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法事は家族が集まるありがたい言い訳

私の父が他界したのは、2年前の7月。
というわけで昨日、家族だけの三回忌法要を済ませてきました。

父は石彫職人。
誰もが知ってる有名な会社の創業者や芸能人、歌手などの墓石を手掛けてきました。お寺の門前にある、寺名の刻まれた大きな石碑なんかも、たくさん残しています。知事名の刻まれた天然石の石碑も残っています。

兎にも角にも、後世に残る仕事って羨ましい。
そして遺族としては、誇らしい。
そこに行きさえすれば、父の書いた文字にいつでも出会えるというのも嬉しいですね。

今回の法要は、親戚に連絡をしたうえで、出席を遠慮してもらいました。
高齢の母の希望に沿って、家族だけの小さな法要です。

それにしてもこういう集まりって、これからあと何回できるんだろうね。
老いてすっかり小さくなった母を見て、こりゃ自分も歳をとるわけだわーとしみじみ思います。

規模は小さいながらも、法要はしっかりと。
読経後にお墓参りも済ませてから、そのまま家族全員で食事に行きました。
お店は母の一存で決定です。

私は初めて訪れたのだけど、なかなか良い雰囲気。
窓の向こうにはテラス席もあったけど、この日は酷暑だったので勘弁😓

落ち着いた雰囲気の店内

父には悪いんだが……くっそ暑い中、喪服を着て炎天下の墓参り。
ええ、そりゃあもう大変だったのですよ。


というわけで真っ先に自分へのご褒美ッ(プハーッ! 

ジョッキはニッカだけど、中身は生ビール(笑)

事前に予約しておいたのは、お刺し身御膳。
お刺し身の品数は多いし、天ぷらもサクサク!
いやー美味しかった💕

お刺身、こんなにたくさん乗ってていいの!?

母から「家に寄っていかないか」と誘われたけども。
この日の天気予報は下り坂。なんなら落雷にも注意、とある。
私は電車&バスだったので、さっさと帰宅の途につくことにしてお別れした。

そしてその選択は大正解。
川越の方では、落雷による火災もあったらしい。

そして私は最寄り駅でバスに乗った途端、ひどい土砂降りに遭遇。
大きめの折りたたみ傘を持っていたけれど、それでもヒザ下をびしょ濡れにして帰宅しました。

もう30分も早ければ、無事に帰れたかもしれない。
それでも久しぶりに家族揃ったのは、とても良い時間だったと思う。

実家に帰るのは大変です。正直、億劫に感じることも多々あります。
しかし法事という『言い訳』に頼らず、なるべく母と顔を合わせる時間を作りたいものです。

改めてそう感じる、初夏の週末でした。

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