只の独り言　１

　未だ見ぬ貴殿に初めてご挨拶申し上げる。
　先日幾つかの脚本やイラストを投稿して以来だが、ふとエッセイのようなものも書いてみようと思い立った次第である。
とは言えそんな大それた主張をするつもりも無ければ、賛同欲しさに投稿している訳でも無いという事をご了承願いたい。言うなればこれは只の独り言に過ぎない。

　さて、本日は好物のお菓子についてぼやこうと思う。
突然だが、貴殿はコーヒービートというお菓子をご存知だろうか。
知らずとも名を聞けば大体はお察しいただけるだろうが、コーヒー豆の形をしたコーヒー味の明治製チョコ菓子である。
これが同居人共々大好物な訳だが、他の明治製チョコ菓子と比べてスーパーでの陳列率が低いのだ。
同社製のアポロやマーブル、チョコベビーは陳列されていてもコーヒービートだけが無い、なんて事もざらである。
関西圏のみに限った話なのかも知れないが、ビッグサイズのコーヒービートを見かけた日には奇跡を見たと言わんばかりの喜びが込み上げるくらいだ。
是非とも打首獄門同好会にこの嘆きを歌っていただきたい程には、需要に対する供給が圧倒的に足りないように感じる。

　コーヒービートの陳列が少ない理由として考えられるのは、子供の人気が無い事だろうか。
アポロやマーブルの様な鮮やか且つ食欲を唆る色味でもなければ、食べてもそれらの様な甘味もあまり無い。
大人の味と言えば聞こえは良いのだろうが、当方のようなコーヒービートを好んで買う大人も少ない気がしてならない。
ならばコーヒー愛飲家はどうだろうか、否、カフェオレを固形にしたような味のチョコ菓子は彼等にとっては邪道の代物であるやも知れない。
考えれば考える程、コーヒービートはあらゆる者の需要から逸れている気がしてならない。
それならば陳列が少ないのも致し方無しと言えなくもないのだろうか、やれ悲しい話だ。
とは言えこれは単なる推測に過ぎず根拠は皆無である為、この問答自体が無意味なものである可能性も否定出来ない。

　そんなコーヒービートだが、最近そのビッグサイズが格安スーパーと名高いラムーよりも安価で売られているスーパーを発見した。
正確にはスーパーセンターと称される、知る人ぞ知るトライアルである。
これをきっかけに二週に一度はトライアルで生活必需品を買いに向かっていた訳だが、ここ数週間でまたコーヒービートのビッグサイズが陳列されなくなったのだ。
それも値札だけが残っていて、肝心の実物が無いのである。
入荷頻度を把握出来ればいいのだが、在庫が無いならいっそ枠そのものを無くしていただきたいと思うのは些か強欲だろうか。
何ならAmazonやらで定期的に箱買いした方が早くて安上がりな気さえしているが、そこまで継続的に食べたいかと訊かれれば首を傾げてしまうのが面倒な所である。

　こんなぼやきをここまで読んでいただいた貴殿にお願い申し上げたい。
「このスーパーだとビッグサイズのコーヒービートが○○円で売ってますよ！」
とコメントで教えていただければ幸いである。
無論これは強制ではないので、興味の無い方はそのままスルーしていただいて問題無い。

コーヒービート、食べたい時に買えるようにして欲しい。