ライムグリーンの風(ライムグリーン①)【短編小説】
「あー。カッコいい。」
はぁ、とため息をついてそのバイクを見つめる。
Ninjaと言えば、ライムグリーンだよなー。
この何とも言えない派手なグリーンが、滅茶苦茶カッコいいんだよー。
現行のはもっとメタリックだけど、やっぱり俺は前のグリーンが好きだなー。
うんうん、やっぱりコレ、カッコいいよなー。しかも900とか。あー。俺せいぜい400しか乗れないからなー。やっぱ大型免許取ろうかな…。はぁ、いいなー。
「俺のバイクに何か文句あるのかよ。」
ドスの効いた声にびく