只の独り言

 未だ見ぬ貴殿に初めてご挨拶申し上げる。
 前回の独り言に番号を振るのをうっかり忘れてしまっていたが、よくよく考えれば特につける意味も無い事に気付いた。
アクセス状況を確認する際に便利と言えば便利だが、それだけあっても結局只の独り言故書いた内容を憶えていない事もちょくちょく出てきたためだ。

 さて、突然だが貴殿は「何もしたくない」状況に陥った際はどのように対処されるのだろうか。
前回の落ち込んだ時とは似て非なる、特段体調不良という訳ではないのに身体がだるく感じられる事もおありだろう。
無論これはその直近のメンタルに起因している可能性もあるのだが、当方は気候が原因となる場合が多い。
例えばここ数日、関西ではこの一週間で寒暖の差が激しい。これが原因で風邪を引いた人も少なからず居る事だろう。
そこまでには至ってないが、頭が重く感じて必要以上の睡眠欲に駆られてしまうのである。
一人暮らしの時期ならまだ良かったが、現在は同居人が居る故ヒモとして最低限の家事はこなさなければならない
……と、ここまで書いてまだ洗濯機を回していない事に気が付いた。

 低気圧などが来た日には動く事すら億劫になる。
最近ふと懐かしくなってマインスイーパーのアプリを入れてしまい、深夜までそれをやってしまっている事も原因の一つではあるのだろうが。
だがやはり寒暖差と気圧変動は、この虚弱体質とって大きな弱点である。この二つが同時に襲って来た日には、いっそ発熱して風邪だと言い張りたい程に布団から出られなくなる。
幼少期はこのような症例は無かった筈なのだが、これが老化というものなのだろうか。(断じてダジャレではない)
平均的には確かに当方も血圧は低めなのだが、圧倒的低血圧な方はこんな日は地獄を見ていらっしゃるのではなかろうか。

 そんなお方にお勧めしたいのが漢方である。
同居人も当方程では無いが天気頭痛持ちである故、五苓散と呼ばれるものを常備してくれている。
これが消化器官の働きを助け、頭痛やむくみを解消する事で気圧に負けない身体を作ってくれるものであるらしい。
寒暖差には当帰芍薬散が効果的だ。こちらも我が家の常備薬である。
こちらは血行を促進し、身体の冷えを解消してくれる優れものだ。
月経による不調も解消してくれるので、女性にもお勧めしたい漢方である。

 難点と言えば、漢方は他の市販薬と比べて些か値が張ってしまう点だろうか。
天気頭痛用の市販薬と五苓散をamazonで検索すると、一番安価なものでも市販薬の約3倍と出ている。試すには少々懐が寒くなってしまうと思われる方もいらっしゃる事だろう。
だがその天気頭痛薬にも、実は五苓散が含まれているのである。
どちらを買っても同じなら、天気頭痛薬の方を買うのも一つの選択肢だ。
 胡散臭い、と仰る方も居るだろう。
だが実際に、医師が処方する事もある立派な薬品である。病院で貰うのならば自分で買うよりも多少は安価になる可能性もある。
何にせよ漢方薬は病原体を倒すものではなく、身体のバランスそのものを整えるものと考えれていただければ前述の効能についてもご理解いただける事だろう。

 さて、バッジ欲しさに小説が書けない日はこうして独り言を呟いている訳なのだが、この記事が貴殿のお役に立てば幸いである。
実のところ最近好調続きだったため、漢方を飲むのを少しばかりさぼってしまっていた。
まだまだ気候変動は続くと予測して、また身体のバランスを整えておく必要があるだろう。
生きる上で何よりの資本は、金などではなく自身の健康なのだから。

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