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花とゆめ

こちらの投稿で、ナウシカがきっかけでアニメージュを読むことになり、その過程でオタクになっていた経緯について書いた。

その頃、少年ジャンプでは絶賛、ドラゴンボールやCity Hunter、ジョジョといった大物タイトルが連載中で、聖闘士星矢だけでなく、かなりのジャンプ作品を、女子でありながらウォッチしていた。

そうなると、りぼんのような、王道の少女漫画と感覚的に距離ができるようになり、いつしか岡田あーみん作品以外は読まなくなっていった。

だが、全く少女漫画を読まなくなったというわけではなく、その頃から花とゆめ、LaLaといった白泉社から出ている作品を愛読するようになった。

ずっと後になった知ったのだが、集英社と白泉社は大元では同列の会社ということで、どうりで作風や装丁などに共通点があって、なるほど、と納得したのものだ。

その頃、「ジャンプは花ゆめのツバメ」という物言いも耳にして、小学生にして、ツバメ、という年上の女から贔屓される、年下男という俗語を理解するなど、役に立つのかわからない知識を着実に蓄えていた。

そのような言われようがされるほど、当時の花とゆめの作品の作風は、ジャンプに連載されているような少年漫画とストーリー的、絵的にも親和性が高かかった。

もちろん、ガラスの仮面というとてつもない王道の名作がラインナップにあることを忘れてはならないのだが、古くはパタリロやスケバン刑事といった男性の先生による作品、そして川原泉、佐々木倫子各先生作品など他の少女漫画雑誌では、見られないとにかく個性的な作品が多かった。

私が当時好きだったのは、ここはグリーンウッド、僕の地球を守って、笑うミカエル、フィーメンニンは謳うなどだった。

りぼんを読んでいたのは、小学生時代の数年だったけれど、花とゆめの場合は、小学校高学年から、中高、大学時代を通してずっと、一部の作品は社会人になってからもフォローしていたから(いるから)、相当な付き合いとなっている。

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