〰 ケンタッキー

さて、アメリカ5ドルミールセットの第三弾は、日本で私の世代ではマックに次いで、あるいは並んで馴染み深いファストフードのチキン部門の王者、ケンタッキーを取り上げてさせてもらう。

アメリカではKFCと称され、日本ではケンタ、と私の周囲では呼ばれる場合もあったが、ここではケンタッキーと私が一番しっくりくる呼称を使うことをご了承いただきたい。

今回頼むのは2ピースセット。ドラムとサイ、マッシュポテト、ビスケットのセット。

まず、たった1セントの差ではあるが、5ドルではなく、セットの価格は4.99ドルとなっている。

実態は5ドルであるのに、貧乏人には9のマジックがアピールされて、なんか安い錯覚に陥ってしまいそうではある。

皆さん、お気づきだろうか。
この時点で、私はこのセットの致命的な弱点に打ちのめされてしまった。

なんと、ドリンクがついてないのである。

これはとんでもない痛手だが、ケンタッキーに寄る前に、近くにあるスーパーでペットボトルを買うことで対策をした。

さて、これが実際に購入したセットである。

ナプキン、袋入りのフォーク、ビスケットにつける甘いバターソースとマヨネーズ系のソースがつけられていた。右上にぼんやり切れて写っているのが、スーパーで買ったペットボトル。
…えっ?

箱を開けて、正直に書いて申し訳ないのだが、貧弱なビジュアルにやられてしまった…

マック、バーガーキングのセットと同じ値段でこれか…というのが、第一印象だった。

そして実際、チキンを手に取ってびっくりしたのが、めちゃくちゃ小さいのだ。

ドラムが、半分ぐらいの大きさで、手羽なのではないかと思ってしまったほどだった。

アメリカでも何回かケンタッキーを頼んだことがあるけど、前回に行った時はドラムは、私の手では、手のひら全体でつかめるぐらい長さがあったはずだった。

今回のこのセットでは、私の小さい手でも親指と人差し指でつまめるぐらいしかない。

ここで、ちゃんと大きさがわかる写真をとって、皆さんにお見せすべきだとは思うのだが、出勤前に、中年女がファストフードの食事をかっこむ、慌ただしさのライブ感をご理解、分かちあっていただきたいので、撮影はしていない。

これはこのお得セットのために、サイズが小ぶりにされたのか、それとも近年のインフレで、実質値上げ的にサイズダウンされているのかはわからない。

味が変わらぬ美味しさなのはよかったけど、既に飲み物が省かれているのに、この小ささというのが、もの足りなさを通り越して、もの悲しくなってきてしまった。

アメリカ在住のyoutuberさんが、ケンタッキーには曜日限定のセットがあって、それはファミリー向けにはなるけど、かなりお得で満足度が高い、と紹介されていた。

なのでケンタッキーとしては、5ドルミールの枠で勝負するつもりがそもそもなかったのかもしれないけれど、それだったら、出さない方がよかったのではないか、というのがおひとりさまの感想である。

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